kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

離任式

2015-04-12 | 陸上競技
金曜日、離任式でした。正直なところ、離任式には出たくないという気持ちがありました(笑)。本当にお別れをしなければいけないというのを直面することになるからです。いや、これは難しいところなんですよ。やはりクラスの生徒には直接「別れの言葉」を伝えないといけないという気持ちはあります。しかし、目の当たりにすると本当にそのことが伝えられるだろうか?先に感情が出てしまってそのことが言葉にできないのではないかもいう気持ちがありました。だからと言って避けて通れる話ではないんですけどね。

午前中は勤務、午後から離任式のために前任校に戻るという形でした。本当に10日しか経っていないのに何だか別の学校という気がしました。これは私の感覚です。すでにお客さんという感覚。当然なんですけどね。一抹の寂しさを感じながらこれが現実なんだなと突きつけられました。この学校でこれから先働くことはないんだという事実。ある意味これで私自身冷静に考えることができるようになった気がします。

最初は生徒全体の前で挨拶をすることに。以前からこういう場面で話をしても「kaneko」という人間を分かってもらえない状態でどれだけ話をしても意味がないんじゃないかと考えていました。冷たいかもしれませんが。それでもクラスの生徒が「先生の話を周りにしてほしい」という要望がありました。うーん、すごく嫌なんだけど(笑)。離任式に相応しい話ってなんだろうか?考えたけど分かりません。

新しい学校での出来事を話しました。ペットボトルの自販機があった。私の好きな炭酸水が販売していたので赴任した初日の朝購入しようとしたらいいお金が落ちてくる。その日の昼にチャレンジしたらまた買えない。更に夕方買おうと思ったらまた買えない(笑)。これを3日間繰り返したのでひょっとしたら受け入れてもらえないのではないか??と不安になりました(笑)。そこで他の先生に相談したら「私も買えなかったよ!大丈夫!」と笑顔で話してもらいました。更には勤務初日、下駄箱の名札が何度も落ちていました。これはしばらく続く。毎回毎回入れ直していたのですが毎回おちている。またも受け入れてもらえないのではないか?という気持ちになって入れ直していると他の先生がセロハンテープを持ってきてくれて一緒に止めてくれました。ありがたい。

なんの話かわからないですよね?!(笑)。実際、私が何かをするときというのはあらゆる場面で他の方々に助けられているのです。多くの方々に支えられて今の自分がいる。相談したら話を聞いてくれる方がいる。困っていたら手を差し伸べてくださる方がいる。前任校でも同様だったのです。朝早くから私の話を聞いて相談に乗ってくださる先生、クラス運営を支えてくださる副担任の方々、更には私が陸上競技に取り組むうえで一番近くでアドバイスをくださり、叱咤激励してくださった先生。離れたことでそのありがたさを改めて感じました。今が当たり前ではない。普段は気づかないかもしれないけど、ふとした瞬間に気づくのです。感謝しかありません。気づかないことが多いのです。一緒に働いてくださった多くの方々に感謝です。

こんな雑談のような話が前半。後で怒られるかもしれないなと思いながらいつもの調子で話をしました。

もう一つは「目の前のことを全力でやる」という話。好きな言葉に「一生懸命だと知恵が出る 中途半端だと愚痴が出る いい加減だと言い訳が出る」というのがあります。目の前のことに対して全力で一生懸命に取り組んでいたら「どうすればうまくいくだろうか?」と考えるようになり、あれこれ方法が見えてくる。そして助けてくれる人も出てくる。中途半端にやっていたら「なんでこんなことやらないといけないんだ」とか「面倒だからやりたくない」というような愚痴が出てくる。適当にやっていたら上手くいかない理由を自分以外に求める。「◯◯があったから上手くいかない」とか「◯◯さんが手伝ってくれないからこんなことになる」というように自分の責任を果たさずに他のもののせいにする。だから上手くいかない。

高校生活は限られた時間しかない。だからこそ、目の前のことを一生懸命にやった方がいい。文句を言うのではなく言い訳をするのではなく一生懸命にやる方が良い。全力でやるから楽しいのです。そして卒業する日に「この学校を卒業して本当に良かった」と感じてほしい。なんとなく過ごしてなんとなく卒業するのではなく、やるだけの事をやって大切な時間を過ごしてほしい。

