kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

合同練習2日目~ミーティング~

2017-12-26 | 陸上競技
この日もミーティング。どれだけなんだよという話ですが。せっかくの機会です。

ここではmakinoに話をしてもらいました。少しだけ話す内容を指示して(笑)

高校時代は12秒14がベスト。2・3年生でインターハイ国体に出場。が、大学に行って苦しみます。生活環境が変わったことは女子選手にとって本当に大きかったと思います。ホームシックになったりして精神的にきつかったと言っていました。周りには強い選手ばかり。それでも練習をしなければ試合に出ることができない。悩んだと思います。13秒6まで落ちたと言っていました。今までは試合に出るのが当たり前。出れないことなんて考えたこともなかった。出れなくて初めて走れない選手の気持ちを感じることができたと。貴重な経験です。

2年生になるときに「後輩には負けたくない」という思いがあった。通常の練習後に残って補強をしたりウエイトコントロールのために散歩したりとかなり意識レベルが高くなったようでした。結果、12秒20まで戻る。良い雰囲気の中で練習をしていたのでしょう。

3年生になる直前の合宿で膝に痛みを覚える。その後歩けなくなる。練習再開するまで「3か月休養」と言われたそうです。せっかく走りが戻ってきてこれから勝負というときにこんなことになるなんて・・・。そこから数か月、走りたくても走れないというモヤモヤがあったと話していました。高校時代もけがをしたことがなかったので自分が怪我をするなんて考えたこともなかったと。ケアに関して全くやっていなかった。怪我をして初めて「きちんとやっておかなければいけなかった」と感じたようでした。遅いのですが。人は「辛い現実」に直面して初めて色々なことに気づきます。元気よく走れているときには怪我をすることは考えない。だから私は「ケアをするように」「補強をするように」「しっかりと練習に取り組むように」という話をするのです。「分かってるうるさい」と思われたとしても後悔させたくないからです。

更には怪我をして走れない人の気持ちをさらに痛感したとも言っていました。それまでは「いつになったら練習に参加するの?」という気持ちが故障者に対してあった。しかし、自分が怪我をしたことで「参加したくても参加できない辛さ」を肌で感じることができたと。こういう部分の気持ちの変化は重要だと思いますね。

もう一度、気持ちを整えて取り組み秋には12秒14の自己ベストタイを出した。今度は11秒台を目指して冬を超えるんだと話していました。fjk先生に出会って様々な経験をさせてもらい人間的にも変わってきた。本当にありがたいなと私自身感じました。makinoの話、高校生に届いたでしょうか。

さらにnkg先生にも話をしてもらいました。ysd高校は2日目からの参加です。最初のミーティングには参加されていませんでした。その中で「細かい部分にこだわる」という話をしてもらいました。「モノづくり」は百分の5ミリのこだわってやる。そこまで突き詰めて物を作ると「どうやったらもっとうまくいくだろう」という部分まで考える。物事について考えることで色々なものが見えてくるという話でした。まさに。重要な部分です。この話の中で「顧問の先生はどんな人?」という質問もありました。なかなかうまく答らえません(笑)。

これをヒントに私も少しだけ話しました。

最初に自分の長所と短所を書かせました。それについて数人で話をする。そして短所の改善方法を考えるという流れ。

ある程度グループワークをしてから私とmakinoの関係について話をしました。大学生です。今でも慕って一緒に練習をしてくれます。「仲良し」だと思われているでしょう。今でこそそうですが高校時代は何度も何度も衝突しています。実際3年生になるときの3月には大喧嘩(笑)。指導したくないわという感じの時期もありました。「これではインターハイには届かない」と私が言う。本人たちは「こんなに一生懸命やっているのに何でそんな言い方をされるのか」と反抗する。日誌にも辛らつな言葉を書かれました(笑)。それでも目標に向かって進む必要がある。

めちゃくちゃ仲が悪い中で宮崎に行きました。その時に「指導者は選手がいてくれるから指導できる」
という話がありました。同じように強くなるために選手には「指導者」が必要なのです。それがいつの間にか当たり前になっていて互いに尊重することを忘れてしまう。だからうまくいかなくなるのです。私たちはもうインターハイを目指すことはできません。おっさんですから試合にさえでれない。が、高校生にはその可能性がある。勝手に夢を託しているのかもしれません。私は人間的に成長してもらいたいと思って競技指導をしています。が、それだけではない。やはり選手に競技成績を残して納得してもらいたいと思います。馬鹿みたいに陸上のことを考えます。技術的なことも含めて。その技術的な部分を自分自身では体現できない。選手にやってもらうのです。選手があってこそ。

