kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

激しい筋肉痛・・・

2015-04-17 | 陸上競技
木曜日、練習は落としとしていました。というか、前日にシャフト補強をしているのでそれどころではない(笑)。これまで「5種目やったことがある」とのことですが、負荷的には随分違うはずです。ここに対応できるかどうか。女子はほうきでやっていますからかなり大きなダメージにはならないと思います。男子は・・・(笑)

朝の時点で全くダメでした。そこで朝はコンディショニングをしました。全身筋肉痛なのでそれをほぐすという感じでしょうか。基本的には筋肉痛はストレッチをしても身体をほぐしても治りません。筋断裂ですから。そのことを含めて「ケアの仕方」についても話しました。ここをどうやって理解するか。一緒に過ごすときにはこちらでコントロールできますが実際はそれ以外の時間のほうが多い。そこを理解してこちらから指示を出さないといけないと思っています。貧血のこともあるのである程度の知識は必要になると思います。アップの段階でいろいろな学校で身体ほぐしをします。しかし、どれだけの選手がそれを本当に理解してやっているでしょうか?いつもこの部分は疑問に思っていました。実際に「形」をまねてやっているというのがほとんどだと思います。私はそこからの脱却を図りたいと思っています。こういう話を本気でするのは周りが引くのであまりやりませんが(笑)。

ということで肩甲骨周辺、股関節周辺のほぐしをやりました。筋肉痛に関係はないのであまり効果があるとは思いませんが、疲労が蓄積するとどうしても筋肉自体が硬くなるのでそこの部分を少しでも緩和できればという感じでしょうか。朝錬の時間はすべてこれで終わり。時間を割いてでも絶対にやらなければいけないと思っています。これから先のためにですね。

午後は基本的なことを。前日よりは練習場所が確保できました。メディ投げを少し。本当はもっともっと時間を省略していければいいのですが、基本的なことをやりながらも身体作りを進めていくという感覚。正直、他校でどのような練習をしているのかは分かりません。競技場などで練習風景を見ることもそれほどありません。私のスタイルが特殊なのかどうかも分かりません。かなり細かいこともやるようにしています。まーしつこいという表現のほうが適切なのかもしれませんが。時間をかけてそれなりの成果を求める。やるからには強くなる方法を考える。それが普通だと感じています。今はまだ「何を言っているのか」と言われるかもしれません。そのスタイルで前任校ではある程度の水準の競技をやってきました。「選手に恵まれているから結果を出した」という評価も当然あると思います。それだけではないと思っています。自意識過剰かもしれませんが。ある程度のことをやってきたから「結果」が出せたのではないかと思います。技術的なことだけではなく選手との関り方もあわせてですね。

話がそれましたが、補強的なことをやってから基本。筋肉痛でそれどこれはないという選手も多々いました。それなら休みにすればよいという考え方もあると思います。ここは違うと思っています。時間がかかる基本的なことを継続的にやる。師匠から常日頃言われていること、「それなりの選手をどうするか」です。教育という観点からも「強い者だけが強くなればいい」というのは違うと思います。正直強い選手は強いのです。練習云々ではなく強い。この現実から目をそらしてはいけない。「努力すれば勝てる」というまやかしでごまかされていたら何も変わりません。「勝てない可能性が高い相手にどうすれば勝てるか?」というところに面白さがある。高校生には分からないかもしれませんが。強い選手が集まれば強いのは当然。それで評価を受ける。分からない人には「表面的な結果」しかみえません。しかし、きちんと分かる人には分かる。強い選手が強い。私はそれを変えたい。強い選手がすばらしい指導者についたら勝てません(笑)。なんとかできると思ってやっていくしかない。

それを今の学校で体現したいと思っています。普通の選手がしっかりと練習をすればどう変わるのか?実際に、練習を始めて2週間程度。見ていると本当に面白いと思います。これだけ動きが変わるのか?というのがあります。技術的な変化を感じながら練習をすることで数人は「意欲」も変わってきています。こういう意味でも「結果にこだわる」というのは必要なのだと思います。やれば変わるという経験をすることで取り組みの姿勢が変わるのです。この手の話をすると長くなるのでもっともっと時間があるときにしますね。

ドリルをやってもも上げ、シザース&スピードスキップで終了。これ以上の練習はできないだろうと判断。他地区では週末に支部大会が実施されます。この地区は1週間ずれている。ある意味助かっています。本当はこんな状況でレースを迎えることは難しいのです。それを1週間の猶予がもらえた。だからトレーニングも基礎的なこともできる。限られた時間で動きも取り組みも変えるというのは難しいことだと思います。それでもできることやる。忘れてはいけない部分です。「時間的に厳しいからあきらめる」のではなく、最後まであがく。そういうスタンスでやりたいと思っています。それが選手に伝わるかどうかは分かりませんが。ひとりよがりにならないように気をつけなければいけません。

変化はあります。それでも間に合うかは分かりません。スーパー指導者であればこの短期間で変えられるのかもしれませんが今の私はそこまでではありません。やるしかありません。見守ってもらえたら幸せます。
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トレーニング