難しい話をしてもなかなか伝わらないと思います。限りなくシンプルな話しが良いかなと思ったので。漠然と全生徒を見ながら話しました。一人の顔を見るのではなくぼんやり顔を見ながら話しました。最初はこの場面で泣いてしまって話ができなくなるのではないかと思っていましたが、何とか無事に話せました。

「泣いてしまうのではないかと思ったけど、大丈夫だった(笑)」と話した後にクラスの生徒の方を見るとみんながこちらを見てくれていました。一人一人の顔を直視してしまいました。感情的になりそうだったのでその瞬間に「顔を見たら限界がきたので話しを終わります」と宣言して終了(笑)。危なかった(笑)

他の先生の話を聞きながら転勤するんだなーと思っていました。最後の花束贈呈、生徒会から花束を受け取ることに。体育館で泣かずに済むと安心していたらクラスの生徒が私の所に花束を持ってきました。んー、と思っていた瞬間、泣きながら「先生(T ^ T)」と言われ速攻で撃沈。このタイミングで来るか?という感じでした。お互いに何を話しているか分からないくらいの状態。花束だけ受け取って降壇。うーん、涙が止まりませんでした。

ここからが生きていてよかったなと心から思う出来事がありました。あまりにも長くなるので記事を変えます。
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忘れないように

2015-04-10 | 陸上競技
火曜日、練習は休み。これは以前から予定されていたようでした。できれば基本的なことを徹底しておきたいところなのですが、事前に予定されていたので急に予定変更をしないように。まー焦っても仕方ない部分があるのである程度余裕をもっておきたいところです。

その代り翌日の準備が・・・。これだけで一日が終わり。全くわかないことばかりなのですが、とにかくやるしかない。バタバタでした。あまりにも余裕がなくて何をしていたのか記憶がなくなるくらい(笑)。ある意味新鮮です。

水曜日、着任式&入学式。これもバタバタ。入学式終了後はLHRが実施されたので保護者&新入生の前で話をしました。今の仕事をはじめて14年目、担任をしたのが12回目。頻度的に多いのかどうかはわかりません。私は「担任をする」ことが好きです。直接生徒と関わることができるからです。担任を外れた2年というのは1回目は初任で担任ができなかった1年目、2回目は初めて3年間担任をもって送り出した翌年。この2回だけ。それ以外はずっと担任をしています。このスタンスは最後まで通したいと思っています。「生徒と直接向き合うことでできることがある」と考えています。それが「自分らしさ」なんだと。

目の前の生徒を大切にしたい。その気持ちはずっと持ち続けています。この気持ちがなくなった時には今の仕事をやるべきではないと思っています。これはあくまで私の感情であります。それぞれの立場でそれぞれの形で生徒とかかわることが必要になる。私は私なりの感覚でかかわっていきたいと思っています。

感じたことを書いておきます。情報発信の部分は気を付けていきたいと思っています。どれくらいできるのかわかりませんが、このblogは続けていきたいと思っています。様子を見ながらですね。

時間的&精神的に余裕がないので・・・。ひとまずこれくらいでお許しを。
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いや、ちょっと

2015-04-09 | 陸上競技
すみません。本当に余裕がなくて(笑)

年度始めということもあり全く時間が作れません。異動によるストレスも多大にありますね。できるだけ更新したいのですが、心の余裕ができるまで短いかもしれません。

環境が変わることというのは本当に大変。新入生の気持ちが分かります(笑)。

現在、目が覚めて少し経っていますが準備をして出勤しないといけません。朝練、7時20分からなので(笑)。これまでの通勤時間と比べるとそこだけで30分違います。さらに朝練開始時間が20分は違うのでトータル50分の差。いや、朝の50分って随分違います。真面目に大変。

準備して家を出ることにします。そのうちきちんと更新しますね。お許しを。
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基本練習

