kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

強風の中走る

2011-03-09 | 陸上競技
水曜日、生徒は休みでした。しっかりと走っておきたいていう気持ちがありましたが、学外での練習はダメと言われてしまったので午後からの練習としました。ここに関してはかなりの疑問を感じますが…。学内での練習との違いがいまいち分からないですがあれこれ言われるのもどうかと思うので従いました。

練習は1時からにしました。気温も高くなってきてやりやすいだろうと考えていたのですが、強風で体感温度はかなり低くなっていました。日差しはかなり強いのですがそれ以上に風が強い…。サーキットを始めようと思った時に我慢できなくてコートを取りに行きました。本当に肌寒かったですね。昨日の体調不良から回復していない中での寒さですから辛かったですね。
強風でサーキットの道具やジャージが飛んでいきました。いやー大変です。昨日もかなり強かったようですが今日はずっとです。あまりに寒くてサーキット終了後は少し歩きました。耐えられませんでしたから。

寒かったですが練習はしっかりとやろうと考えていました。当然ですが。いつも通りドリルをしましたが、今回は接地にポイントを置きました。動きもですが力を入れるタイミングで全てが決まってきます。置いていくような接地ではなく鋭く強く地面に力を与える。これからスピードが生まれると思います。動き的にはかなり良かったと思います。強い接地と重心移動のタイミングを合わせていきました。
そのまま動きのリズムというか力の入れ具合について体感させようとかんがえていました。MAXで走るだけでなく少し余裕を持って力を使いながら前に進む感じを身に付けさせようと。MAXでの動きを繰り返していますが、時には余裕を持たせることめ必要かなと思ったので。しかし、配置したスティックが強風のため飛ばされてしまいました。何回かチャレンジしましたが走る時間よりも飛んでいったスティックを並べ直す時間の方が長くなりそうだったのであきらめました。うーん、計画が狂います。

次の段階に進んで加速ドリルを実施しました。風が強かったのも影響していると思いますが、重心の移動がスムーズになってきているので普段よりもスティックの間を広げないと刻めないような状態でした。見ていると明らかに動きが詰まってしまっています。このままでは意味がありませんから全体的に間を広くしました。これにより更にスムーズに。
加速ドリルで最初の動きを確認してから100mのスピード曲線について説明をしました。一生懸命に走るだけではなく、局面によって動きやスピードも変わってきます。ここを意識しないでひたすら走るだけではなく動きのポイントを把握して走らせていきたいと思いました。これは100mだけでなくロングスプリントにも生きてきます。100m全てが加速の動きではありません。全てが中間でもない。男子と女子で課題とする距離が違ってきます。ここ最近色々と考えていたのでそれを練習に生かしたいと。
課題を明確にすると選手は走るだけではなくやろうとする動きを意識します。今回は意欲を感じました。加速段階から中間に入る時の変化を意識させました。途中で後半部分のスティックがまた飛んでいったので、最後の数本はスティック無しで走らせました。追い風に乗ってかなりのスピードが出ていましたからダメージも大きいと思います。1本1本がトゥトレみたいなものですからね。そのままの流れで60mを数本。スピード感があって見ていて面白かったですね。この走りが実際のレースで出来れば大幅なベストにつながると思います。やはりスピード感が上がっています。

少し休んでセット走を実施。冬期の水曜日メニューをそのままやりました。150mを強い追い風の中で走っていますからこちらもダメージ大きくなります。向かい風の中でも走りましたがこちらはパワーが必要となります。アシステッドトレーニングとレジステッドトレーニングが同時に出来ますから効果が高いですね。
選手達には何度も声をかけました。もっともっとガムシャラになって自分の力を高めようという気持ちになってもらいたいと思ったからです。少しずつ自信を持ってきていますが、もっと走れると思っています。1年生エースがセット走の途中で走る順番を替わってくれと言われていました。スピードが鈍っていたからです。この瞬間以前の練習風景が浮かびました。自分が後ろからスタートしたいので走れていない選手に「替わって」と言って自ら負荷をかけようとしている姿です。
1年生エースには「弱いから言われているのだ」と伝えました。当然です。誰からも信頼されるエースであればどんな状態であっても力を発揮します。まだまだ本物ではありません。かなり悔しかったのではないかと思いますね。最後の1セットは気迫が溢れていました。自分が苦しくなった時にきちんと力が出し切れる選手になってもらいたいですね。

