この日もミーティング。どれだけなんだよという話ですが。せっかくの機会です。
ここではmakinoに話をしてもらいました。少しだけ話す内容を指示して(笑)
高校時代は12秒14がベスト。2・3年生でインターハイ国体に出場。が、大学に行って苦しみます。生活環境が変わったことは女子選手にとって本当に大きかったと思います。ホームシックになったりして精神的にきつかったと言っていました。周りには強い選手ばかり。それでも練習をしなければ試合に出ることができない。悩んだと思います。13秒6まで落ちたと言っていました。今までは試合に出るのが当たり前。出れないことなんて考えたこともなかった。出れなくて初めて走れない選手の気持ちを感じることができたと。貴重な経験です。
2年生になるときに「後輩には負けたくない」という思いがあった。通常の練習後に残って補強をしたりウエイトコントロールのために散歩したりとかなり意識レベルが高くなったようでした。結果、12秒20まで戻る。良い雰囲気の中で練習をしていたのでしょう。
3年生になる直前の合宿で膝に痛みを覚える。その後歩けなくなる。練習再開するまで「3か月休養」と言われたそうです。せっかく走りが戻ってきてこれから勝負というときにこんなことになるなんて・・・。そこから数か月、走りたくても走れないというモヤモヤがあったと話していました。高校時代もけがをしたことがなかったので自分が怪我をするなんて考えたこともなかったと。ケアに関して全くやっていなかった。怪我をして初めて「きちんとやっておかなければいけなかった」と感じたようでした。遅いのですが。人は「辛い現実」に直面して初めて色々なことに気づきます。元気よく走れているときには怪我をすることは考えない。だから私は「ケアをするように」「補強をするように」「しっかりと練習に取り組むように」という話をするのです。「分かってるうるさい」と思われたとしても後悔させたくないからです。
更には怪我をして走れない人の気持ちをさらに痛感したとも言っていました。それまでは「いつになったら練習に参加するの?」という気持ちが故障者に対してあった。しかし、自分が怪我をしたことで「参加したくても参加できない辛さ」を肌で感じることができたと。こういう部分の気持ちの変化は重要だと思いますね。
もう一度、気持ちを整えて取り組み秋には12秒14の自己ベストタイを出した。今度は11秒台を目指して冬を超えるんだと話していました。fjk先生に出会って様々な経験をさせてもらい人間的にも変わってきた。本当にありがたいなと私自身感じました。makinoの話、高校生に届いたでしょうか。
さらにnkg先生にも話をしてもらいました。ysd高校は2日目からの参加です。最初のミーティングには参加されていませんでした。その中で「細かい部分にこだわる」という話をしてもらいました。「モノづくり」は百分の5ミリのこだわってやる。そこまで突き詰めて物を作ると「どうやったらもっとうまくいくだろう」という部分まで考える。物事について考えることで色々なものが見えてくるという話でした。まさに。重要な部分です。この話の中で「顧問の先生はどんな人?」という質問もありました。なかなかうまく答らえません(笑)。
これをヒントに私も少しだけ話しました。
最初に自分の長所と短所を書かせました。それについて数人で話をする。そして短所の改善方法を考えるという流れ。
ある程度グループワークをしてから私とmakinoの関係について話をしました。大学生です。今でも慕って一緒に練習をしてくれます。「仲良し」だと思われているでしょう。今でこそそうですが高校時代は何度も何度も衝突しています。実際3年生になるときの3月には大喧嘩(笑)。指導したくないわという感じの時期もありました。「これではインターハイには届かない」と私が言う。本人たちは「こんなに一生懸命やっているのに何でそんな言い方をされるのか」と反抗する。日誌にも辛らつな言葉を書かれました(笑)。それでも目標に向かって進む必要がある。
めちゃくちゃ仲が悪い中で宮崎に行きました。その時に「指導者は選手がいてくれるから指導できる」
という話がありました。同じように強くなるために選手には「指導者」が必要なのです。それがいつの間にか当たり前になっていて互いに尊重することを忘れてしまう。だからうまくいかなくなるのです。私たちはもうインターハイを目指すことはできません。おっさんですから試合にさえでれない。が、高校生にはその可能性がある。勝手に夢を託しているのかもしれません。私は人間的に成長してもらいたいと思って競技指導をしています。が、それだけではない。やはり選手に競技成績を残して納得してもらいたいと思います。馬鹿みたいに陸上のことを考えます。技術的なことも含めて。その技術的な部分を自分自身では体現できない。選手にやってもらうのです。選手があってこそ。
同時に選手は一人では強くなりません。きちんとした指導を受けることで初めてそれができる。最初に書かせた短所。人はこれを指摘されるのを嫌います。指導者はその部分の指摘をすることが多い。ほめて伸ばすという言葉もありますが短所を改善する指導は必須だと思っています。指導者は別にその短所を本人に伝える必要はないのです。どうでもいいなら。しかし、その選手の強くなってもらいたいなと言いう部分があるから嫌われることを覚悟で伝える。そこに対して反抗するというのであればいい人間関係は作れません。
やはり相互関係です。大切なことだと思います。その部分の話だけはしておきたいなと思いました。うちの選手はいませんでしたが(笑)。