2015-04-07 | 陸上競技
月曜日、天候は雨。前日の予報では微妙な雰囲気でした。昼ごろから降るという予報になっていたので何とか練習が屋外でできるかなと考えていましたが、時間が経過するにつれて予報は大幅に早まり、朝時点から雨となりました。これにより大幅に予定変更。選手の連絡先が分からないのであれこれやりながら対応。うーん、よくないですね。もっと計画的にやっていかないと混乱が生じます。そうならないように早め早めの対応を必要とします。

結局、校舎内での練習に変更しました。前日、練習道具作成のために下準備をしていたのでそれの組立。ある程度準備していたつもりですが実際に組み立てるときになっていろいろと問題が生じる。塩ビパイプでハードルを作成したのですが思っていた以上に高い(笑)。これでは練習になりません。ハードルを使った練習をする。言葉だけで書くと簡単ですが実際は工夫が必要です。特に高さという部分では大きく動きに影響します。高すぎても低すぎてもダメ。見よう見まねで練習をしているパターンであれば高さは関係ないかもしれませんが、細かいことを考えるとやはりこれが一番のポイントになります。結局、工業の先生に力を借りてもう一度長さを調整することに。いや、ありがたいことです。これにより練習のパターンが大幅に増えます。

この日もいろいろあってTokushoの選手が数人来てくれました。一緒に動きの部分をやることに。この部分に関してはあれこれ批判を受ける可能性はあります。そこは素直に受け入れるつもりでいます。協力をしてもらっているというところが大きい。動きに関して手本となるものを見るだけで大きな影響があります。口頭で説明して簡単に動きを見せるだけではイメージができません。そこの部分を実際に見る中でやることができるというのは大きな部分です。何も使わずに動きを作れるのであれば問題はないですが、やはり「習熟度」が変わってきます。こういう機会は実はお互いのためになる。そう考えています。

練習の流れは基本的な部分を重視。最初にサーキットを行ってから次の練習へ。動的ストレッチを教えました。これも通常どこでもやる内容なのですが「動かすところを意識して動かす」という部分が重要になってきます。簡単にできるところですから意識して練習をさせる必要があります。こちらの「意図する部分」がどれだけ伝わるか。性急な方向転換は選手にとっては戸惑いしか生みません。これまでの私のやり方が今の選手に受け入れられるかどうか。ここは大きな疑問です。もっと様子を見ながらやっていかないといけないというのは十分に分かっています。人間関係もまだきちんとできていない中で「厳しいこと」を求めてもできるはずがない。それをわかっていながらもやらないといけない。難しい部分です。

パイプハードルを作ったのでそれを利用しての練習。ハードルリズムスキップで腸腰筋の強化、さらには「重心の移動」を意識した練習。これも「よくやる練習」だと思います。それでもそこに「意味がある」ということを理解しないといけません。やるだけの練習になるのは絶対に避けなければいけない。ここは難しい部分です。何度も何度も指示を出しながら練習を進めていくことに。距離が短いものから少しずつ長くしていきました。これにより「重心の移動」を少しずつ感じていくようにしました。これができてから前への移動。これは難しい部分がありますからとりあえずリズムができれば十分かなと判断。課題というかやることは多い気がしますね。

そこから壁を使った腰の移動へ。これもパイプハードルを使って。土曜日には何も使わずにやったのですが意識できません。やはり必要な道具を使うことで効果的に教えることができます。脚の高さの入れ替えをするとこちらの狙い通りの高さになり腰の移動を意識させることができました。これはいい。何度も繰り返してそこから単純に縦の引き出しを。これまでの練習パターンを完全に把握していません。それに私のような練習スタイルが一般的ではないとここ最近感じています。「基本的動きを重視」して走りを作っていくという指導者が思った以上に少ないというのを痛感しています。いいことか悪いことなのかはわかりませんが。私自身はもっともっと必要なことに時間を割いていく必要があると思っています。走っていて動きを変えることができるのであれば問題はないのですが、ちょっと時間がかかりますね。

最後に連続抜きをやって前半部分終了。少し休憩をはさんで別の動きを。重心移動を意識させる中で膝の開きが気になりました。1時間程度足運びをやる。本当に基礎的なことしかやっていません。その基礎的なことををどれだけ意識してできるか。慣れもあると思います。現状ではそこまで細かい部分はできていません。漠然と指示を受けてからやる。当然の話です。これをもっともっと「自分のために練習をする」という感覚に変えていくことができれば大きな変化を生み出すことができます。