同時に選手は一人では強くなりません。きちんとした指導を受けることで初めてそれができる。最初に書かせた短所。人はこれを指摘されるのを嫌います。指導者はその部分の指摘をすることが多い。ほめて伸ばすという言葉もありますが短所を改善する指導は必須だと思っています。指導者は別にその短所を本人に伝える必要はないのです。どうでもいいなら。しかし、その選手の強くなってもらいたいなと言いう部分があるから嫌われることを覚悟で伝える。そこに対して反抗するというのであればいい人間関係は作れません。

やはり相互関係です。大切なことだと思います。その部分の話だけはしておきたいなと思いました。うちの選手はいませんでしたが(笑)。

貴重な時間でした。これにて2日目終わり。長いわ(笑)。
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合同練習2日目~練習~

2017-12-26 | 陸上競技
合同練習2日目。この日はセミナーパークで。最初の段階ではすべてクロカンコースでやろうと思っていたのですが、予想通り運動広場のキャンセルが出たので専用使用で確保して練習をすることにしました。キャンセル料が掛からないというのはありがたい反面、使わない可能性があるのに確保しようとする人もいるので利用者にとっては困ります。まー使えたからよかったのですが(笑)。

この日はmakinoが練習に参加してくれることに。教え子が参加してくれるのは本当にありがたいですね。fjk先生の承諾も得られ参加してくれました。高校生にとっては大きな刺激になります。うちの選手にとっては「お姉さん」でもあります。makinoが参加してくれると雰囲気が明るくなります。見習ってくれるといいのですが。makinoがギリギリの新幹線で山口に来たので無理を言って保護者に近隣に住んでいる保護者にお願いして迎えに行ってもらいました。どれだけ図々しいのか。こうやって多くの方に支えてもらいながら競技ができるというのは本当にありがたいことです。心から感謝したいと思います。

この日は跳躍系はssk先生に来てもらって指導してもらうことに。さらにはうちの練習を手伝ってもらっているtkg先生にも来てもらいました。これは「勉強してもらう」という部分と「横のつながりを作る」という部分です。これから指導者としてやっていくために多くの人とのつながりを作りたいなと思っていたので。かなり細分化しての練習となりました。

天気予報が午後から雨ということで午前中の練習を引っ張ることに。食堂での食事の時間もあるのですが13時までしっかりと練習しようということになりました。女子の短距離はやり投げ女子も一緒にやることに。「走れないと投げれない」ということで(笑)。普段やらない動きをやる。さらには足を前で動かすことも必要になる。色々とつなげていきたいなと。

マークアップをしてから走りの練習へ。あまりにもバタバタしていたので大切なチューブを学校に置き忘れていました・・・。バーは朝一で取りに行っていたのですがチューブまで気が回りませんでした・・・。しっかりしないといけないのですが。基本的な動きをやってからスイッチングとスイッチングラン。タータンが硬いので芝生の上でやることにしました。学校でやっているのと同じようにバーとDM、なしでやるという形。学校では1本ずつしかやりません。時間がないので。しかし、合同練習で1回しかやらなければ間違いなく身に付きません。何度か繰り返す必要があります。時々説明も入れますから通常よりは時間がかかります。

意図が理解できない選手もいます。故障気味の選手が見学していましたが、後ろの方で雑談をしていました・・・。これでは・・・。走れなくてもいいと思っています。しかし、何をやろうとしているのか?ポイントはどこなのか?自分だったらどうするか?くらいは考えながら見るべきです。ちょっと厳しく話しましたが「合同練習」の意味を考えてもらいたいなと思います。強くなるきっかけさえ得られないというのであれば参加する価値がなくなってしまいます。もったいない。

今度はスパイクを履き替えてスプリントへ。makinoが走っているのを久々に見ましたが「進む」というのがかなりましました。うちのSもかなり良くなっていて「今走っても自己ベストを大きく更新するな」という感じですがmakinoは輪をかけて強い。目標である11秒台突入は「通過点」だなと思う感じでした。負けられないですね。

すぐに前半マークを。前日の流れの中からです。「このマークの距離は?」と聞かれますが「感覚で」と答えています(笑)。実際決めていますが選手の状況によって変えます。makinoは通常の距離で置くと明らかに狭いので調整しました。うちの選手も普段土の上で走るのでタータンの上では詰まる。これは見ている中でしか分からないことだと思います。修正をしながらやっていきました。さらに中間マークも。加速段階から中間につなぐ。ここもしっかりとやっておきたいなと思っていました。何本かやってそこからスキップ走。これでもう一度膝の引き出しと重心の移動の感覚を意識して再び中間マーク。ここまでで2時間半くらいだったでしょうか。追い込むというよりはしっかりと感覚を作るという感じでした。