練習はかなり良くできたと感じました。苦しい中で変わろうとしている姿が見られたからです。今まで怖がって走っていた者も先のことを考えず前半から積極的に走れていました。変わろうとしています。大きなことです。チャンスだと感じました。これと同時に放っておいてはいけないと感じることがありました。

これ以後の練習についてはまた別に書きます。
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またも…

2011-03-08 | 陸上競技
またも体調不良に襲われています。なんだか分かりませんが先日から全く回復していません。

ここ数日間は咳がひどい。一昨日はそのおかげで腹筋が激しい筋肉痛になっていました。咳が出て一時的に呼吸が出来なくなっています。なんなんでしょうか…。声がきちんと出ない。鼻声になっているのもありますが、上手く声が出ません。

何とか空元気でやっていましたが、昨日の寒さにやられた感じがあります。むちゃくちゃ辛い。基本的に普段元気ですから、少し体調を崩すとかなりキツい。体調管理には気を使っているつもりですが…。絶対に薄着はしませんし(笑)。

とにかくキツい。明日には元気になるでしょうか…。とにかく寝ます。回復することを信じて(-.-)Zzz・・・・
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学年末考査終了

2011-03-07 | 陸上競技
月曜日、学年末考査最終日でした。この日は余裕があったと思います。逆にこのような日程のほうが気が抜けてしまって集中できない危険性があります。日曜日に9時から5時まで勉強会で強制的に勉強させましたから時間だけは確保出来たと思います。あとは本人達の集中力とやる気だと思います。

試験が終わってから若干の休息を取って練習としました。明日が高校入試のため学校に入ることが出来ないので少し走ってからウエイトをしようと考えていました。競技場でスタートまでやることにしました。練習に行くと卒業生男子が練習に参加していました。卒業しても競技を続けるということです。こうやって競技にしっかりと取り組んでくれるのは嬉しいですね。これだけで少し練習の雰囲気が変わりますね。ありがたいことです。

サーキットをやってからドリルをしました。サーキットでかなり身体が温まります。出来ればもっと1つ1つの動きに集中して取り組んでもらいたいですね。疲れてきてからの動きが雑になります。ここに差が出ます。本当に強くなりたいという気持ちがあれば最後まで集中して取り組めるはずです。
その後の動きに関しては土曜日にやったものを実施しました。重心移動と接地の強さを合わせて意識させました。この段階で動きが潰れてしまったら絶対に走れません。中には腰が落ちてしまったり、衝撃に耐えられずに崩れてしまう者がいます。もっとしっかりと動きを身に付けてもらいたいですね。速い動きになると脚が直線的ではなく回転運動になってしまう。特に後ろの回転が気になります。なかなか難しいですね。

動きの確認をしてから加速ドリルを少し。思った以上に風が冷たくて身体が温まりません。サーキットをやった直後は良かったのですが加速ドリルに入った辺りから冷たい風が吹き始めました。なかなか暖かくなりません。しかし、スタート練習をしているかどうかは分かりませんがスムーズに加速できるようになってきた感じがします。スピードも出るようになっていました。重心移動がスムーズになってきたのかもしれません。まだまだですが。

そのままの流れでスタート練習へ。スタブロからの走りもスティックを置いて動きを作りました。スタート練習はやはり繰り返さないと身に付かないと思います。これまでは短短は時間を取っていましたが短長はそれなりに…という感じでした。もっとしっかりと動きを見ていかなければいけませんね。力の方向性と脚運び。これは見ていって修正しないと変わらないと思います。癖が出てしまうので集中して動きを繰り返しやっていってスムーズな加速ができるようにしていきたいですね。
せっかくなので卒業生と一緒に走らせました。走れる距離が限られているので最大限走れるように設定しましたが、もう少し距離が欲しいですね。客観的に見ていましたが数人は動くようになっています。これでもう少し距離が取れれば中間へスムーズに結びつけることが出来ると思います。少し伸びるというのではなくしっかりと力が発揮できるようにしていきたいと。今後はこの部分にも目を向けていきたいですね。

終わってから学校に戻ってすぐにトレーニングにしました。シャフト補強とプレート歩行。基本的な身体作りメニューです。ここ最近は補助種目を実施出来ていなかったので時間をかけてやっておきました。最後にウエイトも。ここは選手に任せました。これくらいは自分達で出来なければいけません。