素直な選手も多くいます。この子たちを中心に「チーム作り」をしていきたいと考えています。私自身が気負いすぎずに落ち着いて練習をしていきたいと思いますね。
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少しだけ走る

2015-04-06 | 陸上競技
土曜日、天候にも恵まれ気温も高く体を動かしやすい日でした。異動となって初めて競技場に練習をしに行きました。いろいろな学校が集まっていて刺激になります。クラブチームの活動があるのでそのクラブチームに参加するかどうかも検討しなければいけません。現時点で全体練習をするかどうかという部分もあります。チーム作りをしなければいけない状況の中ですから他行と一緒にじっくりやるという感じではないかもしれません。ここは非常に難しいところかなという気はしています。

練習は基礎的なことをやりました。本当はもっともっとやりたいことがあるのですがこの時点ではそこまでできません。まずは基礎。これをどれだけやれるかという感じがあります。今回は前任校の選手たちが競技場で練習をするということなので基本的なことを手伝ってもらいました。お互いにとってプラスになります。教えることで自分の確認になりますし、動きを意識することができます。また、教えてもらうこと、動きを見せてもらうことでわからないところを理解することができます。双方にとってプラスになると思います。こういう機会が他校とできればずいぶん違ってくると思います。幅を広げていければと思いますね。

コンディショニングをやって足運び、壁。これだけで時間がかかります。仕方ないですね。練習道具自体もほとんどないのでできません。壁の動きをやるだけでイメージができないのでなかなか上手くいきません。それでもひたすらやる。壁が終わってからは次の練習をひたすら。結局ドリルだけで2時間近くやったでしょうか。効率が悪いですがこれがプラスになると信じています。そこからバトン。ここは一緒にやることにしました。並走から。これも付いていくだけで精一杯。いや、ついていくこともできていませんでしたが(笑)。それでも練習ができるということでかなりプラス。

バトンパスもやりました。Hoshoの男子、確認をしてみると足長が短い。やってみると間違いなく詰まる。これは仕方ないですね。練習をする中で調整していくしかありません。女子はまだまだ組むというレベルですね。これからこれから。

走練習を少しだけですね。短短は120m+90m+60mを2セット、短長は250m+120mを2セット。スピード刺激という感じでしょうか。Hoshoの選手はついて走る。それが最大の練習ですね。新入生も練習に参加していますが1セットで終了。けがをしないようにすることと基礎筋力の向上を最大の課題にしていきたいと思います。もう少し時間がかかると思いますがやるしかないという感じでしょうか。

最後に補強をやって終了。これまでの練習時間から考えると倍増しているかもしれません。そこをどう考えるか。いきなりきつい練習に変更するとしんどいでしょう。そこを今後の課題としておきたいと思います。そこにどう対応するのか。しっかりとやっていきたいと思います。選手は素直に前向きにやってくれています。これだけですごいことだと思います。もちろん、急激な方向転換は選手にっていいことなのかわかりません。それでも「変革期」です。持っている力をどのように伸ばすのか。そのための手段をどうするか。私自身の工夫なのかなと。何とかします。

もっと書きたいことがあったのですが気が付いたらここまでしか書けませんでした(笑)。いろいろとあったんですけどね(笑)。
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基礎的な事

2015-04-05 | 陸上競技
金曜日、この日は朝から雨でした。この状態では外で練習するのは非常に難しい。更に新着任者のオリエンテーションがあったので開始時間も遅くしてもらっていました。年度始めですからスムーズに行動ができません。更には右も左もわからない状態で毎日を過ごしていますから私のリズムで進むことができないという事実があります。最初からエネルギー全開でやっていくと間違いなく選手とのギャップが生じます。ここはすごく難しい部分ですね。様子を見ながらと思いながら先にやり過ぎてしまう危険性があります。考えないといけません。

10時開始にしてもらったのですがオリエンテーションが終わりませんでした。他の先生に指示を出してもらって自分達で練習を進めるようにしてもらいました。まだ立ち上げの所なので、すぐに全てはできません。こちらが意図する練習というのもできないかもしれません。選手も私がどのような人間なのかを探っているでしょう。お互いにまだ距離感がつかめない中での練習ですからそれだけで疲れます。