2015-04-17 | 陸上競技
水曜日、部活動集会というものがありました。放課後、入部する部活動の集会があります。基本的に3年間全員加入となっているので部員は多くなります。上級生も入部届を提出する形になるのです。大変です。部員数だけでいうと長距離、マネージャーを含めて50人近くになっていました。この時点で私のキャパを大きく超えています(笑)。これまで10人くらいでやっていたのにこれだけの人数をコントロールできるのか?やはりマネージャー教育は必要になると思います。私にできないところをすべてマネージャーに委託したいと思います。そうしないと絶対にチームができません。

部活動集会の後は来客がありそちらの対応。結局17時半くらいまでかかりました。練習に行ってみるとまだ予定していた練習の半分も進んでいません。新入生に練習を教えるという部分もありますし、他の部活動との兼ね合いもあり練習場所の確保ができていないようでした。新参者の私としてはどれくらいのことをできるのかを様子見でやっていかなければいけません。困りました(笑)。

メディ投げをやるほどのスペースはありません。ハードルリズムスキップをやるのもままならない状況。芋の子を洗うような状態とはこれをいうのだと感じました。やはりいろいろな意味で恵まれた環境で練習をしてきたのだと感じました。場所がない中でどうやってやるか。場所がないというレベルが大きく違います。

結局18時前になったのでシャフト補強をやることに。男子はシャフトのみ、女子はほうきで実施。それほど大きな負荷はかけられないと思っていました。それでもやらないといけない部分はある。まだ本当に「やるだけ」のシャフト補強です。形を覚えるというところから始めないといけない。移動感覚をつかむというのはしばらく後の話になると思います。それでもやっていかないと先には進みません。

練習中に声が出ません。部活動集会のときに話をしたのですが「雰囲気づくり」というのは必要不可欠だと思っています。きちんと「声」を出そうという話をしました。これまでとは異なることをやる。これは上級生にとって「苦痛」だと思います。私が新しい環境に適応するまでにしばらく時間がかかると思います。それと同様のことが部活の中でも生じるのです。私のやり方が「いやだ」と感じる上級生は少なからずいるでしょう。今までとは違うことを求められる。今までと同じでもいいじゃないかという感覚はあるでしょう。そこを変えていくのは簡単なことではありません。それでも先のことを考えると基本的なことを求める必要があります。

随分声が出るようになってきました。が、こちらが求める水準には遠く及びません。当然です。それでも言い続けるしかない。全部を一気に変えることは不可能だと思っています。その中で何をするのか。現状に満足しないで進み続けなければいけません。変革の時というのはいろいろと難しくなります。受け入れてもらえる可能性がどれだけあるかはわかりません(笑)。

シャフト補強、これだけでかなりダメージになります。これをいきなりやると意識的に上がらない選手はしんどいと思います。もちろん、競技をやりに来ている選手ばかりではないのでいきなりハードな練習をするのは避けないといけないと思っています。少しですが雰囲気的に変わってきていて前向きに練習をし始めました。新しいことに慣れるというのは大変なことです。お互いに(笑)。

自分自身が楽をさせてもらっていたことに改めて気づきました。ある程度の流れがあれば選手が指導したり、お手本を見せたりします。それができない状況下ではもっともっと自分でやらなければいけないのです。私自身「慣れ」たことでいい練習ができていなかったのかもしれません。反省しなければいけません。グランドに出るだけではなくもっともっと選手に係る必要がある。

翌日は間違いなく筋肉痛になると思います(笑)。まー予想どおりでしたが(笑)。少しずつ少しずつ。
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スピード練習

2015-04-16 | 陸上競技
火曜日、新学期となりチームが変わって2度目の競技場。本当はもう少し頻繁に行きたいのですが時間的に難しい部分があります。結構会議等が入っていて動けない。火曜日も色々とあったのですがなんとか競技場へ。天候が心配されましたが問題なく。普段に比べると肌寒い部分はありましたが。

到着してからすぐに動的柔軟。そこからスティックドリル。丁寧にやりたい所もあるのですが、そこばかりやっていたら走る時間がなくなります。16時40分開始の19時終了です。もっと早く始められるように工夫や意識付けをしていかないといけません。とにかく流れるように練習をしたい。指示しないといけないところは止めて指示。何度も何度もやらないとできないこともあります。時間が欲しい。

スティック、壁の引き出し、腿上げをやって直ぐにスパイクへ。前任校と同様の流れで練習を進めていきたいと思っています。スピードを上げて走る。ここはすごく大切ですね。スパイクを履いてそのままスピードスキップ。ここまで縦の動きを中心にやってきましたから少しずつ前に進む動きに変えていきたい。移動を伴う動きを身につけないといけないと思っています。

そのためシザースをやることに。ここは多少膝が開くことは我慢してでも空中で我慢するというか移動する感覚をつかませたいと思っています。が、なかなかできません(笑)。これまでやったことがない動きをするというのは大変です。ここを繰り返しました。走る練習もしっかりとやりたいのですごく大切な部分だと感じたのでここを重点的に。移動を作ってからまたスピードスキップ。空中で膝を出した時に腰が進む感覚をつかみたい。それだけです。