最後にシーズンインに向けてミーティングをしました。これからの日程の概要を説明して自分達が本当にやらなければいけないことを確認させました。これからは多くの時間が使えます。自分達が目指すものがあればやらなければいけないことが見えてくるはずです。練習をするだけでは足りないことがあります。

卒業生がいたので良い機会だったのでもう一度先日話したことを伝えました。「卒業生の強さは先生がやれと言った事は何がなんでもやる」ということでした。だから強くなった。今の選手はどこまで伝わっているのか正直分からない部分があります。互いに信頼関係を作れなければ絶対に強くはなりません。私がやれと言った事に対してどれだけ真剣に取り組んでくれるか。そこが全てを決めます。体重管理、体調管理、身体作りは自分でやらなければいけません。繰り返しになりますがやるのは私ではなく「選手自身」です。

他の部活がどれだけやっているかは分かりません。しかし、今のうちの部活は高生活の多くの時間を練習に使っています。練習が出来なくて良かったと思うような選手ばかりではないと思います。明日のように「練習ができない」からといって遊び回ったり、ラッキーだと思うようでは絶対に戦えません。時間は誰にでも平等に与えられています。しかし、限られています。有効に使えない者は強くはなりません。どう使うかなのです。

かなり話をしました。これで伝わらないようなら今シーズンは無理だと思います。自分が戦いたいのであればきちんと意味を理解しなければいけません。何故ここまで話をするか。その意味がわかるかどうかです。「心」を感じ取れる人間になってもらいたいですね。戦える選手になれるかは、自分次第です。「心」を育てていきたいと思います。
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まずは自分達

2011-03-06 | 陸上競技
暖かくなってきてもう少しで2011年度のインターハイ路線への大会が始まるというのを感じ始めました。今まできちんとやってきた者は力が付いている出少子、そうでない者は維持ではなく力が落ちているかもしれません。冬期練習は半年近くありますから別人のように強くなる者もいますし、別人のように走れなくなっている者もいます。
特に女子は意識しないと体型自体が大きく変わってしまいます。それだけで走れなくなるのは間違いないですね。中学2年生から3年生に上がる時、高校生になって冬期を越えて学年が上がる時というのは女子にとっては大きなものになります。ここで走れなくなる女子は多いですね。

うちの女子もご多分にもれず…という感じがありますが筋力増加と体重増加はある程度比例する部分があります。筋力が飛躍的に上がるとそれに伴って体重も増えます。最大理想は筋力だけ上がって体脂肪率が上がらないという状態ですがかなり難しいと思います。筋力は飛躍的に上がっていますが、体重も…という感じでしょうか。

冬期を越えて、周りがどうこうというのは考えなくて良いと思っています。まずは自分達がきちんとした練習が出来ているか、自己管理が出来ているかが重要だと思います。対戦していく相手が強くなっている、強くなっていないという部分よりもまずは「自分が強くなっている」事が大事なのです。
相手がいる種目ですから自分がきちんと練習をやっても相手がそれ以上にやっていたら追い付けません。陸上競技は冷たい種目ですから努力だけでは追い付けない可能性は十分あります。それでもやらないと戦えません。まずは自分自身が勝負できるレベルまで強くならないといけないのです。毎年戦えるレベルというのはある程度の水準があります。そこまで自分の力を高めていって初めて戦えるかどうかの話になるのです。

簡単には負けないと自負しています。それだけのことはやっていますから。周りが強くならなくて勝てる事を期待しているわけではありません。自分が強くなって勝負できるレベルまで引き上げて初めて意味があるのではないかと考えています。他力本願ではなく、自分自身の力を高めて戦っていくから面白い。足の引っ張りあいではなく、高め合う事で強くなってもらいたいなと思います。

冬期を越える。簡単な事ではありません。だからこそ大きな差を生み出す可能性がある。昨年とは違う結果を残せる可能性があるのです。自己管理がしっかりとできるようになれば自然に強くなる。ここができるようになるだけで大きな成長になります。実際の所できない選手が多いというのが現実ですが。

相手が弱くなることを考えても意味がありません。まずは自分が勝負出来るレベルまで力を上げていかないといけません。勝負の舞台に立てるだけの力を自分が身に付けないといけないのです。まずは自分が強くなる。相手が云々ではなく自分自身が力を高めない限り何も変わらないのです。勝負をするためにはそれ以外にはありません。自分が強くなって初めて戦える。