前日にサーキットをやっていました。この日も最初はサーキットをやってもらいました。とにかく短時間で身体を作っていく事を考えると毎日負荷をかけていかなければいけません。やるべきことはたくさんあるのです。ここを性急にやってしまうと選手はついてこれなくなります。とにかく抑えめに。その後はしばらくその場での足運びをやらせました。結局30分くらい遅れて練習へ。で、もう一度指示を出してからまた別の仕事へ。これまでは「指示を出したら自分達でできる」という感じがありました。当たり前のようになっていたと思います。が、新しい環境になった時、今まで通りというのができなくなります。前日もお手本を示す事が多くありました。当たり前ではなくなるというのは大きなことですね。痛感しました。

戻ってきてから足運びとスティックを使った動きを。本当に基礎的な動きです。その場でやる、少しずつ前に進む。これをひたすら繰り返す。どうしても膝が開いてしまいます。ここにどれだけ時間をかけるれるか、絶対に改善しなければいけません。新入生も来ていますが、今は学年に関係なく基礎的なことを身につけさせることが必要だと思います。飽きてしまう可能性はありますが、それでもしっかりとやっておきたい。いつも合宿等で集中して動きを修正しようと取り組むと意識が高いものはある程度変わることがあります。特にこれまでほとんどやっていなかった物に関しては劇的に変わる可能性がある。それを信じて取り組むしかないと思っています。

かなりやってからそこから腿上げ。チューブを使いたかったのですがそれがないので服を引っ張って行う。少しだけでも感覚をつかむためにやっていきました。「腰が進む一瞬の感覚」を大切にしてもらいたいと考えていたからです。選手たちも「おっ!」という感じがありました。もちろん、そんなに簡単に走りが変わるわけではありませんそれでもこういった新しい気付きを少しずつ増やしていければ面白いと思います。私的には面白いのですが選手はどうなんでしょうか(笑)。

最後に短い距離を少し走って終わり。補強もやりました。選手たちにとっては「大きく練習パターンが変わった」という戸惑いもあるでしょう。それでも多くの選手がキラキラした表情で練習をしてくれていました。もちろん時間が長いので飽きてしまっている部分もあるでしょう(笑)。少しずつチームとして機能するようにしたいと思います。焦らず。それは私自身に言い聞かせないといけないと思いますね(笑)。

夜は歓送迎会。楽しい時間を過ごせました。何とか受け入れてもらえそうな感じがあります。こちらも少しずつやっていけたらと思いますね。
コメント (3)
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練習に行く

2015-04-03 | 陸上競技
木曜日、この日の午前中は初めて練習に顔を出すことになりました。緊張します(笑)。というか、多分(かなりの確率で)私のことを知っている選手はいないであろうと予測していました。以前、高校時代陸上をやっていたという人と話をすることがあったのですが「当時tokushoは結構強かったんだけど」という話をすると「そうなんですか?知りませんでした。」と言われたことがあります。県総体で総合優勝する前年の話。400m、400mHで優勝、マイルが2位になった年です。400mHに関しては3人が中国大会に進んでいます。4継も中国。かなり知名度があったと思っていましたが、興味がない選手にとっては全く知らないことなのです。総体で総合優勝したときであってもひょっとしたら知られていないと思います。これは競技レベルに応じるのかもしれませんが、関心がない者に関しては全くでしょうね。

そういう感じがありましたからまーそれほど気負うこともなくという感じでしょうか。「厳しい」という噂が先行している部分はあるでしょう。事実かどうかは別にして盛られている部分も多々あります(笑)。それは仕方ない部分。お互いに緊張するところがあるでしょうから少し気楽に関わっていけたらと思っていました。昨年度も指導されておられる先生方いらっしゃるのでそれぞれが話をされ、私も少し(?)だけ。来ていきなり厳しい話はできないと思っていますが、「活動方針」は宣言しておく必要があると思っていました。これは事前にほかの先生方に話をしていました。活動の基本となる部分を共通理解しないと競技云々をすることはできません。

