kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

無力

2017-02-15 | 陸上競技
ここ何件かの記事、それなりに前に進めている感じがありました。が、それは一時的ほんの一瞬だった。無力感があります。

火曜日、修学旅行前日。翌日から2年生は全く練習できない。私も引率で修学旅行に行くので1年生も自分達でやるしかない。だからこそこの日はすごく大切な練習になるという話をしていました。結構走り込みをしたいんだという部分も伝えていました。

前日かなり良い雰囲気で練習ができていました。このままやればかなり面白いと感じていた。が、アップメニューが始まると大したことはない。何人かはしっかりと声を出していましたが出す者と出さない者がいる。これはどういうことなのか?自分達はやっていると思っているのかもしれない。しかし、私からすれば「昨日と同じでできていない」という感覚。

出来れば声かけをせずに練習をさせたいなと思っていました。前日の雰囲気であればそれくらいの練習は出来るだろうと高を括っていました。

動きに関しても声出しに関しても前日比の70%くらいかなと思っていました。101%の練習を毎日していこうと伝えていました。が、それが出来ない。前日は見ていて楽しいなと思えましたがこの日はそうでもない。私が何度も「昨日より良い練習をするんだ」と言い続けて少し声が大きくなる。

この時にちょっと考えさせられました。結局、私に言われてるからやってる。自分達で何かをするというのではなく私がしつこく言い続けてるからやるようになる。それって本当に意味があるのだろうか??確かに私が「声を出せ」と言って大きくなる。だから「声は出ている」という感覚になる。でもそれは「やらされている」にすぎない。自分達で練習の雰囲気を作れないのであれば試合会場で力を出すことができない。

前の日は楽しいなと思えた。この日は思えなかった。それは大きな事だと思っています。

確かに以前と比べるとかなり良くなっています。が、まだ101%ではない。更には練習で使ったバーを投げ捨てるように地面に落とす者もいる。これも前から気にはなっていたのですが。男女問わず練習道具を大切にするという部分が足りないのではないか。疲れているのは分かりますがそんな態度で本当に良いのか?

この瞬間、これまで何をやって来たのか?という無力感に襲われました。何度も何度も話をしています。本当に強くなるために何をしないといけないか。毎日最大限の練習をしていくことしか強くなる方法はない。「最大限」を私から言われて引き上げるのであればそれは「最大限」ではない。もうこれ以上の一生懸命はない、という状態から私が1%プラスできるようにしたい。

これまでは70%を100%に近づけるための声かけでした。まだできる部分がある。それに気づかせて最大限の練習をさせる。そのためにひたすら声をかけてしっかりと負荷をかけさせる。これ自体、「自分のためにやる練習」にはなっていないのですが。それでも最初の段階で100%の練習が出来るとは思っていません。だからこそひたすら声をかけ続けてきた。

前日、自分達で良い練習ができた。次の段階に進めたなと感じました。しかし、また元に戻る。もちろん微微たる進み具合はあるかもしれません。そこは認めながらもきちんと進めていないという部分は明確。求めるものが高すぎる?チームが成熟していないから仕方ない?確かにそれもあるかもしれません。

チームが成熟していないから0.2秒ハンデをあげます。まだこれから先のチームだから10m先からスタートしても良い。そんな話ではありません。現実はシビアです。どのようなチームでもどのような選手でもスタートラインに立った時には同じになる。そうであれば「妥協」しながらやるのは違うと思います。もちろん完璧にやることはできない。それでも「前日と比べてどうなのか?」という部分は冷静に判断できるようにならなければいけなくなります。

細かいこと?お前は分かってない?確かにそうかもしれません。が、今のままで何を目指すのか?シビアさを持たない選手達が何をするのか。県総体出場を目指すのであれば十分すぎる練習だと思います。女子は中国に進むためにはかなり確実なレベルの練習内容。が、そこに楽しさがあるのか?もっと力があるのにそこを目指さない。勿体無いなと思うのですがそれは客観的に見ているから思うだけかもしれない。

面白くない記事。でもそれが現実。考えることがあります。このレベルで続けるなら私が見る必要はないんじゃないかという感覚。

また書きます。
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第一歩

2017-02-14 | 陸上競技
月曜日。学校は7時間授業。それが終わってからの練習となりました。慣れてきました(笑)。月曜日は2時間程度の練習しかできない。それを受け入れてやっていくしかありません。無い袖は振れない。月曜日だけ20時までやれば解決するのかもしれませんがそこまでやる必要はないかなと。甘いかもしませんが。

メニュー的には出来ることを最大限にという感じでした。水曜日から2年生が修学旅行。北海道で練習するのは不可能なのである程度はここでやっておかなければいけません。最初の集合で「朝の話の事」について触れました。まずは練習中「自分が主役になる」という感覚を持つ事。ここが重要かなと。他者がどうであれまずは自分のやるべき事が出来なければ先に進みませんから。

アップメニューから開始することにしました。様子を見ていると随分声が出るようになっていました。この日は「声を出せ」という事を私から言うことはほぼなかったと思います。まーさすがに、ですね。あれだけ言い続けているのですから。簡単なことではない。それは分かっていますがこうやって「やればできる」事をやらない限りは先には進まないのです。

時間の関係でそのままおんぶダッシュ。その流れの中でDM往復走を。奇数になるのでマネージャーも参加させました。マネージャーもチームの一員。もちろん全部やるわけではありません。距離を短めに設定してひたすら対応させました。