これからが本当の戦いになります。女子の体重管理、大きな課題です。普通のチームが戦えるようになるためには中途半端な取り組みではどうにもなりません。覚悟を持って最大限の努力をしていかない限りは何も生み出しません。やるしかないですね。

どれだけ伝わるかです。全ては自分自身の取り組みです。意識できるかどうかで全てが決まってきます。あと1ヶ月でレースが始まります。どうするか…ですね。やるのは選手自身。それだけです。
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充実した練習

2011-03-05 | 陸上競技
土曜日、朝から快晴でした。久しぶりに競技場で練習をしてみようと気分になるくらい天気が良かったですね。競技場に行くのは前回理解できない話をされて以来です。ちょっと気が引けましたがそれでも走れるのであれば行きたいなと。スパイクを履いてはいけないと言われてかなり気分を害しましたが、連絡不徹底の部分があったみたいなので仕方ない部分もあるかなと。大人になりました。

競技場でサーキットをやりましたがかなり汗をかきました。思っていた異常に暖かかったですね。シーズンインが近づいてきている感じを受けます。それに合わせて動きの確認もタータンの上でやることにしました。グランド状態がいまいちだったので乾くまで待つという部分もあったんですが。反発をもらう動きをさせると以前よりも身体が浮くようになっていました。何故かは全くわかりません(笑)。半年ぶりにやったと思うのですが、上手く反発がもらえるようになっています。
あとは少し時間をかけて脚運びと重心移動のためのドリル。地道にやってきたことを少しずつスプリントに結びつけていく作業です。まずまずの動きが出来ていると感じました。もちろんまだまだですが少しキレが出てきました。暖かいのも影響しているでしょうね。

せっかくなので短い距離ですがスタート練習もしました。前日にスタートの確認をしていますからそれを走りにどれくらい生かせるかという部分を見たいなと。土の上で走るのとは違う部分があると思います。何本か出の感じをつかんでから実際にピストルの音に反応して出しました。まだ加速段階の前半部分しかやっていませんから中間へのつなぎをどうするかという課題があります。筋力が上がってきている者はスムーズになってきました。パワーだけではなく技術的な改善をしていかなければいけません。ブロックを押すだけならパワーでなんとかなりますが、きちんと押して重心移動が生まれるようにするには技術的な部分が影響してきます。それ以後の脚運びに関してもじっくり取り組んでいこうと考えています。

スタート終了後、競技場で走ろうと考えていたのですが水が浮いてきてそれどころではありませんでした…。全く走れる状況ではありません。仕方ないので諦めて学校に戻ることにしました。学校は水はけが良いので問題なく走れますから。
スピード練習をしたいと思っていたのでバトン走をしました。これまでバトンに関しては安定感が全くありませんでした。ここ最近はバトンパスに関してかなり真面目に考えてきました。ミスが多い理由も私なりに考えて改善策を立てました。今回はこれを試すことにしました。受ける側がどうするかをしっかりと把握していかないといけません。かなりの本数をやりましたが今までとは違う感じですね。見違えるくらい安定しました。ほとんどミスがない状態になりました。まだまだだとは思いますが、こうやって改善していく事ができれば戦えると思います。本人達も手応えを感じていたようです。さらに別の形でバトン走を。こちらはスピード負荷をメインにしました。まずまずです。

最後にセット走をしました。暖かいのでスピードが出やすくなります。その中でしっかりと追い込もうと考えていました。それまでにかなり走っていましたが少し長めの距離で更に走ることにしました。どれだけ自分で目標を持って取り組めるかです。男子は短短メニュー、女子は短長メニューとしました。女子も短短がいますが最終的にマイルで勝負を考えていますからそれに対応するための練習を取り入れていかなければいけません。マイルだけではなく4継もです。ある程度の本数が高いレベルで勝負できる状態を作っておきたいですね。比較的高いスピードレベルで走れたのではないかと思います。

最後の最後にウエイト。やはり基礎筋力が上がっています。ここ最近、毎年1年生の筋力が高まっています。特に女子は前年と比べると飛躍的に高まっています。今の1年生女子は2年生とほぼ同じ筋力になっています。これに体幹の強さが合わさっていけば本物になるでしょうね。細かい部分の筋力が不足していますから自分達でどうしていくかです。