実業高校です。「脚が速い」というのは一時的なこと。その部分も大切かもしれませんが高校時代に脚が速いからと言ってその後の生活が保障されるわけではありません。その活動を通じて「何を学ぶか」だと考えています。

①一生懸命に物事に取り組む(全てのことで手を抜かない)
②自分で考えて行動をする(周りの人に気を配る)
③誰に対しても大きな声で挨拶をする(普段から大きな声を出す)
④ルールを守る(部活だけではなくすべての場面で)
⑤感謝の気持ちを持つ(やってもらって当たり前ではない)

この基本的なことを簡単に話しました。そんな話言わなくても分かっているだろうと思われるかもしれません。それでも徹底すること、宣言することは必要です。もちろん一度でそこまでできるとは思いませんが、何度も何度も繰り返し指導していくことで徹底できるのではないかと持っています。周りからは常々最初からやる過ぎないこと、と言われています(笑)。これくらいは大丈夫だろうと思っていますがどうなんでしょうね(笑)。徹底したい部分があります。所信表明ですが、どこまで相手に伝わるかはまだ分かりません。全体には「一生懸命にやること」を話しました。

その後、短距離と長距離に分かれて練習となりました。これまでの流れがあるので様子を見ながらやっていきたいと考えていました。トレーニングがこの日の予定だということなのでそれに従うことに。話を聞くとウエイトトレーニングをやっていたとのこと。否定しません。必要な要素だと思っています。しかし、今の段階ではもっと基礎的なことをやったほうがいいかなと。サーキットをすることにしました。サーキットに移る前に少しだけ話。練習をする前にこちらのコンセプトを伝えないといけません。やりすぎですかね??(笑)。きちんと練習すれば強くなるという話をしました。昨年度県総体女子の100mの優勝者は誰か知っているか?と聞きましたが大半の選手は知りませんでした(笑)。たぶんtokushoが女子の4継で優勝してインターハイに出場したことも知らないかもしれません。tokushoで小さなエースが活躍していたこともほとんど知らない。知っていても特にプラスにはなりません。逆に言うと「別世界の話」と感じていたのかもしれません。届かない話なのでそこまで考える必要はないというのがあったのかもしれません。

これまでの指導に関して少しだけ話ました。多少なりと経緯を知ってもらうほうがいいだろうなと思ったので。3年生は一緒に合宿をしたことがあるということなので少しは知っているかもしれません。知らなくてもそのうちわかると思うので全く問題はないのですが。

その後、基本的なことを実施。サーキットを実施しました。そこからメディ投げ、プレートを使った補強などを実施。さらにはハードルを使った股関節補強を行う。最初のサーキットの時点で随分疲労していたのですがある程度強引にやっていきました。やりすぎかもしれません(笑)。これまでの話を聞くとこの日は「ウエイト」の日だったので10時には練習を終了していたとのこと。話をした時間があるのでトータルで2時間くらいしか身体を動かしていないと思います。かなりダメージがあるでしょう。慣れていくしかないと思います。無理はさせられません。最後に30分程度動きの話をして終了。

現時点で県で大活躍できるとは思いません。そんなに簡単ではないですから。男子はリレーで44秒台、女子は予選通過を目標にしたいと思います。大きな目標ですかね?3年生、あと2か月しかありません。その2か月で何をするか?一生懸命にやって少しでも力を上げてもらいたい。簡単なことではありませんが2か月真剣に競技ができれば結果は大きく変わってくると思っています。「be a good loser」、良き敗者となれ。負けることが分かっているからといって適当にやるのではなく「できることすべてをやって負ける」という道を選択したい。常々思っています。その部分の徹底ができれば面白くなると思います。

女子、「あと1年あったら中国大会に進めたのかな」という話をしていました。こうやって少しでも前向きに考えられるというのは重要だと思います。2か月しかありません。いや、2か月もある。中国が狙えるとは言いませんができることはすべてやって勝負できるようにしたい。そう思います。

新1年生が来ていたので少し話を聞くと「え??すごく強いじゃん(笑)」という感じでした。1年後、個人で中国大会が狙える(戦える)力があると思います。そのためには「心」の部分が必要になってきます。私自身原点に返るという感じの中でどこまでできるか??楽しみながらやっていきたいと思います。