ある程度やってカーブから直線への並走。久々にまともに走ります。走る時には基本的にバトンをやるように心がけています。男子は多少なりとやったことがありますが、女子は全く。上級生バトンを3人しかいなかったのでリレーを組むという話にはなっていませんでした。この段階でバトンについて詳しく説明する余裕はありません。冗談抜きでやる事が山のようにあります(笑)。ある意味、新鮮で楽しいなと感じます。これまで「当たり前」だと思ってやっていた事が「当たり前」ではない。基本的な事から教えていく必要がある。10年前の感覚を思い出します。あの頃は素地が全くなかったので冗談抜きで大変でした。今はある程度の事をやって来た子がいます。それだけでも前進するのは早いと思います。

マーク走をしました。加速段階から中間につなげていく部分です。試合の時の反省で走練習が不足している、中間での走りに改善が出来ていないというのがありました。そのため上手くつなげていく練習をしなければいけません。マーク走をする事で嫌でも感覚を作る事ができます。女子は筋力的な部分が不足しているので十分とは言えないかもしれませんが、男子は数名明らかに動きが変わってきています。何人かはめちゃくちゃ意欲がある。積極的に質問にきますし、こちらがやろうと言った事は徹底してやる。純粋に競技に向き合おうとしている。まだ表面的な部分しか私自身が理解できていないのかもしれませんが、「強くなりたい」というのがこちらにも伝わってきます。そういう部分は楽しい。

縦の動きから横の動きに変えていく。この中で「前で回す」というら言い方をします。これが正しいかどうかは分かりません(笑)。足が遅れてくると後ろで回ってしまいます。しっかりと膝を引き出して前で回すイメージをもたせたいと思っています。股関節を広げなさい!と言ってもそれは分からないのです。出来ないし(笑)。それよりも動きの変化を感覚的に感じられるようになる事が必要なのではないかと思っています。

上述の選手、感覚的に変わってきています。それに伴い股関節周辺が筋肉痛になる(笑)。もっというと上がりつつあるスピードに身体が耐えられません。体幹がついてこれないのです。これは本人も感じていました。やっぱり体幹の補強というのは大切なんだと改めて感じました。もっと効率よく効果的な練習ができるようになるといいなと感じました。今の段階ではこれが精一杯。私の力不足もあると思いますが筋力アップに時間がかかります。

この辺りで走りを見に来てくださったS先生が「ビックリした!動きが変わってきてるね!!」と選手に声をかけてくれました。こうやって客観的に評価してそれを選手に伝えてくれる方が一緒にいるというのも選手にとっては大きいと思います。本人達にも声をかけてくれて大きな刺激になります。すごくありがたい事に私のやり易いように配慮してくださり、ほぼ好きなようにやらせてもらっています。通常ではそんなシステムはないと思います。やり易い。

マーク走をかなり多めにやりました。この段階で時間が来たので終わり。本当はスタブロからの動きもやりたかったのですが、時間的に厳しかったですね。まーマーク走でかなり走っていたのでスタブロからの動きどころではなかったと思います(笑)。ダメージが(笑)。

少しずつ少しずつです。3年生がいますからこの子達が「今までとは違う」と感じる部分を少しでも減らしていきたいと思っています。こうやって新しいことをやるとどうしても選手との軋轢が生じます。だからと言って時間を漠然と過ごすのは違うなと思っています。今与えられた環境や状況の中で最大限のことを選手にする。それが使命だと思っています。不平不満を抱く選手も絶対にいると思います。それでもある程度はやっていかないといけない。

噂が先行するので私という人物が「とにかく厳しい」「めちゃくちゃ練習をさせる」「すぐに怒る」「威圧的な指導をする」と思う人もいるでしょう。これは仕方ないと思います。一部分しか知らない人からはあれこれ言われるのが当然ですから。が、実際は違うと思っています。誰のために練習を組み立てているのかを肌で感じてもらえると分かり易いと思っています。百聞は一見に如かずです。

やることが多くて非常に疲労します。そして、またも厳しい洗礼を受ける。いや、本気で戦いますよ。許されることと許されないことがある。そこはどんなことがあっても譲れない。
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一年生だけの練習

2015-04-15 | 陸上競技
月曜日、雨でした。この日は前日レースがあったものは休みとなっていました。私の感覚的にはそれほど走っていないのでまだまだできることはあると思っていたのですが、やはり流れがあります。競技に急激に移行するというのは難しい。もちろん、これまでこの子達がやってきたことには大きな価値があります。顧問の先生に指導されているので基本的な部分はある程度できています。12年前と比べるとここの部分が全く違いますね(笑)。

一年生は何もしていないので練習をさせることにしました。一人でやるのは大変なので数人手伝って欲しいと全体に投げかけていました。来てくれたのは4人(笑)。十分ですかね。来てくれた選手にはiPadでの映像を見せてやるべき動きを考えさせました。1人は新しく来た1年生に補強を教える。スプリント系の選手は前日の動きの復習。1人は股関節(腸腰筋)の部分が筋肉痛になっているとのこと。中間からの動きを意識させていますからある程度ダメージがあるはずです。狙い通りの負荷をかけることができているのかなと感じました。ひたすらやらせる。