練習負荷としてはかなり充実したものになったと思います。これからシーズンに向けて慌てずしっかりと取り組ませたいと思います。
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スタートの確認

2011-03-04 | 陸上競技
金曜日、前日の続きで色々とやらないといけないことがありました。とにかく時間がかかる…。他のことが何もできないような状態になりますがこればっかりは仕方ないかなと。こういう時間に陸上の事をずっと考えるというのが幸せだったりします。色々な事をイメージしながら練習ではこうしてみよう、もっとこういう言葉を使ったら分かりやすいのではないかと考えているとあっという間に時間が過ぎていきます。

金曜日の考査が終わると時間が取れます。月曜日に2時間試験があるだけですから気持ち的にも余裕があります。もちろん勉強疲れと睡眠時間が不足しているので身体にキレはないと思いますが、それでも時間が取れるというのは大きいですね。練習開始時間と補習が重なっていたので最初は練習に出れませんでした。サーキットだけですから問題はないと思います。
あまり量をこなすような練習は出来ないと思っていたのでスタートの動きの確認をしました。この日はこれだけをやろうという考えていました。多くの事をやるよりもポイントをしぼって取り組ませたいなと。スタート局面はやはり難しい部分があります。課題とする動きを明確にしていきました。

前から気になっていた足の流れを改善するために何をしないといけないか、どんな動きをしないといけないかを考えてきました。足の動きも大切ですがもっと大切な部分があります。足をひたすら動かしても進めたい部分がきちんと進めないと意味がありません。速く動かすだけではなくてぐっと進める感じを意識させたいと思っています。感覚的な言葉なのでどう表現したら良いのか分かりません…。グッグッと進んでいきたい(笑)。

見ていると進めたいのにスタブロがしっかりと押しきれない感じを受けました。押すことと前に引き出す事が同時に素早く出来ないといけません。押す方向も重要になってきます。しっかりとポイントを決めて見ていくと分かりますが、同時に複数の事を意識するのは難しいですね。1つ1つ改善していくしかなさそうです。急げば回れという感じでしょうか。

加速段階の足の流れを改善していきたいと思っています。これは足の動きだけを意識しても変わらないと思います。全ての流れがきちんとできて初めて変わってくる。今までとは違ってこの部分で勝負が大きく変わってくると感じています。短い距離で勝負する事を考えながらこれをロングスプリントにも生かしていきたい。そう考えています。

そのためにも1つ1つの段階をきちんと積み重ねていきたいと思います。やっているうちに速くなるというのではなく、狙って速くなるというのをしたいと思っています。たまたま速くなったというのは面白くないので。まだまだやらないといけない部分がたくさんあります。しっかりとやっていきたいですね。
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ウエイト&プレート歩行

2011-03-03 | 陸上競技
木曜日、学年末考査3日目。この日を乗り越えればある程度大丈夫です。もうひとがんばりという感じですね。とにかく勉強時間の確保を最優先。練習を1時間で終わらせるように工夫しました。テスト週間に入りかなり練習量を落としていますから、少しずつシーズンインに向けての準備段階に入っていかなければいけません。筋肉の疲労は抜けてきていると思いますが、精神的疲労がかなり蓄積しているはずです(笑)。辛抱するときです。

練習自体はウエイトとプレート歩行にしました。これだけで十分な負荷です。この3週間くらいはスクワットに注目して見ています。esaki先生から「浅い」と指摘を受けしっかりとした負荷をかけていく必要性を感じていますから、意識をさせていかなければいけません。意識をさせ始めてからはかなり深く曲げるようになりました。ウエイトはほぼ任せているところがありましたからやはりきちんとみていかないといけないですね。たった3種目、されど3種目。大事なことです。主動筋である大きな筋群はなかなか鍛えることができません。普段の練習でも強化はできていると思いますが、体幹部分のトレーニングを重視していますからきちんとした負荷をかけていきたいですね。