また書きます。
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新生活始まる

2015-04-02 | 陸上競技
4月1日、新年度が始まりました。今年度から職場が変わり新しい生活となります。これまでこのような経験がないのでどうなるのか全く未知数。普段と同じ時間帯に自宅を出て出勤。40分くらいで新しい職場に到着。こんなもんでしょうか。これまで10分足らずで到着していたので長く感じますが普通の人はそれくらいが当たり前だと思うので(笑)。今のところ違和感しかありません(笑)。

知っている方もいらっしゃるのでやりやすい部分もあります。しかし、いろいろなことを聞きながらでなければできないので不自由もします。当然の話ですね。今まではなんとなくできていた部分も「その場のルール」があります。「郷に入っては郷に従え」という部分でしょうか。ここにうまく対応できるようにならなければいけません。

新しい職場でも陸上競技に関わることができそうです。「顔合わせをしましょう」と言われたのですが時間的に厳しくて無理でした。これは先送りとなります。この場でどれだけのことができるか正直わかりません。これまでと同じやり方でうまくいくとは思っていません。新しいスタイルを作っていく必要もあるでしょう。これまで多くのことを学んできました。基本的な部分は外したくないですが、選手たちがやってきたスタイルを一気に変えるというのは不平不満があるでしょうから様子を見ながらやるしかありません。

不安な気持ちもありますが、わくわくする部分もあります。自分自身を成長させるチャンスだと思っています。後ろ向きに考えたり、前任校と比較することでは前には進みません。ここの部分をしっかりと理解してやっていかなければいけないですね。まだまだ自分の力が足りないのは明確です。すべてのことを刺激ととらえて進んでいきたいと思います。

ひとまず記録しておきますね。
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明日に向かって

2015-04-01 | 陸上競技
火曜日、tokushoでの最後の勤務日でした。いつも通りに出勤していつも通り親しい先生と話をして過ごす。翌日からもこの日々が続くのではないかという錯覚してしまうくらいの雰囲気でした。特別なことではなく普段と同じ。このことのありがたさを改めて感じました。

練習の初めにもう一度話をしました。いつも通りにやろう。これだけです。以前、卒業する選手がうちでやる練習最終日、当時のキャプテンが「最後の練習だから」という雰囲気をだしていました。その結果、練習の途中で過呼吸状態になり最後まで練習ができない。最後は涙していました。私の最後の日。選手がその事を特別に感じているかは分かりません。それでも気負いすぎず「いつも通りの練習をする」ということが大切。そこを繰り返し話をして練習を始めました。

いつも通り。ダイナマックスをしてからドリル。このドリルも時間をかけて。マネージャーに動きの細かい部分を見させていました。自分達でやらなければいけなくなった時にそこができなければ練習になりませんからね。かなり分かるようになってきたと思っています。メニューを立てたりはできないかもしれませんが、動きがおかしいなというのは指摘できるようになっていると思います。本当はグランドで練習をしたかったのですが場所がなかったので下のグランドで。

スピードスキップをしてから並走、バトンパス。とにかくできることは確認をしておきたい。バトンパスを終えてからトゥトレ。スピード刺激を入れてからもう一度バトンパス。かなり改善されてきました。あとは自分達でうまく修正していくしかありません。細かいことは全て指示をしています。これからは自分達の力で乗り越えないといけない。

最後に走り込みをしました。この中で明らかに力が付いている選手の走りが明確になりました。男子はエースになってくれるであろう1年生の走りが最高に良かった。本当に強くなりました。驚くべき成長です。女子も2年生が抜群の走り。高跳びとの兼ね合いがありますが、1年前の上級生と同じ雰囲気があります。うまく行けば12秒5を切るかもしれません。それくらいの仕上がりだと思っています。本番に弱いのがありますが(笑)。女子はかなり力が上がっています。1年生エースも走れるようになっていますがここ最近は2年生に勝てません。1年生エースはめちゃくちゃ強くなっていると思います。それでも勝てないというのは、どれだけの水準にあるか。