一年生はまたも基本。まだまだ時間がかかると思おますが、ひたすらやるしかない。この日は上級生の反省を生かしてドリルをある程度やってから短い距離を走るようにしました。廊下を走ることになるので最大スピードは出せません。それでも走らないよりは随分マシです。これをひたすら繰り返しました。筋力的な部分の改善が出来ないのでここをどうやっていくのかも検討が必要です。

これまでは「当たり前」だと思っていたことが今は「当たり前」ではない。ここが自分にとって大きなことだと思います。原点に帰ってもう一度基礎的な動きから見直す。これにどれだけ時間を使えるか?分かりやすく効率的に指導できるかです。気がつくと練習のパターンが固定化してしまい走り自体も固まってしまう部分があります。実際のところ、細かいことを指導できなくても走らせておいたら勝手にはやくなるというパターンは多いと思います。関係ないのです(笑)。速い者は速い。それでも私はなんとかできるところをなんとかしたい。それが結果につながると選手も喜ぶでしょう。

練習のパターンが増えてきました。動きを見ながらどうするかを考えることができるようになったのは大きな成長かなと自分自身で思っています。練習メニュー通りにいかないことの方が多い。というか、基本的にメニューなんてないと思っています(笑)。最初の段階で課題は決めていますが、それを改善するために何をするかはまた別の話。やっていてこちらの方が良いなと思うことはたくさんあります。一律のメニューを与えるのは難しいかなと。そこを見極めることが次につながる気がします。

筋力不足を補うためにどれだけ練習ができるか?まだまだやらないといけないことは多いですね。効率を考えながら進めていきたいと思っています。

雑談的なblogが全く書けないですね(笑)。真面目な内容だけではなくあれこれ書きたいことはあるんですが。慣れるまでもう少しかかりそうです。それまで気長にお付き合いください。
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記録会

2015-04-15 | 陸上競技
日曜日、記録会でした。今回の記録会、色々と難しい部分があります。新しい学校に来て1週間程度。できることが限られていて時間が足りない。その中で何を教えるのか?もちろん記録を出させてあげたいというのもありますが、やはりそんなに簡単にはいかないものです。分かってはいますが、選手は記録を出したいという気持ちが強いと思います。まーやるしかないのですが。

それぞれの走りを見ることができました。これが一番の収穫かなという気はします。前任校の選手が400mHで良い走りをしました。もうひと頑張りで中国大会が見えると思います。中学時代の実績があるわけではありません。昨年度の途中から意識レベルが大きく変わり女子を引っ張るくらいになりました。そこから劇的に競技力が上がり始める。100mも13秒2までいきました。人間は「やる気になる」ことで大きく変われるのです。何度も何度も目の当たりにしてきました。それをなんとか今の学校の選手たちにも感じてもらいたい。自分たちが思っている以上に力があるのです。一生懸命にやる中でしか見えないことがある。その楽しさに気づいてもらいたいと思います。

もちろん、これまでの流れを全て無視してやるのは違うと思います。特に三年生にとっては大きなことです。いきなり来た顧問が自分のやり方を完全に押し付ければ反発もするでしょう。そこは考えないといけないと思いますし、私自身分かっているつもりです。顧問との信頼関係が成立しない中で何をやっても上手くいくことはない。まずは信頼関係を作りたい。そこからの指導だと思いますね。

せっかくタータンの上で走れるので練習をすることにしました。レースは1本ずつしか走っていません。スプリントが不足するのでしっかりと走りたい。実際はまだ縦の動きしかできていません。この段階で腰の移動や横の動きというのは難しい。短時間で仕上げることにより弊害が生まれてきます。三年生にとっては早く作らないといけない。が、下級生にとってはすぐにどうこうする話ではないと思っています。

男子選手と話をしていたのですが、走る練習が不足していた気がします。学校の予定も含まれていますがなかなか移動して練習するのが厳しい状況でした、それによりスピードを出して走るという機会がかなり少なくなりました。いいことではありませんね。それがやはり走りに影響しています。私自身反省しないといけないと思っています。男子の100mに出場した選手は終わってからスタート練習。しつこいようですが「時間が足りない」のです。スタートに関してはほとんどできていません。技術的な指導をする段階に入って達していない。やることが多すぎるのです。

中間からの動きが悪い者、加速段階で脚が後ろ回転になってしまう者。それぞれいます。そこの改善には時間がかかると思っています。短期間で仕上げる難しさがある。それでもやるしかないと思っています。焦りがあるというのではなく3年生で一生懸命にやりたいという選手にこちらがきちんと応えていかなければいけないと考えるからです。1人は中間へのつなぎが悪い&股関節が広がらずスピードに乗ることができません。そこを改善するためにある程度意識させました。こちらは短時間で上手くはまった感じがします。もう一押しでかなり良くなると思います。