プレート歩行は軸を作るだけではなくきちんと重心を進める意識を持たせました。同じときに他の部がプレート歩行もどきをやっていたのですが、完全に意味がありません。失礼かもしれませんが「形だけ」だと思いました。本来目的とする動きが何かを考えないといけません。やることが大事なのではなく目的が明確であるかどうかが大事なのです。もう一度選手には確認をしました。足だけの動きではなく身体の中心から前に進めていく意識です。動かしながら身体がぶれないように保つ。この中で必要な軸であったり、体幹の筋群が強化できるのです。これからシーズンに入っていくためにも「身体を前に進める」という意識をもっと持たせていきたいと思いました。手足がどれだけ早く動いてもそこで勝負をするわけではありません。体幹をしっかりと進めていく。この感覚が大事です。

この日は寒かったので声をしっかりと出すように指示しました。勉強疲れもあるでしょうが、こういうときこそ元気を出さないといけません。なぜか数人は半そでで練習をしていました。あきらかに寒いだろうと思っていましたが本人達がいいならいいかなと(笑)。比較的声が出るようになってきましたが、もっともっと練習の雰囲気を盛り上げてもらいたいですね。こういう部分が大きな成長につながると思いますし、選手同士のつながりが生まれると考えます。しっかりとやらなければいけません。

練習終了後、かなりの時間を要する業務がありました。とにかく時間がかかる。労力というよりは時間がかかるのです。万が一のことがあるのその場を離れることはできません。ということで付きっ切りで作業。あまりにも時間をもてあますのでひたすら陸上のことを考えていました(笑)。ここ最近の課題であるリレーやスタート局面についてあーでもない、こうでもないと考え続けました。実際に自分で身体を動かしみたり(笑)。コンピュータルームで走ってました(笑)。で、感覚的なことが気になったので勉強している選手を1人呼び出して確認。30分くらいは問答をしながら考えました。スタートの動きでかなり気になっている部分があったのですが、その理由は・・・という感じです。意味を説明しながら本人の感覚とすり合わせていきました。ショートすプリントで勝負しようと思うとこの部分は避けては通れません。今までやっていたことが悪いというのではなく、もっと感覚的に合うものがないかという感じです。基本的なことを変えるつもりはありません。少しずつ合わせていきたいと思っています。これまで少し気になっていた部分がどう改善できるか。

ある意味有意義な時間でした(笑)。
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短時間での負荷

2011-03-03 | 陸上競技
水曜日、学年末考査2日目でした。前日は卒業式があったので朝の時間に軽い運動とウエイトだけ実施していました。放課後は勉強すればいいという感じで(笑)。最低限のことだけやっておいたので、水曜日は不足分を補うことにしました。なんだかなんだいってもテスト週間ですから長時間はできません。最大で1時間程度かなと。

サーキットをやってからシャフト補強。いつもの身体作りメニューの不足分を実施しました。先週の暖かさがウソのように風が強くなり、肌寒い感じでした。数日間まったく走っていなかったので走っておきたいという気持ちがありました。ドリル等をやっていても身体は温まりませんからひたすら身体を動かすということで温めました。見ていると動きが雑になりつつあるなと感じました。早く終わらせようというわけではありませんが、角度が浅くなったりキツくて止まってしまうというのが多々見受けられました。今回は細かく言わず全体的に投げかけるようにいいましたが、本人たちが自分できちんとできるようにならなければいけません。

走練習は短時間でしっかりと負荷がかかるようにしました。折り返し走のアレンジです。距離設定と休息時間を変えていきました。不完全休息の中での走練習ですからかなりきついと思います。こちらも細かくは言いませんでした。前日に3年生が色々と話をしてくれました。これを聞いて本人達が何を感じ取ってくれたかです。「走るだけ」では練習の効果は上がりません。数日間走っていないとはいえある程度の気持ちがあれば走れます。こういう自分と向き合うような練習を見ると各自の取り組む意識が見えてきます。きついのは当然です。そういう練習ですから。しかし、本当に強くなりたいと思えば最後の1歩まで集中できるはずです。卒業式のblogにも書きましたが、やはり「こちらが求める」レベルのことをしっかりと理解して行動してくれるかで大きな差になります。一生懸命走っているのはこちらにも伝わります。が、もうワンランク上の気迫が欲しい。それなりに強くなるというのではダメなのです。本気で取り組んでいって最大限の結果を出すという部分ができて初めて多くのことを感じ取れるようになるのです。

