金曜日、離任式でした。正直なところ、離任式には出たくないという気持ちがありました(笑)。本当にお別れをしなければいけないというのを直面することになるからです。いや、これは難しいところなんですよ。やはりクラスの生徒には直接「別れの言葉」を伝えないといけないという気持ちはあります。しかし、目の当たりにすると本当にそのことが伝えられるだろうか?先に感情が出てしまってそのことが言葉にできないのではないかもいう気持ちがありました。だからと言って避けて通れる話ではないんですけどね。
午前中は勤務、午後から離任式のために前任校に戻るという形でした。本当に10日しか経っていないのに何だか別の学校という気がしました。これは私の感覚です。すでにお客さんという感覚。当然なんですけどね。一抹の寂しさを感じながらこれが現実なんだなと突きつけられました。この学校でこれから先働くことはないんだという事実。ある意味これで私自身冷静に考えることができるようになった気がします。
最初は生徒全体の前で挨拶をすることに。以前からこういう場面で話をしても「kaneko」という人間を分かってもらえない状態でどれだけ話をしても意味がないんじゃないかと考えていました。冷たいかもしれませんが。それでもクラスの生徒が「先生の話を周りにしてほしい」という要望がありました。うーん、すごく嫌なんだけど(笑)。離任式に相応しい話ってなんだろうか?考えたけど分かりません。
新しい学校での出来事を話しました。ペットボトルの自販機があった。私の好きな炭酸水が販売していたので赴任した初日の朝購入しようとしたらいいお金が落ちてくる。その日の昼にチャレンジしたらまた買えない。更に夕方買おうと思ったらまた買えない(笑)。これを3日間繰り返したのでひょっとしたら受け入れてもらえないのではないか??と不安になりました(笑)。そこで他の先生に相談したら「私も買えなかったよ!大丈夫!」と笑顔で話してもらいました。更には勤務初日、下駄箱の名札が何度も落ちていました。これはしばらく続く。毎回毎回入れ直していたのですが毎回おちている。またも受け入れてもらえないのではないか?という気持ちになって入れ直していると他の先生がセロハンテープを持ってきてくれて一緒に止めてくれました。ありがたい。
なんの話かわからないですよね?!(笑)。実際、私が何かをするときというのはあらゆる場面で他の方々に助けられているのです。多くの方々に支えられて今の自分がいる。相談したら話を聞いてくれる方がいる。困っていたら手を差し伸べてくださる方がいる。前任校でも同様だったのです。朝早くから私の話を聞いて相談に乗ってくださる先生、クラス運営を支えてくださる副担任の方々、更には私が陸上競技に取り組むうえで一番近くでアドバイスをくださり、叱咤激励してくださった先生。離れたことでそのありがたさを改めて感じました。今が当たり前ではない。普段は気づかないかもしれないけど、ふとした瞬間に気づくのです。感謝しかありません。気づかないことが多いのです。一緒に働いてくださった多くの方々に感謝です。
こんな雑談のような話が前半。後で怒られるかもしれないなと思いながらいつもの調子で話をしました。
もう一つは「目の前のことを全力でやる」という話。好きな言葉に「一生懸命だと知恵が出る 中途半端だと愚痴が出る いい加減だと言い訳が出る」というのがあります。目の前のことに対して全力で一生懸命に取り組んでいたら「どうすればうまくいくだろうか?」と考えるようになり、あれこれ方法が見えてくる。そして助けてくれる人も出てくる。中途半端にやっていたら「なんでこんなことやらないといけないんだ」とか「面倒だからやりたくない」というような愚痴が出てくる。適当にやっていたら上手くいかない理由を自分以外に求める。「◯◯があったから上手くいかない」とか「◯◯さんが手伝ってくれないからこんなことになる」というように自分の責任を果たさずに他のもののせいにする。だから上手くいかない。
高校生活は限られた時間しかない。だからこそ、目の前のことを一生懸命にやった方がいい。文句を言うのではなく言い訳をするのではなく一生懸命にやる方が良い。全力でやるから楽しいのです。そして卒業する日に「この学校を卒業して本当に良かった」と感じてほしい。なんとなく過ごしてなんとなく卒業するのではなく、やるだけの事をやって大切な時間を過ごしてほしい。
難しい話をしてもなかなか伝わらないと思います。限りなくシンプルな話しが良いかなと思ったので。漠然と全生徒を見ながら話しました。一人の顔を見るのではなくぼんやり顔を見ながら話しました。最初はこの場面で泣いてしまって話ができなくなるのではないかと思っていましたが、何とか無事に話せました。
「泣いてしまうのではないかと思ったけど、大丈夫だった(笑)」と話した後にクラスの生徒の方を見るとみんながこちらを見てくれていました。一人一人の顔を直視してしまいました。感情的になりそうだったのでその瞬間に「顔を見たら限界がきたので話しを終わります」と宣言して終了(笑)。危なかった(笑)
他の先生の話を聞きながら転勤するんだなーと思っていました。最後の花束贈呈、生徒会から花束を受け取ることに。体育館で泣かずに済むと安心していたらクラスの生徒が私の所に花束を持ってきました。んー、と思っていた瞬間、泣きながら「先生(T ^ T)」と言われ速攻で撃沈。このタイミングで来るか?という感じでした。お互いに何を話しているか分からないくらいの状態。花束だけ受け取って降壇。うーん、涙が止まりませんでした。