とはいえ、これで終わるわけにはいきません。坂道へ。競争しながら「短・中・長」の距離を3本で1セットとしました。ロングスプリントの選手はいませんでしたから短めの距離でしっかりと本数をこなしたいなと。6セットとしました。これをどう感じるかですね。3セット終わったところでグループで「目標設定」をさせました。自分が来年度のような目標を達成したいのか。さらにはそれを達成するために残りの3セットをどう走るか。単純に走ればよいというのではなく「目的を持った練習」にしたいと思っていました。できる限りのことを。

残り時間15分くらいになったところで坂道終了。運動広場で走ることにしました。時間の関係上、往復走で。うちの選手はここ最近本当に「スマートな練習」しかしていません。追い込むところまでやっていない。前も書きましたが「時にはひたすら追い込むことが必要」だと考えています。根性論ではないですが「きつい」中で何を感じるのかは重要なことだと思っています。そこで諦めるのか、本当に強くなるために前向きの捉えるのか。ここです。まだ走るのか?という気持ちはあったかもしれません。しかし、強引に。4往復でしたが走らせました。走り終わって倒れこんでいるところでさらにサーキット形式で負荷をかける。しんどかったと思いますね。

「なんでこんなにやらないといけないのか」と思う部分はあると思います。当然です。選手には「みんなが強くなるために嫌われても構わまい」という話をしました。本当はもっとできるのに気持ち的に切れてしまってできないというのは誰にでもあります。「自分たちで頑張る」というきれいごとではなく「壁を超える」という経験も必要です。半強制的になるかもしれませんがこういう経験を単独ではできません。だからこそ他校の力を借りる。切磋琢磨です。最後にこの子たちが「強くなるために必要だった」と思ってくれるかどうか。別に見返りは求めません。心を鬼にしてでもやらないといけないと考えています。

午後は雨だったので1時間半程度ドリル。基礎的なことをひたすらやりました。感覚作りです。グループ分けをしながら。見ているとうちの選手も他校の選手とかかわっていました。貴重な経験です。女子はこの部分が苦手だったのですがこうやってやっていくと関わるようになります。一緒にやる意味が出てくる。

この日でimbh高校は帰ることに。最後に全体の前でsri先生に話をしてもらいました。普通に生活をしていたら出会うことはない先生です。もちろん選手も。それがわざわざ山口まで足を運んでくださったおかげで出会うことができた。この意味を感じ取ることが出来たらと思います。決して安くはありません。それでも他ではなく山口県に来てくださった。心より感謝したいと思います。「本物」と認めてもらえるようにこれまで以上に私たちも取り組まないといけないなと痛感しました。

この日は16時終了。良い感じで出来たと思います。
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合同練習4~加速段階~

2017-12-26 | 陸上競技
1日目の午後。14時半から開始にしました。アップがてらDM投げを。普段は2人1組でやるのですが道具の関係で3人1組で。重さを変えながら実施。少し時間がかかりました。そこからは「軸」をやって「補強サーキット」。ここ最近続けてやっています。丁度グループ数がうちの女子部員の数と同じになったのでそれぞれに説明をさせながらやりました。普段やっている練習ですから自分たちが一番分かっているはずです。だからこそ「説明する」という力を求める。うちの選手はおとなしいというか他者とかかわらない部分があるので意図的にこういう形をとる。それも練習だと思います。

プレート補強、縄跳び、台トレーニング、車系、ボードトレーニング。これを全員で実施しました。見ているとうちの選手はそれなりに筋力が付いています。やり慣れているという部分もあると思いますが。もちろん必要な筋力には程遠いのでもっときちんとやらないといけないのですが(笑)。

スパイクを履いてウインドスプリント。続けて「加速ドリル」を実施しました。後日、mtb先生と「スタートの足運び」について少し話をしたのですが私的には「締めて引き出す」というのが必要だと思っています。ひょっとしたら他校の選手の感覚と異なるのかもしれませんが加速ドリルを行うことでその部分を確認したいなと。いくつかの動きを組み合わせて実施しています。それぞれの練習には大きな意味があります。そこを理解させながら。難しい部分はあります。速く走るためにはこの部分は必須だと思っています。中間の動きばかりではなく加速段階は重要。午前中の動きはどちらかというと「膝を斜め上に引き上げる」という中間の動き。その前段階の「加速段階」では動きが異なります。そこの違いを理解してもらいたいなと。