シャフトトレーニングをやってからスパイク。スキップ走をしました。シャフトトレーニングをやっていた時に思いついたので久しぶりにシャフトを背負ってのスキップ走をやりました。シャフトスキップ→DMスキップ→バースキップ→スキップ。この種目からは完全に競争メニュー。男女別に一斉スタートにしました。大した話ではありません。どこの学校でもやっている内容。単純に「よーいハイ」でスタートするだけ(笑)。うちとしては本当に久しぶりにやった感じがします。

そのタイミングでグランドが少し使えそうだったので広く使ってバトン練習をすることにしました。よくよく考えてみると最近バトン練習が激減しています。こんな状態でリレーで戦うというのを公言するのはおこがましい(笑)きちんとやっていかなければいけません。

最初の数本はkcでやっていた内容を。実は同じような練習をしているのですがもっと距離が短い中での受け渡しでした。ここにも私なりの意図を加えて実施していくことに。2本ずつ。で、通常通りの並走。これも2本ずつ。最後にバトン合わせ。限られたスペースですから60mと40mを組み合わせながらです。これまでは1組ずつ行なっていたのですが単純に競争させることにしました。

同じタイミングでスタートしますから速い方が先にフィニッシュラインを通過します。勝ち負けが分かりやすい。こちらの意図が伝わっているかどうかはっきりしませんが(笑)。並走の中でのパスを行なった時に12走ペアよりも34走ペアが先にフィニッシュしました。私の見間違いかもしれませんが勝った2人が手を上げてタッチしていました。競争という意味では成功ですね。自然と明るさが増していました。

バトン合わせにしても本当に久しぶりです。時間が全くないのでルーティンとしている距離感の確認もなく実施。女子が先にスタートしたのですが声かけをやっていました。本当に久しぶりなので忘れているかと思いました(笑)更に驚くことにバトンが普通に渡ります。いや、当たり前の話なんですが。バトンが渡らないバトン合わせほど意味のないものはありません。しかし、本当に久しぶりなのです。距離感がきちんとつかめるかどうかさえ怪しい中でバトンが渡ります。

結局は「心の持ち方」が大きく影響するのではないかと感じています。仕方なくやる練習ではなく「自分達のためにやる練習」になっていればそれぞれが工夫してやるのです。こちらが過剰な心配をして言い続けている間はやはり強くならない。考えるという事を自分からやり始める。それにより自分達で勝手に強くなるのではないかと思います。

自然と声も大きくなっていました。一番の変化は練習中に笑顔が出始めたという事。kcの選手には悲壮感が全くありませんでした。これまでうちの選手は辛そうにやっていました(笑)。それが競争を始めただけで全く表情が違います。これまで負けたら表情が沈んだり嫌そうな感じがありました。ほんの少しのことかもしれませんがこの日は全くない。見ている私も楽しいなと思いながら見ることができました。

最後にタイヤ引きを少しだけやって終わりました。これも全員がお互いを見ながら声をかけて実施していました。今の学校での練習の中で一番の雰囲気だったかなと思います。これだけで全然違います。

少しだけ進んだかなと思います。第一歩です。やっと明確な一歩が踏み出せたのではないかと思っています。自分達のための練習ができ始めた。これは大きい。やらされている練習から「自分が強くなるため」の練習へ近づけたのではないかと。前任校で「強くなり始めた」と認識した時もkcの選手の姿を目の当たりにしてからです。本当に影響力があります。

このタイミングでms高校のts先生から「合宿をやるから来ないか?」とお誘いを受けていました。前任校でリレーでインターハイを達成した時の大きなキッカケを与えてくださったts先生から声をかけてもらいました。今回は宮崎内外から参加がある。更に「リレートレーニングキャンプ」という感じでリレーに重きをおく内容になるのではないかという感じでした。そうであれば行くしかない(笑)。前任校で何年もかけてやってきた事がこのタイミングで一気にやれることになりました。凄いことだと思います。

やはり、素晴らしい指導者との出会いは大きい。こうやって自分がやりたいなと思っている事を支えて下さいます。もちろんそこに理解をしてくださる保護者の方の支えもあるのですが。器が大きい方々と接すると自分自身の小ささが浮き彫りになります。どうでもいい事で腹を立てている場合ではない。そんな大勢に影響のない事柄にとらわれるのではなく「選手のために」やっていく事が大切になる。改めてそう感じています。

この雰囲気が続くかどうか。ここは大きいのですが。それでも一歩は踏み出せたと思います。進みます。見守って下さい。
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ウサギとカメ~全力で走り続けるウサギに勝つには~

2017-02-14 | 陸上競技
続き。

ウサギとカメの話。ウサギとカメが競争をする。普通に考えたらウサギのほうが圧倒的に速い。ウサギは「少し休んでも大丈夫だろう」と思ってゴールの前で寝てしまう。その間もカメは少しずつ進んでいる。ウサギが目が覚めた時にはカメに追い抜かされている。必死に追いかけるがカメが先にゴールして負けてしまう。コツコツ努力すれば自分よりも力がある者に勝てるかもしれない。そういう「夢」示す寓話です。

前任校でも話をしてきました。前の記事と同じような話。ウサギが自分の才能に慢心して90%程度の努力しかしない。カメが100%の力で努力し続ければ「勝てる可能性」が出てくる。実際に中学時代に実績のない選手が勝てなかった選手に勝てるようになっていました。通常考えれば絶対に勝てない相手であっても「100%の努力」を続けることでその「差」は埋まるのです。