技術的な変化は「意欲」に比例すると思っています。本当に強くなりたいと思えば色々なことが変わります。取り組みの姿勢や考え方が変わる。だからこそこれからの伸びが楽しみになる。本当に大切な事をここにあると思っています。

まだまだ時間はかかります。しかし、12年前にtokushoの陸上部を始めた頃に比べるとこちらの意識や技能も大幅に異なっています。すぐには変わらないと思いますが、少しずつ「競技者」として成長してもらえたらと思っています。これからです。
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土曜日の練習

2015-04-14 | 陸上競技
全くもって更新が間に合いません(笑)。新しい生活に慣れるというのがどれだけ膨大なエネルギーを使うのかを改めて知りました。余裕がない生活を送ると生徒と向き合う時間が作れない。ここは大きな問題ですね。考えないといけません。

土曜日は練習のみ。上級生は翌日に記録会があるため軽く動かして終わり。ほとんど練習をさせていません。日程的に厳しい。やりたいことは山のようにあるのですがとにかく時間が足りない。調整するという感じではないのですが、それでもレース前に負荷をかける走る本人達も嫌がるでしょうから様子見です。

新入生が入ってきているのでこちらは基礎的なことをひたすら。サーキットをやってからリズムスキップを。この間に私は練習に必要な道具を確保するために散策。これまでは何年もかけて少しずつ道具を集めてきました。それにより練習の幅が多きく広がりました。が、これからはまた様々な形で集めていかなければいけません。先日はパイプハードルを作成しましたが、こちらが思っていたよりも高くなってしまって工業の先生に切ってもらうというこもとありました。協力してもらいながら上手く進めていきたいですね。

そこからまたもドリル。新入生は基本的なことを優先するべきだと思っています。ある程度時間をかけて作っていかないとダメ。よほど力がある子でもやはり1ヶ月近くかけてやっとなんとか少し走れるくらいになると思います。短期間で結果を求めることは絶対に避けなければいけないと思います。これも指導者の考え方次第です。新入生で試合に出すとしても基本は調整せずに準備をすることが優先事項。長い目で見ていくことで初めて成果が出てくると思っています。

ある程度やって腿上げ、少し走る。スティック、少し走るの繰り返しとしました。まだまだ全力で走るというレベルには到達していない気がします。春休み1週間くらいは動かしていますが、それでも足りません。怪我をさせてしまったら元も子もないので。期待したい部分はありますが、私自身がそれを避けながらやっていくことが必要になります。慌てず、慌てず。

これですでに12時くらいになったのであとはほうきを使ってシャフト補強の型を覚える。マネージャーに管理してもらうことにしました。もちろん、私が付いていますがこれから先のことを考えると私だけではなくマネージャーが練習をコントロールできる方が効率的です。正しい動きなども含めてしっかりとやっていくこと。このことをマネージャーにやらせたい。遠慮している間はまだまだ先には進みません。しっかりと取り組ませる必要があります。

ほうきで20m。これだけで精一杯でした。筋力的な部分が不足しているのは間違いないと思います。中学から高校に上がってきたからといって筋力が上がるわけではありません。元々筋肉質のタイプをいるでしょうし、筋力を必要としない走りをする選手もいる。男子も女子も高校生になってくるも体型が変わってきます。それに応じて走りも変えていかなければいけない。それをきちんと理解していないと重心の移動も小さくなるので走れなくなっていきます。ここの判断は難しいとは思いますが。約20種目やりましたが1時間かかりました(笑)。これをシャフトで40mを30分くらいが目標なんですが(笑)。なかなかできないですよね。焦らず少しずつ準備をしていきたいですね。

午後からは少しゆっくり。帰宅して前日にもらったクラスの生徒からの手紙を読むことにしました。2時間強かかる(笑)。読みながら涙が出ました。が、少し前に比べると前向きになれている自分がいます。生徒の前ではあれだけ「前向きに取り組め」と言っている私が下を向いたり過去ばかり振り返っていたらどうにもなりません。やっぱり少しずつ進むしかない。そう思わせてもらいました。

何人かからは直接連絡をもらいました。私の生徒ととの関わり方が万人に当てはまるのかというと異なると思います。私のキャラクターというのもあるでしょうか。できるだけ距離感を置かずに一緒に楽しみたい。上から目線だけではなく同じ方向を見る。それくらいしか意識していない。いや、意識しているかと言われると関わり方がそれすら違うかもしれません(笑)。無意識でこんな感じの部分があります。

前向きにやります。私が関わってきた子全てに受け入れられているわけではありません。当然の話です。それでも信じて付いてきてくれた子達は大切にしないといけない。そうでない子達も大切にしなければいけない。そう感じながらやっています。なんの話かよく分かりませんが記録しておきますね。
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離任式5

2015-04-12 | 陸上競技
続き。

アルバムをもらいました。この時にミスチルのtomorrow never knowsが流れ始めました。ちょうど20年前の曲。私が新しく赴任した高校にいた時に流行った曲です。