貴重な時間でした。これにて2日目終わり。長いわ(笑)。
ここではmakinoに話をしてもらいました。少しだけ話す内容を指示して(笑)
高校時代は12秒14がベスト。2・3年生でインターハイ国体に出場。が、大学に行って苦しみます。生活環境が変わったことは女子選手にとって本当に大きかったと思います。ホームシックになったりして精神的にきつかったと言っていました。周りには強い選手ばかり。それでも練習をしなければ試合に出ることができない。悩んだと思います。13秒6まで落ちたと言っていました。今までは試合に出るのが当たり前。出れないことなんて考えたこともなかった。出れなくて初めて走れない選手の気持ちを感じることができたと。貴重な経験です。
2年生になるときに「後輩には負けたくない」という思いがあった。通常の練習後に残って補強をしたりウエイトコントロールのために散歩したりとかなり意識レベルが高くなったようでした。結果、12秒20まで戻る。良い雰囲気の中で練習をしていたのでしょう。
3年生になる直前の合宿で膝に痛みを覚える。その後歩けなくなる。練習再開するまで「3か月休養」と言われたそうです。せっかく走りが戻ってきてこれから勝負というときにこんなことになるなんて・・・。そこから数か月、走りたくても走れないというモヤモヤがあったと話していました。高校時代もけがをしたことがなかったので自分が怪我をするなんて考えたこともなかったと。ケアに関して全くやっていなかった。怪我をして初めて「きちんとやっておかなければいけなかった」と感じたようでした。遅いのですが。人は「辛い現実」に直面して初めて色々なことに気づきます。元気よく走れているときには怪我をすることは考えない。だから私は「ケアをするように」「補強をするように」「しっかりと練習に取り組むように」という話をするのです。「分かってるうるさい」と思われたとしても後悔させたくないからです。
更には怪我をして走れない人の気持ちをさらに痛感したとも言っていました。それまでは「いつになったら練習に参加するの?」という気持ちが故障者に対してあった。しかし、自分が怪我をしたことで「参加したくても参加できない辛さ」を肌で感じることができたと。こういう部分の気持ちの変化は重要だと思いますね。
もう一度、気持ちを整えて取り組み秋には12秒14の自己ベストタイを出した。今度は11秒台を目指して冬を超えるんだと話していました。fjk先生に出会って様々な経験をさせてもらい人間的にも変わってきた。本当にありがたいなと私自身感じました。makinoの話、高校生に届いたでしょうか。
さらにnkg先生にも話をしてもらいました。ysd高校は2日目からの参加です。最初のミーティングには参加されていませんでした。その中で「細かい部分にこだわる」という話をしてもらいました。「モノづくり」は百分の5ミリのこだわってやる。そこまで突き詰めて物を作ると「どうやったらもっとうまくいくだろう」という部分まで考える。物事について考えることで色々なものが見えてくるという話でした。まさに。重要な部分です。この話の中で「顧問の先生はどんな人?」という質問もありました。なかなかうまく答らえません(笑)。
これをヒントに私も少しだけ話しました。
最初に自分の長所と短所を書かせました。それについて数人で話をする。そして短所の改善方法を考えるという流れ。
ある程度グループワークをしてから私とmakinoの関係について話をしました。大学生です。今でも慕って一緒に練習をしてくれます。「仲良し」だと思われているでしょう。今でこそそうですが高校時代は何度も何度も衝突しています。実際3年生になるときの3月には大喧嘩(笑)。指導したくないわという感じの時期もありました。「これではインターハイには届かない」と私が言う。本人たちは「こんなに一生懸命やっているのに何でそんな言い方をされるのか」と反抗する。日誌にも辛らつな言葉を書かれました(笑)。それでも目標に向かって進む必要がある。
めちゃくちゃ仲が悪い中で宮崎に行きました。その時に「指導者は選手がいてくれるから指導できる」
という話がありました。同じように強くなるために選手には「指導者」が必要なのです。それがいつの間にか当たり前になっていて互いに尊重することを忘れてしまう。だからうまくいかなくなるのです。私たちはもうインターハイを目指すことはできません。おっさんですから試合にさえでれない。が、高校生にはその可能性がある。勝手に夢を託しているのかもしれません。私は人間的に成長してもらいたいと思って競技指導をしています。が、それだけではない。やはり選手に競技成績を残して納得してもらいたいと思います。馬鹿みたいに陸上のことを考えます。技術的なことも含めて。その技術的な部分を自分自身では体現できない。選手にやってもらうのです。選手があってこそ。
同時に選手は一人では強くなりません。きちんとした指導を受けることで初めてそれができる。最初に書かせた短所。人はこれを指摘されるのを嫌います。指導者はその部分の指摘をすることが多い。ほめて伸ばすという言葉もありますが短所を改善する指導は必須だと思っています。指導者は別にその短所を本人に伝える必要はないのです。どうでもいいなら。しかし、その選手の強くなってもらいたいなと言いう部分があるから嫌われることを覚悟で伝える。そこに対して反抗するというのであればいい人間関係は作れません。
やはり相互関係です。大切なことだと思います。その部分の話だけはしておきたいなと思いました。うちの選手はいませんでしたが(笑)。
貴重な時間でした。これにて2日目終わり。長いわ(笑)。