残念ながら今回のkcの選手の姿を見て「普通にやってたら無理」というのを突きつけられました。上述の話はウサギが「油断して手を抜く」という前提があるからです。そこに唯一「勝てるチャンス」がある。しかし、kcの選手は「全力で走り続けるウサギ」です。一切手を抜くことがなく最後の1歩、最後の1回まで全力を尽くす。チーム内で常に「目の前のウサギに勝つこと」を考えているのですから「手を抜く暇がない」のです。強くなりたいと毎日毎日思って生活している。そんな「ウサギ」に「油断」なんて存在しないのです。

うちの「ウサギ」たちはどうでしょうか。ひょっとしたら「カメ」かもしれない。「全力で走り続けるウサギ」に「カメ」が100%の努力をしても追いつける要素はないのです。うちの「ウサギ」達は「勝ちたい」「インターハイに行きたい」と思っているかもしれませんが最後の1歩、最後の1回までやり切れません。きつくなってくると「少しくらい」という気持ちが出てきて「楽をする」ことがあります。「全力でやっているウサギ」に「9割でやっているウサギ」が勝てる可能性は??いうまでもなく「0」です。絶対に勝てません。

そうであればどうするのか。まずは自分自身が「全力で走り続けるウサギ」になる必要があります。それが最低条件。全力で走れないウサギが自分より力が上のウサギに相手にしてもらえるはずがない。本当に「勝つ」と思えば「全力で走り続けるウサギ」よりも高い質の「努力」をする必要がある。向こうが100%で努力するならうちの「ウサギ」は101%の努力をしなければいけない。そうでなければ一生追いつくことはできないからです。

もちろん、簡単なことではありません。苦しくなってくれば自分の中で「少しくらい」という気持ちが出てきます。そこに負けてしまうことだってある。が、それれを「仕方ないよね」と言っていたら絶対に勝てないのです。「勝つ」ことを考えるのであれば「一切の妥協を許さない」という感覚でやらなければいけない。そんなこと「普通のウサギ」にできるわけはない。そう言われるかもしれませんが「できる」と信じてやるしかないと思っています。

先日から「少しくらいいいだろう」という部分が出ています。それにより私が注意することが増える。競技と生活は間違いなくつながっています。「少しくらい」という感覚は必ず競技に出ます。息苦しいかもしれません。それでも「全力で走り続けるウサギ」の背中を追うためにはやらなければいけないのです。

そうであればチーム内で競争を激化する必要がある。本人たちが「こいつには負けない」と思わないとダメ。2年生男子が1年生に負けます。相手は強いから負けても仕方ないと思っている。「仕方ない」と思う時点で「全力で走り続けるウサギ」にはなれない。2年生の女子が1年生3人に負ける。中学時代から強かったから勝てないと自分を納得させる。これでは勝てない。なぜならうちの「ウサギ」よりも圧倒的に強い「ウサギ」に勝負を挑もうとしているのだから。うちの「ウサギ」に勝とうとしない者がもっと速い「ウサギ」に勝てるはずがない。まずは目の前にいる「ウサギ」にどうすれば勝てるのかを考えて1本1本工夫することだと思います。

そう考えたら「練習で負けたら嫌だ」というどうでもいい「プライド」は捨て去るべきです。学内で負けている選手が県内や中国地区で勝てるはずがないからです。どうてもいい「プライド」が邪魔になるような選手はこの先も強くならない。「勝つためにがむしゃらになるウサギ」でなければいけないのです。全力を出して負けることを恐れて「言い訳」をするような「ウサギ」では戦えない。

この話。どれだけ伝わるでしょうか。最終的にやるのは選手です。私ではありません。話して「むかつくわ」と思うような部分なら結局強くなることはない。なぜこちらが「あえて厳しい現実」を突きつけているのか。そこがわかるような「大人」にならなければだめだと思っています。

話をしました。もちろん、全部話したわけではありません。選手には必要なことを伝えた。blogにはプラスアルファの話も含めて書いています。うちの選手、読んだりするのでしょうか。分かりませんが。多少なりと読んでくれると良いなとは思うのですが。

全力で走る続けるウサギの背中を追う。必ず追いつくんだという「強い意志」を持って。
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負けたらそこで終わり

2017-02-14 | 陸上競技
続き。話した内容とプラスアルファで。

勝負をする。その話に付け加えました。

練習の一場面を抜き出しての話。午前中、最後の練習は6本坂を走る。集団の後ろから2人が練習できなくなるというもの。それまでの練習で2組目を走っていたうちの2人が最初の1本目で落ちました。力的には残ることはできる。しかし、落ちてしまった。ここに大きな意味があると思います。練習の最初に話をされました。強い選手は予選、準決勝と力を残して走ろうとする。力がない選手はそうはいかない。実はそこに勝ち上がるチャンスがあるのではないか。

これは私が具体的に説明するために示しただけなので当初の意図とは違うかもしれません。A選手の力が120、B選手の力が100。普通に走ったら勝ち目は全くありません。が、予選だからとA選手が8割で走るとする。120の80%だからその時に発揮される力は「96」になる。100の選手が全力で臨めば「100」となる。そうすれば明らかに力が上の選手であっても「勝てる可能性がある」のです。

これが予選かもしれない。予選で勝てば準決勝に進める。相手が油断してくれていたらそこに「チャンス」が生まれる。1本しか走れない力かもしれない。それでも「勝つ」ことで自分の人生が変わるのです。準決勝で少し余裕を持って走る。当然あり得ることです。しかし、レースは0.01秒を争う。少し流して着順で入れない。2組3着+2のレースでプラスの3番目になる。この時点で決勝に進む可能性はなくなるのです。持っている力はもっと上。次に意識して走れば優勝するかもしれない。が、力を出さなかった時点で「もう一本走れば」というのはなくなるのです。