その歌詞に合わせて1ページずつクラスの思い出が貼り付けてありました。曲を聴きながらページをめくっていく。涙が止まりませんでした。一日でどれだけ泣くのか?私のために限られた時間でここまでやってくれる娘達のエネルギーは本当にすごい。8日に学校が始まってから授業と並行してこれを作ってくれたと思うと涙が止まりませんでした。

更に後半にはクラスのみんなの一人ずつの写真とひとことメッセージが。「私達が卒業した時に先生にはアルバムがないから作った!」とのこと。何から何までです。とにかく良い生徒に恵まれたと思います。これだけのことをしてくれる生徒が周りにいてくれること、本当に感謝しかありません。



最後にもう一度感謝の気持ちを述べました。またこれから一年間のことも。担任の先生と副担任の先生を大切にして欲しい。一番近くでみんなのことを見守ってくれる。私が心から信頼を置ける二人です。その二人を困らせたり、謝らせるようなことがあったら絶対に許さない。そんなことがあったら私と過ごした2年間は本当に意味のないものになってしまう。

これから一年間、全ての行事が「高校最後」になる。その行事一つ一つをバカみたいに一生懸命にやる。文化祭は販売も教室展示も生徒会活動もある。何か一つを理由にして手を抜いたら面白くなくなる。これ以上はできないというくらい必死になってみんなで協力してバカみたいに盛り上がる。それしかない。わたしがいたから出来たのではない。素晴らしい仲間がいるから出来るのです。それを証明してもらいたい。

卒業式の日に「この学校で過ごせてよかった」と全力です涙してもらいたい。それが私の願い。クールになるのではなく熱くバカになる。それから得るものは大きい。

他になにを話したか記憶がありません。大好きな娘達と共有してきた時間と空間は宝物です。

もらった手紙の中に写真が入っていました。



忘れられるはずがありません。大好きな大好きなこの子達を忘れることができるなら、他のことは全て忘れてしまいます。こころに刻まれている大切な存在です。この子達に出逢えたこと、心から感謝したい。私のクラスの生徒になってくれてありがとう。私のような人間について来てくれてありがとう。時間と空間を共有してくれてありがとう。

言葉と想いは付きません。下を向いていても何も始まらない。苦しい時こそテンションを上げて前を見る。これを生徒に言ってきたので私が実行しないわけにはいきません。一緒に過ごす時間は大きく減ってしまうけど、共有できるものはあると信じています。時間ができたら一緒にまたバカなことをしたいですね。成人式に来て欲しいと言われたので検討しておきます。それまでに何度か会えたらいいなと思います。

長くなりました。書いても書いても尽きません。それだけの想いがあります。ひとまず今の気持ちを記しておきます。いつか振り返った時に感情を思い出せるように。幸せをありがとう。







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離任式4

2015-04-12 | 陸上競技
続き。

名前を呼んで立ってもらったので私からみんなにポストカードを手渡そうと思いました。これは転勤をする前の数日間で書いたものです。贈り物として何がふさわしいか分かりませんでした。その子に合った言葉が書いてあるポストカードを雑貨屋を何件も回って探しました。なかなか当てはまるものがない。ネットで注文していたらもっと楽だったのかもしれませんが、一人一人を想いながらポストカードを探すという時間も私にとって大切な時間です。メッセージを書くのに時間はかかりませんでした。こちらが思うことをそのまま書いただけです。

で、一人一人渡そうと思ったら娘達から「ちょっと待って!」とのこと。クラスの娘達が全員私のために手紙を書いているのでそれをわたしに手渡しして、一言話したいと。うーん、この時点で号泣。主導権は私が握っていると思っていたのですが完全にみんなに移動していました。総合実践の日誌を書かないといけないにも関わらず私のために時間を作って書いてくれる。本当に幸せです。

全員から手紙をもらいました。どれくらいの時間がかかったか分かりません。前に出てきて手紙を渡す時に涙で声にならない子がたくさんいました。その姿をずっと見続ける。嗚咽で声にならず泣き続けている。時間が無いからもう良いよなんてことは言えませんし、言いたくありません。多大な迷惑をかける可能性はあるなですが大好きなこの子達の姿を目に焼き付けておきたいという私自身のワガママです。

娘達は一人ずつ出てきて涙を流してくれました。が、私はそれが38回続きました。泣きすぎてもう何が何だかわからない状態。これだけのことをしてもらえること、本当に感謝したい。幸せで幸せでたまりません。

最後の一人は先ほど離任式の壇上で私に花束をくれた子。またも号泣。もうダメですね。人生の中出てこれだけ泣いたことはないかもしれません。泣き続けて頭がクラクラしていました(笑)。良いオッさんが高校生の前で泣き続けるというのは絵的にどうなんでしょうね。そしてこの子達にとって良かったのかどうかも分かりません。