ここからが生きていてよかったなと心から思う出来事がありました。あまりにも長くなるので記事を変えます。
午前中は勤務、午後から離任式のために前任校に戻るという形でした。本当に10日しか経っていないのに何だか別の学校という気がしました。これは私の感覚です。すでにお客さんという感覚。当然なんですけどね。一抹の寂しさを感じながらこれが現実なんだなと突きつけられました。この学校でこれから先働くことはないんだという事実。ある意味これで私自身冷静に考えることができるようになった気がします。
最初は生徒全体の前で挨拶をすることに。以前からこういう場面で話をしても「kaneko」という人間を分かってもらえない状態でどれだけ話をしても意味がないんじゃないかと考えていました。冷たいかもしれませんが。それでもクラスの生徒が「先生の話を周りにしてほしい」という要望がありました。うーん、すごく嫌なんだけど(笑)。離任式に相応しい話ってなんだろうか?考えたけど分かりません。
新しい学校での出来事を話しました。ペットボトルの自販機があった。私の好きな炭酸水が販売していたので赴任した初日の朝購入しようとしたらいいお金が落ちてくる。その日の昼にチャレンジしたらまた買えない。更に夕方買おうと思ったらまた買えない(笑)。これを3日間繰り返したのでひょっとしたら受け入れてもらえないのではないか??と不安になりました(笑)。そこで他の先生に相談したら「私も買えなかったよ!大丈夫!」と笑顔で話してもらいました。更には勤務初日、下駄箱の名札が何度も落ちていました。これはしばらく続く。毎回毎回入れ直していたのですが毎回おちている。またも受け入れてもらえないのではないか?という気持ちになって入れ直していると他の先生がセロハンテープを持ってきてくれて一緒に止めてくれました。ありがたい。
なんの話かわからないですよね?!(笑)。実際、私が何かをするときというのはあらゆる場面で他の方々に助けられているのです。多くの方々に支えられて今の自分がいる。相談したら話を聞いてくれる方がいる。困っていたら手を差し伸べてくださる方がいる。前任校でも同様だったのです。朝早くから私の話を聞いて相談に乗ってくださる先生、クラス運営を支えてくださる副担任の方々、更には私が陸上競技に取り組むうえで一番近くでアドバイスをくださり、叱咤激励してくださった先生。離れたことでそのありがたさを改めて感じました。今が当たり前ではない。普段は気づかないかもしれないけど、ふとした瞬間に気づくのです。感謝しかありません。気づかないことが多いのです。一緒に働いてくださった多くの方々に感謝です。
こんな雑談のような話が前半。後で怒られるかもしれないなと思いながらいつもの調子で話をしました。
もう一つは「目の前のことを全力でやる」という話。好きな言葉に「一生懸命だと知恵が出る 中途半端だと愚痴が出る いい加減だと言い訳が出る」というのがあります。目の前のことに対して全力で一生懸命に取り組んでいたら「どうすればうまくいくだろうか?」と考えるようになり、あれこれ方法が見えてくる。そして助けてくれる人も出てくる。中途半端にやっていたら「なんでこんなことやらないといけないんだ」とか「面倒だからやりたくない」というような愚痴が出てくる。適当にやっていたら上手くいかない理由を自分以外に求める。「◯◯があったから上手くいかない」とか「◯◯さんが手伝ってくれないからこんなことになる」というように自分の責任を果たさずに他のもののせいにする。だから上手くいかない。
高校生活は限られた時間しかない。だからこそ、目の前のことを一生懸命にやった方がいい。文句を言うのではなく言い訳をするのではなく一生懸命にやる方が良い。全力でやるから楽しいのです。そして卒業する日に「この学校を卒業して本当に良かった」と感じてほしい。なんとなく過ごしてなんとなく卒業するのではなく、やるだけの事をやって大切な時間を過ごしてほしい。
難しい話をしてもなかなか伝わらないと思います。限りなくシンプルな話しが良いかなと思ったので。漠然と全生徒を見ながら話しました。一人の顔を見るのではなくぼんやり顔を見ながら話しました。最初はこの場面で泣いてしまって話ができなくなるのではないかと思っていましたが、何とか無事に話せました。
「泣いてしまうのではないかと思ったけど、大丈夫だった(笑)」と話した後にクラスの生徒の方を見るとみんながこちらを見てくれていました。一人一人の顔を直視してしまいました。感情的になりそうだったのでその瞬間に「顔を見たら限界がきたので話しを終わります」と宣言して終了(笑)。危なかった(笑)
他の先生の話を聞きながら転勤するんだなーと思っていました。最後の花束贈呈、生徒会から花束を受け取ることに。体育館で泣かずに済むと安心していたらクラスの生徒が私の所に花束を持ってきました。んー、と思っていた瞬間、泣きながら「先生(T ^ T)」と言われ速攻で撃沈。このタイミングで来るか?という感じでした。お互いに何を話しているか分からないくらいの状態。花束だけ受け取って降壇。うーん、涙が止まりませんでした。
ここからが生きていてよかったなと心から思う出来事がありました。あまりにも長くなるので記事を変えます。