練習であれば「次は勝つ」といえるかもしれない。何本も走れば1本くらい手を抜くかもしれないのだから。しかし、そういう感覚であれば実際のレースでも力は出せない。目の前の1本を大切にできない選手は結果的に「力を出し切れずに終わる」ことのほうが圧倒的に多くなる。勝てないのです。

「負けたらそこで終わり」です。「次がある」という感覚を持っていたらダメだと思います。これは何度も言っていますがなかなか浸透しない。目の前のことに一生懸命になれないから結果的に強くならないのです。

負けた言い訳をしない。ここも重要だと思います。「風が強かったから・・・」とか「スタートで出遅れたから」というのは「逃げ口実」でしかない。風が強いのは同じレースを走った選手はすべて同じ条件。スタートの出遅れも自分自身の責任です。「今はスタートで失敗したからもう一度走らせてほしい」と望んだところでそれは叶わないのです。

合同練習での話。油断していたかどうかはわかりません。ルールがきちんとわかっていなかったという部分もあるかもしっれない。しかし、それは「結果論」でしかない。分からなかったら聞けばいい。もっと言えば「確実に上位に入っておけば問題はない」のです。「走る場所を譲ってもらえなかった」というのもあるでしょう。相手は「勝つ」ために必死なのです。道を譲ってくれるはずがない。そうであれば自力でその道を切り開く必要がある。もう一本走れば残っているかもしれない。が、走れなかったというのが「現実」です。

支部大会で6位に入らなければ県総体には進めない。県総体で6位以内に入らなければ中国大会には進めない。中国大会で6位以内に入らなければインターハイには進めない。「流していなければ」「怪我さえしていなければ」と言ったとしてても結局は終わりなのです。「よく頑張ったね」で終わるのであれば「そこまでの情熱でしかない」ということ。結局は「本気」ではないのです。「もう一本走りたい」と切実に願ったとしても「終わり」なのです。

だからこそ「勝つ」ことにこだわらなければいけない。

あえて避けてきた「競争」をもう一度導入しようと思います。勝ち負けを明確に示す。それは「厳しい現実を突きつける」ことかもしれません。前任校ではかなりやっていたことです。だから「勝ちたい」という欲求が強くなる。負けたのは弱いから。勝ちたかったら強くなれ。そういう感覚でやりたいと思います。

もう少し書きます。長いわ(笑)
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勝負と想い

2017-02-14 | 陸上競技
月曜日。岡山から戻って最初の日。大切だと思います。やはり練習参加した選手に少しだけ話をさせたいなと思いました。百聞は一見にしかず。それでと肌で感じた部分を少しだけでも聞くことはプラスになると思います。

最初の段階で参加した4人に話をさせました。マネージャーは抜き。それぞれが感じたことを話していました。まだまだ上手く話せません。これも経験かなと感じています。何度も何度も人前で話すことでできるようになる。あとは「本質的なモノ」を理解しているかも大きいのですが。「速かった」「強かった」というだけではない。まー今回は最上位グループと走る機会はなかったのでそういう感想はなかったですが(笑)ある意味シビアです。

ある程度話をさせてから今度は私から。

今回一番感じたことは「一切手を抜かない」という姿勢と「勝ちたいという想いの強さ」です。ここは大きい。チームとしての歴史や覚悟の違いはあると思います。それでも大きな差を感じました。

練習の大半は「競争」です。負けたら勝ち上がれない。これが常に意識されています。お客さんだからという部分は「勝負」には関係ない。強い選手と一緒に走りたいのであれば勝ち上がるしかないのです。力が自分より上の選手であっても「勝ちたい」と思って臨む。そういう姿勢が練習の質につながっていく。

そうなるから最後の一歩まで手を抜かない。当たり前の話ですね。その一歩の手抜きが上位選手との「差」を広げられることになる。だから必死に練習をするのです。一部分が違うというのではい。練習内容云々の前に「心構え」が違う。

私は最近、あえて勝負を避ける傾向がありました。競争はさせたいなと思っていますが練習の中で男女混合にしていました。それなりに力がある選手がいます。NMの双子もいますし力が同等のSがいる。が、勝負で負けてしまった時に後があまり良くない。幼い部分もあるのでしょうが。「負けるのが嫌」だから負けた時の言い訳を作る。一緒に走るのを避けたがる。それを感じていたので避けていました。

男女混合で走らせるとそれなりに走ります。これまではそこを重視していました。まずはきちんと走ることを最優先。こうなると「負けても仕方ない」という気持ちが生まれます。性別の差があるのですから勝てなくても言い訳ができます。ある意味私自身が「逃げ道」を作っていたのだと想います


私なりの考えもありました。チームが未成熟な状態での練習。流れがある学校とは違います。ある程度時間をかけて土台作りをしていく中で培われる部分があります。それがない段階で「強くなるための練習」の質を最大限に高めるのは難しいと思います。強引に持っていくことは可能かもしれませんがある程度「心の成長」がなければ難しい。

しかし、このままでは「それなり」の選手しか育ちません。分かってはいました。が、ある程度「待つ」事が必要だったと思います。このタイミングで自分たちの甘さや弱さを痛感できたことは本当に大きいと思っています。

これからは「競争」をする事を宣言しました。男子も女子もそれぞれで勝負する。この時に「負けても仕方ない」という感覚があるのであれば選手としての資質はない。力があるないに関係なく「勝つ」「勝負する」という部分にこだわれる選手になって欲しい。これまでのように「負けても仕方ない」という状況を許すのはやめる。負けて不貞腐れたり勝負を避けるような状況であれば結果的に強くなることはない。それが分かっていて許しているようでは指導者として失格。