走り終わった後数人は倒れこんでいました。それだけの負荷をかけているから分からないでもないですね。その中でも特別落ち込んでいる者がいたのでどうしたのかと尋ねました。前日に卒業生から手紙をもらって「自分がやるんだ」という気持ちになって臨んだのに苦しくなってきてからは声が出せなかった・・・、情けないということでした。この部分は大きく評価できると感じています。やろうと思ったことが大事。そして、できなくて悔しいと感じることが大事。何度も何度もチャレンジしていって大きく成長するのです。短い時間の中で心が動くというのは大きなことです。卒業生がどのようなメッセージを送ったかは分かりません。私が知る必要はないと思っています。選手同士で何かしら引き継いでいくというのが大事。これが一時的なものではなく本物になっていくことを期待したいですね。

かなり走りました。とはいっても運動時間は10分程度ではなかったかと思います。ほとんど休まず走っていますからきついでしょうね。最低限の練習はできたと思います。まずまずです。
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Tシャツを作る

2011-03-02 | 陸上競技
今年も短距離でTシャツを作ることにしました。なかなかチームがまとまらないので何か1つの事をきっかけにしたいなという想いもありました。昨年作った「百花斉放」というピンクのTシャツはかなり好評でした。沖縄インターハイに行くんだという強い「想い」が込められたものでした。

今年は本当にどうなるのか分からない状態でスタートしていますから選手がそれぞれ勝手にやっているという感じがありました。目標を掲げる前にもっと基本的な部分に心を向かわせていかないといけないといった感じです。そのため背中に入れる四字熟語を考えさせました。こればっかりは私が考えても意味がありませんから。
持ってきた言葉が「戮力協心(りくりききょうしん)」でした。聞き慣れない言葉でしたからネットで調べてみました。意味は「全員の心をひとつにし、一致協力して物事を行うこと。
」というものです。ちょうど良い言葉だと思います漢字が難しいので読めないのではないかという不安がありますが…。

今回は文字の下にイラストを入れようという事になりました。絵を書かせたのですがビックリするくらい下手(笑)。本人には申し訳ないですがさすがにそれはないだろうというものでした。カメとウサギが走っているのですが横を向いてバトンパスをする。手足が長くてちょっと…。業者にお願いしてイラストを考えてもらうことにしました。それが一番無難だと考えたので。こちらからある程度のイメージを伝え、イラストレーターというソフトで簡単な図案を作って渡しました。あまりかわいらしくないのは着れませんからね。で、送られてきたのが下の画像です。



いやー完全に着ぐるみです(笑)。これは無いだろうと思いましたが一応選手に確認しました。やっぱり嫌だということだったので変更をお願いしました。なかなかイメージが伝わらないので様々なイラストを探して添付して送らせてもらいました。これにより大幅に改善されました。



一応、カメからウサギへバトンを渡すという図柄です。何故カメとウサギだったのかは聞くのを忘れていました(笑)。イラストの色は独断で蛍光ピンクにしました。目立つのではないかなと(笑)。

「戮力協心~心をひとつに~」という言葉を背負ってもらいたいと思います。この意味がきちんと分からないと今後戦っていくことは難しい。Tシャツを作るというだけではない大きな意味があります。チームとして成長していくきっかけにしてもらいたいですね。
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卒業式

2011-03-02 | 陸上競技
3月1日、県内の公立高校の卒業式でした。毎年この時期になると寂しくなりますね。いつかは来る「別れ」です。高校生にとってはこの「卒業」が一つの節目になります。卒業式自体は本当に粛々と行われました。「式典」ですから当たり前です。こういう場面できちんとした行動がとれないというのでは困ります。1年間で1番重要な式典だと思います。

卒業式終了後、しばらくしてからトレーニングルームで卒部式を行いました。他の部活動でも行うのかもしれませんが、わざわざ別の場所に集まって時間をとってからやっているのはうちだけかもしれません。形云々ではなくしっかりと別れ、区切りをつける場所が必要だと考えています。トレーングルームの前で保護者が全員待っておられました。3年間様々な部分で支えていただいた保護者です。お礼を言われましたがこちらこそ本当に感謝です。私のような指導者のやりたいことをサポートしていただきました。こちらからもお礼を言いました。選手が待っているので挨拶程度しかできませんでした。本当に申し訳ないですね。一人ひとりにきちんと感謝の言葉を伝えていくことができたら・・・。お許しを。