ひと段落してお別れもしたのでこれで、という気持ちになりました。が、ここからまた新たに別のことが。

娘達が私のために花束を準備してくれていました。さらに色々なものも。

まずはメダル。


13年間勤務したことに対する表彰だということです。

あとはコップ。私がコーヒーを飲むのでこのコップで飲むようにとのこと。



更には袋入りのもの。これは後で開けてみると赤色のバックでした。私が赤が好きだというのを知っていてそれを選んでくれたのだとおもいます。



そして手前にあるのが「アルバム」でした。

これはまた別に。
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離任式3

2015-04-12 | 陸上競技
うーん、どれだけ書いたら終わるでしょうか。終わりが見えてこない。

これは間違いなく話したと思うので書いておきます。以前、一緒に働いておられた同僚が亡くなられました。現役で亡くなられた。本当に良い方だったのでショックで涙が止まりませんでした。葬儀に参列した際、本当に多くの方がお別れのために集まっていました。卒業生、高校生、数え切れないほどの人数がいました。この時、ある方が「最後を迎えた時にその人がどんな人だったのかがわかる」と言われていました。本当に慕われていたからこれだけ多くの人がお別れのために参列する。強制されるわけではなく自らの意志で集まってくれる。

転勤が決まってから、朝いつも通りに大先輩と話をしていました。その時に「昨日の夜、卒業生が私のためにアルバムを作って来てくれたんですよ」と何気なく話しました。すると「学校を去る時にその人間の評価がわかる」「あんたが生徒から慕われていた証拠だ」と言ってもらいました。もちろん、泣く(笑)。そんなつもりは全くなかったのに子供達が私のことを評価してくれていたんだと思うと本当に嬉しかった。

クラスの娘達が私のためにお別れ会を開いてくれる。それだけで私は幸せだと思います。やって欲しいという気持ちはありません。それでもこうやってお別れを告げる場所を作ってもらえる。本当に本当にありがたい。わたしの存在がこの娘達に何かしらの意味があったのだと思う。形に残らないかもしれないけど何かが残る。それが私達の仕事の本当の意味なんだと感じています。「出逢ってくれてありがとう」という言葉を何度言ったかは分かりません。飾るつもりはなく本心からの言葉でした。

ある程度話して「呼名をさせてもらいたい」と伝えました。卒業式の日にそんな話をしていたのです。1年後のに卒業式の日にみんなの名前を呼びたい、と。実際それは実現できませんでした。でも、私の中でみんなの名前を呼びたいという気持ちがありました。普段の生活の中でフルネームを呼んで返事をするなんてこたはありません。最後の最後だからできること。わたしは卒業式の日に娘達の名前を呼ぶ資格は与えられませんでした。片想いだと思いますが、私は名前を呼んで返事をしてもらうことで「自分の中での区切り」をつけたいと考えていました。もちろん、そんなに簡単にできることではないのですが何かしらの踏ん切りをつける場面が必要になると。

娘達に自分の名前を紙に書いてもらいました。私が娘達の顔を見ながら名前を呼ぶ。たったそれだけのことですが、私にとって本当に本当にありがとう大切な時間です。出席番号順に書いてねと話したのに途中から適当になる。いや、きちんとやろうよーと言う話でまた笑顔になる。この娘達に涙は似合わないなと改めて思いました。いつも笑顔でいて欲しい。心からそう思いました。私の存在がこの子達に笑顔を与えてあげることはできなくなります。それでも「想い」を胸に前に進む。その最後の機会です。

一人一人名前を呼んで立ってもらいました。顔を見ながら名前を呼ぶのはこれで最後です。入学式の時にも私がこの子達の名前を呼びました。あの時は顔も名前も一致しない。それでもこの日は顔も名前もそれぞれの性格もそれぞれとの思い出も全て私の中に入っている。同じ名前を呼ぶという行為であっても全く違います。名前を呼びながら涙が止まりませんでした。それでも最後まで呼ぶ。娘達もそれにきちんと応えてくれる。こんな幸せな時間があるでしょうか。

また長くなってますね。記事を変えます。
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離任式2

2015-04-12 | 陸上競技
続き。

これから先のことは記憶が曖昧です。若干事実とは異なるかもしれません。お許しを。とにかく涙が止まらなくて私自身何を話したのか思い出せない部分があります。本当に情けない話です。

クラスの生徒に教室に呼び出されました。展開的にこうなるんだろうなとは感じていました。まーきちんと別れを告げずに終わるわけにはいかないなという責任は感じていました。何度も何度も書いていますが、実際に別れを告げるという現実を避けたかったのです。クラスの生徒を目の前にしてきちんと報告をしないといけない。避けては通れない道ですがやはりしんどい。

クラスに入った瞬間、生徒達が修学旅行でディズニーランドに行った時に購入したかぶり物を付けてきました。カチューシャやぬいぐるみを頭に付けています。かなり気持ち的に重かったのですが少し気が楽になりました。またも生徒に気を使わせてしまいました。最後の最後まで情けない担任姿を見せています。



緊張していた気持ちが一気に楽になりました。涙を流さないとみんなの顔が見れないだろうなと思っていたのに「何やってんだよ~」という感じで笑ってしまいました。やはりすごく良い子達です。毎回のことですが本当にクラスの生徒に恵まれています。私のようなちっぽけな人間を慕ってくれる子供達がいる。それがすごくありがたい。