このことに関してはもう少し書きたいと思います。長くなるので一旦終了。
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合同練習 with kc高校3

2017-02-12 | 陸上競技
感じたことを。

やはり一番印象的だったのはms先生の人柄です。選手に対する関わり方やチームに対する考え方。今回の私の中でのテーマは「話を聞く」ことでした。選手一人一人に対して真剣に向き合う。その姿は素晴らしい。

坂道走もハードル走も一番最後の組みの選手が一番ms先生と話をしていました。技術的な話というよりは「勝ちました!」というような雑談に近い話。ms先生は「うちのチームを支えてくれているのはこの子達だから」という言い方をされていました。どうしても力がある選手は目立ちます。日本一になればやはり強い選手が目立つ。が、そこではなくそれ以外の選手に対しての評価。

これまでのチームも実は「知る人ぞ知る選手」がいてくれたから今のチームがある。表面的に目立つ選手ではなく「支えてくれる選手」の存在をすごく大切にしているんだなと感じました。短距離だけではなく長距離も投擲も跳躍も全て1人で見る。だから合宿にはいかない、と。選手をそばで見ながら関わっていく。強い選手を集めてきてその選手が強くなれば良いという指導ではありません。全ての選手に対して、なかなか勝ち上がれない選手こそ大切にするという感覚。「当たり前」と言われたらそうかもしれない。が、言葉ではない「温かさ」を強く感じました。

その子達が練習の雰囲気を作る。力で引っ張る選手もいればムードメーカーとして声を出してみんなを盛り上げる選手もいる。ムードメーカーも強くなるために必死に取り組む。それが相乗効果を生んでいくんだと感じました。これはチームとしての伝統とそれを感じ取る力だと思います。

本当はもっともっと話を聞いたのですが書くと長くなるのでいつの日か(笑)

あとは選手ですね。とにかく前向きに素直に取り組む。ここが凄いなと思いました。全てにおいて一生懸命取り組みます。強くなる選手だから当たり前なのかもしれません。うちの選手は苦手種目であったりキツくなってきたらやはり「甘さ」が出ます。が、kcの選手は最後の一歩まで手を抜きません。絶対にスピードを緩めない。そして諦めない。やり切るのです。真剣に競技と向き合っている。

全ての種目で競争をしていました。自分よりも力が上の選手と一緒になったとしても「勝ってやる」という気持ちが前面に出ています。「勝てない」と思わない。何とかして勝とうとする。絶対に諦めないのです。それを毎日毎日繰り返す。前の記事にも書きましたが練習で本気で勝負しているから負けたら涙を流す。試合ではなく普通の練習です。決して手を抜かない。負けを良しとしない。ここの感覚なのだと思います。

よくG先生と話をするのですがやはり指導者としての「器の大きさ」が必要になります。どうでもいい事をひたすら言い続ける。他者を批判するが自分は何もしない。そんな指導者であればやはり本当の意味で選手は育たない。そこを改めて感じました。

明るい。やはりそこが大きい。明るく一生懸命。そして負けず嫌い。強くなる選手です。もちろん練習が効果的に配置されているなというのも強く感じましたが印象に残るのはms先生と選手。そんなチームを目指したいなと改めて思います。

同じ高校生です。我々とは違うと思えばそこで終わり。あの一生懸命の選手達と勝負しなければインターハイには進めないのです。そこだけは忘れたらいけない。競技以外の指導を受けていたり、上手くいかないからとやる気を失っている暇はない。肌で感じてくれたとすればチームは変わる可能性がある。

本当に貴重な経験でした。休みのない中、我々のために時間を作ってくださったms先生とkcの選手にとって感謝。多くのことを感じる事が出来ました。小さな世界で「指導できる」と思い込むのではなくもっともっと広い世界を見ていかなければいけないと改めて感じました。この経験を活かしていきたいと思います。
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合同練習 with kc高校2

2017-02-12 | 陸上競技
続き。

当初の予定では競技場に移動して走る予定でした。しかし、天候が良くグラントが使えるだろうという事で急遽学校のグランドでの練習に切り替わりました。これまた普段の練習を見る事が出来るのでありがたいなと。

練習開始時にkkのha先生が来校。ここでも色々な話を伺う事が出来ました。来月体幹トレーニングを中心としたDVDが発売されるとのこと。そのデモ版を見せてもらいました。是非しっかり見て見たいなと。購入を検討したいと思います。

その間、うちの選手はkcの選手と一緒にブラジル体操。なかなか面白いですね。サッカー選手がアップで行う種目ですが集団で実施。初めてやる動きですからなかなか出来ません。2セット行うということなのでその時には何とか形になっていました。やはりやっていけば出来るようになるな、という感じですね。そのままの勢いで少し長めのウインドスプリント。

続いてシューズでのバトン走。これも課題を決めて実施。ビルドアップ形式で少しずつスピードを上げて行く。うちも並走をやります。それよりも短い感じで受け渡しを終わらせる。全部で10本実施。途中からスパイクを履いて実施。スピードが上がれば受け渡しが難しくなります。決められた場所をオーバーすることもありました。普段と形が違ったとしてもそれに対してきちんと対応できるようになっていかなければいけません。走り自体は良くなってきているなと感じました。

普段の並走とは異なりますがこの練習も上手く導入できると良いなと感じました。受け渡しをもっとスムーズにするためには頻度を増やす必要があると思います。そうであれば短い距離で受け渡しをきちんとする頻度を増やしていきたいなと。狙い自体は同じだと思います。それでも「精度」が違うかなと。