トレーニングルームでは記念品を卒業生に送り、卒業生から全員一言ずつ言葉をもらいました。どんな言葉でも良いと思っています。卒業生が卒業式の時に口にする言葉というのは本当に大きなものだと思います。一つ一つは書きませんが、在校生は何かを感じ取ってもらえたらと思います。tokusho陸上部に入って性格が変わった、引退してから当時言われてたことが分った、後悔して欲しくない、一つのことに一生懸命になることができて良かった・・・などの言葉でした。これは全力で取り組んだ者にしか見えないことだと思います。本当に大きな言葉です。怪我をして苦しんだ中で多くのことを学んだはずです。特に心に残っているのが「仲間の支え」という言葉です。全員が大小はありますが怪我をしました。その苦しい場面で多くの仲間に支えられたから乗り越えてこれた。仲間と一緒だから大きな目標に向かって進むことができた。自分一人ではできないことだったと思います。一つのことに一生懸命になってこれたというのはこの3年間で大きな財産になるはずです。

私からは「本当に楽しい3年間だった。ありがとう。」と伝えました。引退の時にかなり話をしましたから感情的にはならないだろうと思っていましたが、この3年間を振り返るとやはり熱いものが込み上げてきました。私自身が選手として強くなりたいと思ってやっているときは本当に簡単でした。誰か他の人に頼るのではなく自分自身がやればいいのですから。「絶対にやる」ときめたことは自分自身の意志でやればいい。しかし、指導者になって「他者を目標に向かわせる」ことの大変さを痛感しました。自分以外の人間の「心」を動かすというのは簡単なことではありません。やれば必ず強くなるのに、それがなかなか伝わらない。競技以外の場面で物事にしっかりと取り組まなければ競技場面で絶対にミスをする。何度言っても上手く伝わりませんでした。今年の卒業生はそれがきちんとできた学年だったと思います。こちらが「やれ」と言ったことはどんなことがあってもやろうとする。こちらが求めていることをしっかりと考えて自分たちで行動することができる選手たちでした。特に最後の1年間は本当に楽しかった。全員がインターハイに行くんだと心から思って全力で取り組む。これができるから見違えるように強くなる。うちのような普通のチームがここまで強くなったのは選手の強い「想い」があったからだと思います。一緒に競技ができて本当に楽しかった。ここまで純粋に競技に向かってくれる選手達と出会えて本気で競技に取り組めて本当にありがたいと思います。

この子達に求めていたのは「高校生レベル」の行動ではありません。一人の人間として必要だと思うことを求め続けていました。言われていることを理解することができないことも多かったと思います。周りの高校生は「楽しく」「適当に」生活していますから。言われているときにはなかなか分からないものです。それは本人達も口にしていました。しかし、本当に大切なものは何度も何度も繰り返し話をしていかなければいけません。どんな小さな事であっても目を背けてしまったら成長はありません。今の選手はこの部分がかなり劣っています。だから何度も何度も同じ事を繰り返す。変化の兆しが見られない。難しいですね。卒業生が全てできていたとは思いませんが、この姿を見て何かを感じ取ってくれないと本当に成長できません。

卒業生には「正しい心」で物事と向き合うように話しました。これから先多くの判断を迫られることがあります。自分が「楽しい」というだけで行動を起こしてしまうと良いことはありません。その行動がこれから先にどのような影響を及ぼすかを考えないといけません。自分自身が「これは正しい」と思って行動して失敗するのであれば仕方ない。自分で「これをやったら良くない」と思うことをすれば絶対に良いことはない。いつも「心」を大切にするように話してきました。この部分をきちんと理解してくれれば絶対に大丈夫だと思います。

また、小さな事の積み重ねの大切さについても念を押しました。特に最初の1年間は他の誰よりも早く職場に行って色々なことをするように言いました。こんな私でも最初の数年間は7時前に職場に行ってコーヒーを入れたりしていました。それでどうこうという話ではありませんが、こういう積み重ねがあるといつの間にか周りが助けてくれるようになります。大きな成功を1つするよりもきちんと小さな事を積み重ねていくことが大事です。小さな事3つ達成すれば大きな成功と同じ事。大きなミスを1つすることと小さなミスを3つすることは同じ。小さな事だからと適当に考えていたら良いことにはなりません。小さな事を大事に率先してやるように話しました。

これから先の人生に幸多きことを祈りたいですね。本当に卒業おめでとう。感謝。

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