過大評価ではありません。こう見えてもそれなりに指導歴はありますし、安定して結果を残してきています。動きの感覚である程度予測できます。いや、本当に強くなっています。短長女子も最後まで動きが崩れません。こちらも面白い。かなり強くなっていると思います。私自身、手応えを感じますし自信になります。

走ってから昼食を取って休息。時間を置いてトレーニング。これも普段どおり。3時間近くやったでしょうか。合宿並みですね。いい感じです。

終わってから写真を撮りました。ここには載せませんが、インターハイで着た派手なシャツを着て写真を。

最後にミーティングを。かなりの時間話をしました。全体に話をしてから個別にこれからのことをメッセージを。半年前は過去最低だと言われるレベルでしたが今はどこに出しても恥ずかしくないレベルとなりました。それぞれが意識して取り組んでくれたからだと思います。今のチームがあるのはこれまでの先輩がいてくれたから。私がいなくなってもその先輩たちの「想い」を背負ってやってもらいたい。それを感じ取れるレベルまで来ていると思います。

私が居なくなったからできなくなるというようなチームなら結局ダメなんだと思います。本当の力がある問われるのはこれから。私が伝えてきたことを感じ取ってくれているか。それが問われます。できると思っています。それぞれが役割を果たしていけば戦えるチームになると思います。選手には「信頼している」と繰り返し話ました。本心です。心からそう思っています。

かなり話して最後に選手に向けてポストカードを作ったのでそれを渡しました。先日選手が自分を現す漢字一文字を言っていました。それをポストカードにしてわたしの想いを込めて作成。これがこの子達にどう影響するかは分かりません。少しでもこの子達に何かを残せたらと思います。最後までこの子達と一緒に競技ができないことを悔しく思います。いつかは来ると思うのですがこの子達と分かれるのは本当に辛い。言葉にできない辛さがあります。何とかMAXで泣くのは我慢できました(笑)。この子達に出会えて競技が出来て本当に幸せです。

言葉にできません。この学校で出会った先生方、多くの生徒のおかげで今の私があります。一緒に11年間顧問をしてきたうちのBOSSから頂いた多くのアドバイスのお陰で冷静に指導力を付けることができました。私一人では絶対にできなかったことです。投擲と力を合わせて県総体で総合優勝。誇りに思います。

また、担任をしてきて私を何度も救ってくれた生徒たち。この子達がいてくれたから前に進むことができました。多くの時間と空間を共有できた。その中で自分自身最高に幸せな時間を過ごしてきました。クラスの生徒は「先生のおかげで楽しかった」と言ってくれていましたが、本当は私がクラスの生徒に救われてきたのです。

そして陸上競技部の選手達。何度も一緒に喜んで、立ち直れないくらい落ち込んで涙を流してきた。毎日の少しずつの事が全て幸せでした。こんな私に付いてきてくれた選手の純粋さがらあったから前に進んで来れました。忘れたくても絶対に忘れられない存在です。勝った時の喜び、負けた時の悔しさ、バカみたいな話しをして盛り上がった日々。最後の最後で卒業生の夢、私の願いであったリレーでのインターハイを達成してくれた。今までの選手たちの想いがあったからここまでこれた。私の力なんて微々たるものです。

大好きなクラスの生徒、大好きな部活の選手。私に出逢ってくれて本当にありがとう。あなたたちのおかげで私は本当に幸せに生きてこれました。あなた達から与えてもらった幸せ、絶対に忘れられません。一生の宝です。最後まで一緒に過ごせたらどれだけ良かったか。これも試練なんだと思います。大好きな子供達といつまでも一緒に居たいという気持ちは本当です。それでもそれは叶わない想いなのです。

この子達からもらった幸せを胸に前に進みたいと思います。それがこの子達に対しての礼儀だと。本当に辛い。それでも進みます。この子達に恥じない人間にならないといけません。

全ては書けません。書きながら一人で涙しています。情けない話ですが。本当に幸せな13年を過ごせました。ありがとうございました。これからの私を見てもらえたらと思います。絶対に子供達を育てます。共に笑い、共に涙する日々を送っていきたいと思います。それがこの子達に対する想いだから。

上手く表現できません。幸せだと思っています。
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