そこからはハードル走。色々なバリエーションの中でやっていきました。うちも普段少しハードルを跳びますがかなり下手。それでもチャレンジ。100mHの練習も兼ねているとのことでした。ハードルを跳ぶだけではなく幅跳びの踏切練習も意識している。ハードル選手だけではなく全員でやる。ここに大きな意味があると思います。

うちのハードルは1人ずつやります。が、kc高校では横一線でスタートして競争。うちのパターンだと出来なかったら「適当」にやって終わってしまいます。足が合わないからできない、みたいな感じになる。が、kcでは競争します。勝ち上がり負け下りでやっています。ハードルが上手いとか下手とかではなくインターバルをきちんと走ると上手く追いつく事が出来る。ここに大きなポイントがあると思います。

ピッチアップの効果が期待できます。sat選手もハードルは苦手。それでも手を抜かずやり続けるそうです。インターハイで決勝に残るswt選手もハードルは苦手だけどインターバルを走るように意識したら変わってきた、と。今では一番好きな練習だと話していました。ハードリング云々が狙いではなく本当の狙いは別にある。ハードリングにも狙いはあるのですが。

かなりの本数をやって今度は土の上で120mのハードル走。これも競争。一昨年中四国合宿で指導させてもらったars選手もやっていたそうです。この練習では他のスピードがある選手に負けたりしていたと話されていました。インターハイチャンピオンが学校の練習でハードルで負ける。すごい話です。うちの選手は「足が合わない」という中で走り続けていました。出来なくてもやる。やっているうちに少しずつ「走る」という意識の中でやる事が出来ていました。

最後に補強をやって終わり。やはり強いなと感じながら見ていました。うちはまだ「甘い」という感じですね。結構やっているつもりですがまだまだ。早速取り入れていきたいなと思う種目があるのですが道具の作成が(笑)。ここも考えながらやっていきたいなと思います。

特別な練習ではありませんでした。msは「体育の授業みたいなものだから」と言われていました。が、表面的な部分ではなくその中に様々な要素が含まれています。多分表面的にやったとしても追いつくことはできないと思います。そしてそこに取り組む選手の姿勢。素直に一生懸命に取り組みます。見ていてこちらが応援したくなる。

うちの選手はこの中で何を感じたでしょうか?何かを感じ取ってくれなければ意味がありません。

実施した内容はひとまずここまで。別に感じたことを書いておきたいと思います。本当に貴重な経験でした。感謝。
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合同練習 with kc高校

2017-02-12 | 陸上競技
前置きが長くなりましたが土曜日は岡山で日本一のチームと練習をさせてもらいました。ほぼ休みのない中で引き受けて頂いたms先生には感謝の言葉しかありません。

少し早めに学校に到着しました。その時に選手がホウキやチリトリを持って自転車に乗っている姿が見受けられました。どこに行くのかな?!と思って見送る(笑)。ms先生に挨拶をして話を伺うと「坂道で練習しようと思っている」とのこと。普段やっている練習をして頂ける。これはすごくありがたいなと。

今回は私自身がしっかりと話を聞きたいというのもありました。試合会場ではかなり話をしますが最優先事項はレースですから細かい話はできません。今回練習を依頼する時sz先生に電話番号を伺ったのですが「あんなに話してるのに電話番号知らないの?!(笑)」と驚かれる(笑)。普通ならもっと早い段階で連絡先を伺うのが当たり前なのかもしれないですが。

そういう部分もあって「表面的な話」に関してはかなり話をしていました。が、色々と聞きたいなと思う部分がありました。sz先生からは多少脚色された話は何度も聞いていましたが(笑)

練習場所について話を聞きました。坂道や砂浜を使った練習をよくされるという話でした。「近いんですか?」と尋ねると「自転車で25分くらいかな(笑)」と。え?結構遠いじゃないですか。砂浜も同じくらいの移動だということ。良い練習場所を求めて。何故その坂を下り使うのかという話も色々と伺いました。面白い。

車で10分以上かけて山へ。いや、結構遠い(笑)。午前中はこの坂を使って練習をするとのことでした。私は常にms先生に付いて話を聞く。めちゃめちゃ謙遜されるので練習の意図を感じるためにはそばにいてひたすら聞き続けるのが一番早いかなと。

練習はシンプルでした。ブラジル体操をしてそこから「競歩」の動き。早歩きからスプリント、早歩きからバウンディング。何故その動きをやっているのかをシンプルに説明。それを選手がやっていく。アップはそれくらいで早速走りました。何をするのかな?と思っているとスタブロが出てきました。お??と思っている間にスタブロがセッティングされて坂道でのスタート練習!!衝撃的でした(笑)

3台セッティングして勝ち上がり、負け下り形式でやりました。最初は緩やかな坂を使いながらの練習。今回日本一の選手は欠席でしたが他の選手も強い。インターハイで決勝に残る選手が複数います。その中で常に「勝負」をする。これだけで大きな刺激になります。緩やかな坂で20mから80mまで1本ずつ。

少し休憩して今度は急な坂へ。引き継ぎスタート。20m地点まで緩やかな坂でそこからは一気に急斜面になります。この意味も説明していただきました。急な坂を走るというのはキツい。走りの中で何をするのか。

加速区間の話でした。インターハイの決勝。大半の選手が35mくらいまできちんと加速している。身体が起きてしまうと加速ではなく中間の動きになる。kcのst選手は他の選手よりも10m近く加速区間が長かった。ここに差があるのではないか?!と。それを意識するための練習。