きちんと覚えていないのですが、みんなに私の気持ちを伝えました。半年前、転勤を意識させられる出来事がありました。通常そんなに早くは決まらないのですが、転勤を前提にという空気がありました。それを感じ取った時、精神的に参っていました。「別れ」を意識する。すごく良い子ばかり。その子達と別れなければいけない。大好きな子供達。距離感が近くなりすぎるといずれ来るかもしれない「別れ」の時に「辛さ」を感じる。それなら思い切って距離を置くほうがいいのではないか?と真剣に考えたことがあります。情けない話ですが。普通の先生というのが私には分かりません。当たり障りないような生活をする。それが無難な仕事なのかもしれません。

別れを意識した時、私はしばらくどうしていいのか分かりませんでした。もちろん、一緒に卒業式を迎える事だけを考えていました。が、もし実現できなかったらという不安。どうなるか分からないことに対してすごい不安を感じていました。そんな時、卒業した子から連絡があってあれこれ話しているうちに当時のことを少し打ち明けました。別れを意識してしまったから距離感を近づけることができない気がする、と。この子、本当に良い子でこれまでも本音で連絡をしていました。そう打ち明けた時本気で怒られました。「そんなの先生じゃない」と。「いつも目の前の生徒と真剣に向き合ってバカやって涙流してやっているから先生なんじゃないか」と。距離を置いてしまったら一生後悔する。別れを迎えることを考えるのではなくて、一緒に過ごす時間を大切にしないとダメだって言われました。

情けないことですが、教え子に自分の弱さを指摘されてしまいました。本当に生徒のことを思うなら正面から向き合え!私たちにしてくれたことを何で今の子にはしないのか?と厳しく言われました。まさにその通り。分かっているのにそれができない自分がいた。そこを分からなければいけなかったのです。いや、分かっていたのに自分で勝手に壁を使っていた。スーッと頭の中がクリアになりました。

そして次の日、何気ない話をクラスのホームルームで行う。すると、生徒が「久しぶりに先生がバカな話をしてくれた」と喜んでいる。本当に情けないことです。目の前の子供達に気を使わせていたのです。それすら気付けなかった私の愚かさを悔いました。目の前の事に一生懸命にならないといけない。それを言ってきた自分が生徒にそれができていなかった。卒業生、クラスの生徒から改めて教わりました。

卒業生達にはずっと言い続けてきたこと。LINEの文章をそのまま借りて書いておきます。

「先生がクラスマッチと文化祭の時に他人から見て馬鹿と思われるくらいやれ。って何回も言ってくれたやん。あれがね、ずっと心の中にあるんよ。実際、G3で馬鹿みたいにトトロ頑張って、馬鹿みたいにCM大賞こだわって、馬鹿みたいにバスケの朝練までして昼休みも練習してクラスマッチ、G3にはスポーツはどう頑張っても無理。って言われてたのに、優勝したやん。もうね、あの経験がめっちゃ大っきい。どれも馬鹿みたいに頑張ったから出来たことやん。あの頃のG3の頑張りとか努力して出した「結果」とかが、卒業した今もずっとね、後ろから押してくれちょる。だから、今だって、他人から馬鹿かって思われるくらい朝早くから学校行って勉強してみたりしとる。結果は絶対出るって信じとる。だってG3の時は結果出たもんね!だからきっと今回も!って思える!それだけで頑張れる!高校生の頃の経験ってこんなに大きいんやね!!あの頃、馬鹿みたいにやっとって本当良かった!馬鹿やったけど!徹夜して風邪引いて声でんくなるくらいやるのは馬鹿やったけど!でもそこまでやった昔の自分が今の自分押してくれとるし、それをやってみろって教えてくれた先生の言葉が背中を押してくれとる」

私は特別な存在ではない。普通のオッさんです。それでも少なからず目の前の生徒に伝えられることがある。そこを忘れたらダメなんだって思えた。そこからとにかくクラスの生徒と一緒にできることを全て楽しんだ。それは生徒のため?いや、私自身が幸せを与えてもらっているのだと感じながらやっていました。誰かを楽しませるためではない。私自身がこの子達と楽しみたいのだ。

だからバカみたいに文化祭でたこ焼き買ってきてバカみたいに販売した。他のことが何もできないくらい、朝から晩まで揚げタコ売り続けて完売。みんなヘトヘトなんだけどすごく良い表情をしていた。バカみたいに新聞紙切ってバカみたいにデカいタコ作って、クラスを水族館にした。全身ノリまみれになりながら、風船ふくらましたりエビ作ったりした。バカみたいに生徒と一緒にはしゃいだり、修学旅行に行ってみんなと時間と空間を共有した。この子達が笑顔になるためならなんでもやろうと決めて過ごしてきた。周りから見たら「バカなんじゃない?」って言われるかもしれない。誰かに迷惑をかけているわけではない。許される範囲の中で最大限のバカをやってきた。

それを私は誇りに思う。この子達だからそれができた。大好きなクラスの子達と一緒だからこんなに一生懸命にできた。そう思っています。

ここまでの話はできませんでした、したかもしれませんが記憶にはありません。

うーん、長すぎるので記事を変えます。
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