見ていると明確でした。11秒台で走る選手はきちんと我慢できる。急斜面でも身体が起きません。うちの選手はそれができない。途中でms先生からアドバイスをもらって何本か良い動きが出来るようになってきました。実際にやりながら身につけていく。見ていて面白い。

最後に急斜面のみで。10mから40mまで。ここも面白かったですね。

結局、うちの選手は一度も先頭グループで練習をする事が出来ませんでした。あと一歩のところで勝ち上がれない。12秒前半の選手が多くの勝ち上がれないというのもある程度仕方ないかなというのもありますが一本くらいは上がりたかった。坂道が走れないのは筋力ではなく加速がきちんと出来ないから。まさにタイヤ引きと同じです。

最後に「tail impossible」を。何のことかよく分からなかったのですが全員で一緒にスタートしてフィニッシュ時に後ろから2人は次に走る事ができない。6本走って最後に決勝という位置付けで4人だけで走る。場所取りなどの関係もあります。本数が多いので最初から全力で行くわけではありません。そうであれば力がない選手でも上位に入って勝ち上がって行く事ができる。強い選手の7割と力がない選手の10割であれば勝てる事がある。

うちの選手、場所取りも上手くいかず1本目で2人落ちました。さらに次の1本でもう1人。力的にはそれなりにある2人が1本目で落ちました。あとはひたすら見ているだけ。他の選手が必死に走っているのに走ることも出来ず見るだけ。これは最高の刺激だと思います。普段は「走りたくない」と思っているかもしれません。しかし、こうやってみんなが一生懸命に練習している姿を客観的に見る。自分たちは強くなるチャンスを逃しているのです。

最後の1人は6人まで残りましたが準決勝敗退。

最後の1本は熾烈でした。普段は絶対的エースが存在するので勝てない。そのエースが不在なので「勝てる」チャンスがある。必死に走っていました。11秒台の選手が勝ちました。私からすればタイム的な事があるのでこの子が勝つのが当たり前なのかと思っていましたが実は跳躍選手の方がいつもは強いとのこと。初めて勝ったと言っていました。

同時に負けた跳躍選手は泣き崩れていました。試合ではありません。普通の練習です。その中で負けたとこが悔しくて涙を流す。「負けても仕方ない」とは思わないのです。ここはうちの選手にとって肌で感じる部分だったのではないかと思います。1本しか走っていない。他の選手は必死に涙を流するくらい練習をしている。その輪に入れない自分がいる。

練習が終わって学校に戻る事になりました。下まで降りてきたのですが一番最初に抜けた2人が「トイレに行きたい」と言ってきました。トイレは坂の一番上。そこまで行くのは時間の無駄ではないかな、と思いました。それでも行きたいというので。話を聞くと「悔しい」と口にしていたようです。場所取りが上手くいかなかったというのもあるのでしょうが「何となく残れるだろう」と思っていた。結果は一番最初に脱落。あとは見ているだけ。そんな自分が許せなかったのかもしれません。トイレに行くというのは口実?で「もう一本走る」というのが最大目標だったので坂の上まで走って行ったようです。

もちろん、県総体や中国大会では「もう一本走りたい」と言って走ることは出来ません。勝ち上がる以外に方法はないから。しかし、これまでとは違う姿がここにあったと思います。どれくらい思っているのかはわかりません。周りが練習をしている姿を見て「自分もやりたい」と思える。それだけでも大きな刺激です。

とにかく絶対に手を抜かない。疲れてきても最後の一歩まてま緩めない。勝てなくても絶対にスピードを緩めない。この姿を見たかった。強くなるための練習をしているのです。こういう雰囲気の中で練習をするから強くなるんだと思います。手を抜かないというのが当たり前だから。特別なことではない。そんな雰囲気。

他にも感じた事があるのですがそれはまた別に。
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追憶

2017-02-12 | 陸上競技
書きたいことがたくさんあるのですが。少し思い出話を。

前任校、5年連続でインターハイに進んでいました。400mから始まり最後の年は100mで2人、4継と複数で勝ち上がることができた。4継で進むまでかなりの時間とエネルギーを使いました。簡単なことではない。

最初にインターハイを目指そうと強く思えたのは初めてインターハイに出場した400mのriが1年生の時。その前にもヨンパでインターハイを狙える選手がいたが私のやり方に対しての不信感からか良い方向に進ませてあげることが出来なかった。情けない話だがそれが現実だった。

2008年だった。中国大会のマイルで予選落ち。+4の所でプラスの5番目。前年も同じ状態であと一歩で届かなかった。当時の記事を読み返すと分かるのですがかなりしんどい状態でした。チーム崩壊。リーダーになるべき選手達が「自分のことしか考えられない」状態でしたから負けるべきして負けるという感じ。

そのままでは何も変わらない。そう思っていた。このタイミングで岡山のha先生が主催される合宿に参加できることになった。初めての県外合宿。本当は全員を連れて行きたかったが車の関係でマイルで主力になる4人だけを連れて道後山での合宿へ。これが大きな転機になった。

その時、うちはまだ完全に無名。中国大会でラウンドを進むことができない選手ばかり。中学時代の実績は誰もない。個人で中国大会に進むような選手は1人も来てくれない状態だった中での新しいチャレンジ。県外に出て自分達の「弱さ」を知ろうという感覚。

合宿の中で一番目立っていたのは岡山のkc高校の選手。行動が早い。とにかく自分達から前へ前へ出て行く姿。休憩が10分と言われても3分くらいしたら集合場所へ集まっている。速いとか強いとかそういう話ではなく「選手として」の「差」を感じた。競技に対して真剣に向き合う態度。どんなにキツくても絶対に力を抜かない。緩めない。ここの感覚。選手も衝撃を受けたようでした。

合宿から戻って練習再開した日、合宿に参加していた女子4人がバッサリと髪を切っていました。どうしたのか?と尋ねると「kcの選手は全員短かったから」という返答。別にそこが大切ではないと思うが。インターハイに行くためにkcの選手と勝負しなければいけない。目の前で見たkcの選手との差。そこを肌で感じた。明らかに行動が変わった。

翌年3月の中国合宿。帰りの車の中で「ユニフォーム変えたい」と言い出す。県外の選手との交流の中で「セパレートの方が走りやすい」という話を聞いて「0.01秒でも速く走れるなら」という気持ちになった。県内ではどこも導入していなかったセパレート。県内に目を向けるのではなく「中国で戦う」事を考えての発言。大きく変わった、ら

その流れの中で県総体ではriが私の指導の中で初めて県総体優勝。秋の県新人ではマイルで大会新記録で初優勝。中国新人では複数種目で決勝進出。これまでの指導の中で最高に楽しい時間を過ごせた。今でもあの当時の練習の雰囲気はすごかったなと思う。今とは全く違う。

riが沖縄インターハイに進んでから5年連続でインターハイへ。転勤してしまったのでそこで終わってしまったが私自身が貴重な経験をさせてもらった。指導者としての基礎はその数年間で培われたと思う。

昨年度転勤して新しい環境の中で練習をスタートした。もう一度0からのスタート。簡単なことではない。私の考え方、やり方に対して理解してもらうことから始めないといけない。異文化を受けいるというのはお互いに厳しい。やりたいなと思うことはほぼできないまま時間だけが過ぎてしまった。これはわたしのやり方が良くなかったのだと思う。徐々に変えていくという事が出来なかったから。選手には申し訳なく思う。

今年度になりチームとして少しずつ機能し始めて来た。まだ甘い部分もある。いや、甘い部分の方が多い。特に主力になる1年生女子に危機感がない。それを変えるために大阪に行き、中四国合宿に参加した。変わりつつある。が、まだ強くなるための「心」が備わっていない。なんとなく自分達が強くなるんじゃないかと思っている感覚。もっと強くなるのに。

昨年の中国大会の時。kcのms先生に「練習しに行ってもいいですか?」とお願いしていた。「焼き芋焼いて待ってるわ」と言って頂いた。商業系の選手の検定が終わるまでは動けない。来週は2年生が修学旅行。行けるタイミングはこの日しかない。強行日程ですが11日に練習をお願いした。

早い段階でお願いしていた。本来であれば先週の土曜日の件があるので練習で他県に連れて行くというのはどうなのか?という話。が、こんなチャンスを逃したら次はない。そう思って実行した。

前任校が大きく変わるキッカケとなったkc高校。今も変わる必要がある。感じ取ってくれるかどうか。それが出来なければ意味がない。自分達がインターハイに行くためには日本一のチームと戦わないといけない。「相手が強いから負けても仕方ない」というのではなく「戦うんだ」というのでは気持ちが必要になる。

原点かもしれません。強くなるために。多くのこと感じてもらいたい。そう考えていた。

記憶をたどる。自分自身原点に帰る。貴重な時間でした。
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繋がり

2017-02-11 | 陸上競技
木曜について書きたいのですがまー良いかという感じで。基本的にトレーニングをしました。この日も完全に選手に任せました。可能な限り側にいて見たいのですが時には「自分達でやる」という経験が必要かなと。私用があったのでそちらを優先。

金曜日。午前中4時間中3時間授業。そこから校内出張。全く余裕なくです。さらにその合間にレンタカーを借りに行く。あれこれやって16時半にはやっと身軽になりました。

この日から岡山へ行くことにしていました。前から行きたいなと切実に願っていたkc高校で練習をさせてもらうためです。春の中国大会の時にお願いしていてやっと実現。3学期は検定などがあるのでやっと。来週は修学旅行ですから本当にこのタイミングしかありません。

前から書いていますが私の役割は「選手に刺激を与える」事だと思っています。1人で抱え込んで閉鎖的に練習するのではなく多くの人の力を借りながらやっていく。それが選手にプラスになると思っています。県内で自分の所だけでやっていたら「時代遅れ」になります。私自身が刺激をもらうことも大きなことです。それが選手に還元されるのだから。

12月に大阪に訪問させて頂いた時にM先生と出会うことができました。これは大きな財産です。LINEなどでやり取りをさせてもらっています。それにより自分の中での疑問が解けていく。前任校の時に半ば強引に練習に参加させてもらった宮崎のmsのT先生との出会いも県外に出て行ったから。3月に合宿をやるので来ないか?と誘ってもらっています。リレー強化合宿をされるとのこと。ありがたいことです。

小さな世界で生きていたら面白くないなと思います。人見知りですがこういう時には積極的(笑)。機会を失ったら勿体無いですからね。チャンスを逃さないようにしたい。出会いが自分自身を成長させてくれると思います。

夜、軽く食事をしようと外に出たのですが周りにほぼお店がない。ちょっとだけ食べて帰ろうと思っていたのですが立ち寄ったお店で隣に座った方から話しかけられて2時間くらい話し込んでいました(笑)。普段こんなことはないのですが。そのお店の女将さんも巻き込んで話しまくり。女将さんが山口にいた経験があるらしくその話も少し。偶然とはいえなかなか面白い繋がりでした。

今から練習に向かいます。少しでも多くの事を感じてもらいたい。更には私自身も勉強させてもらえればと思います。日本一の学校と一緒に練習する機会はなかなかありません。貴重な時間を大切にしたいなと思います。
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