本当はもう一度チューブ走をやるといいと思うのですが時間が(笑)。そのまま「前半マーク」へ。どのような意図があってマークを使うのか。途中色を変えたりもしています。その部分の意味は何か。たくさんのことがあります。私は「最初の5歩」と「それ以後20mまで」で少し感じを変えています。いわゆる「一次加速」と「二次加速」でしょうか。同じ動きではない。そこの部分を身につけるための練習をしていきました。うちの選手にとっては「当たり前」の練習であっても他校の選手にとっては「初めての事」になります。できないこともある。繰り返しやるしかないなと思っています。

加速段階から今度は中間へ。スイッチングをやってからスイッチングラン。意識する部分はどこなのか。スイッチングができません。前で動かしたいのにそれができない。「回る」イメージがあるのかもしれません。足の軌道は「結果的」に円運動になります。最初から円運動をしようと思ってやっていたら確実に血が動きになります。「現象」だという認識をもってやらないといけないなと考えています。そのためのスイッチング。直線的に運んで前で動かす。それを意識したままのスイッチングラン。これは今の私のお気に入りの流れ、スイッチングランをやると「課題」が浮き彫りになります。接地した瞬間のフォローレッグの遅れが分かります。なかなかできません。うちの選手もできませんでしたが1か月くらいやっている中でできるようになってきました。やれば変わる。そのきっかけでしょうか。

本当は中間までつなぎたかったのですが時間の関係で諦めることに(笑)。最後に60mを2本ほど走って終わり。物足りないかもしれませんが「加速段階の基礎」の練習はできたと思っています。こちらはヒントを与えていく。それを少しずつ身につけてもらえたらいいなという感じでした。

取り合えず1日目終了。夜は宿泊している選手たちにミーティング。指導者が3人いたので3人で話をしまいs田。他校の指導者がどう感じているのかを知ることも必要。

sri先生が「本物を見に来た」と言われていました・・・。いやいや、過大評価ですから(笑)。このご時世です。情報はあふれています。どのような練習をすればいいのかは耳に入ってきます。しかし、それをどうするか。「百聞は一見に如かず。百見は一考に如かず。百考は一行に如かす」と言われていました。見聞きするだけではなく考えなければだめ。考えても行動しなければ意味がない。これは「論語」の中にもあります。「学んで思わざれば則ち罔し。思うて学ばざれば則ち殆し」。これはいくら他者から学んだとしても自分自身が考えなければ物事の本当の意味は分からない。自分だけで考えてみても他者から学ばなければ自分は正しいと思って物事を見誤る可能性がある、というもの。共通する部分はあります。

sri先生にとって「本物」が何か。私には分かりません(笑)。が、他者から何かを学ぼうとする姿勢は見習うべき必要があります。「強豪校がやっている練習が正しいとは限らない」とも言われていました。まさに。これは「強い学校=良い練習をている」という色眼鏡で見ているから。本当にそこを見極められるかどうかだと思いますね。

私は「吉田松陰」の話をして「good looser」になるという話をしました。これはblogに何度も書いているので割愛。長くなるので(笑)。

陸上談議に花が咲きました。いや、それぞれ色々なことを考えながら指導をされているなと痛感しました。貴重な時間でした。

1日目でどれだけblog書くんだよという突っ込みが聞こえてきますがスルー。念押ししておきますが「このblogは自己満足以外の何物でもない」のです(笑)。良いんです。書きたいことを書くだけだから。
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合同練習3~基礎的なことをやる~

2017-12-26 | 陸上競技
練習。各パートに分かれて実施する前に全体で軽く動きました。サイキングアップの部分です。普段一緒に練習をすることがないのでなかなか打ち解けることができません。うちの女子は特に・・・。こういう部分を打破するために練習の中に「遊び」を入れています。楽しくやるというのではなく「距離感を近くする」という意味でのサイキングアップです。男女別に実施しました。バランスディスクを利用した「押し相撲」とダブルダッチに分けました。時間的には各10分ずつ。「押し相撲」は参加者全員とやる。負けたら罰ゲーム。ダブルダッチはグループ分けをして跳ぶ。出来ないことをやるというのはある意味盛り上がります。それなりに盛り上がって終了。各指導者のところで専門的な指導を受けることにしました。


私は女子の短距離。まー私でいいのかという話もありますが。今回は事前に練習計画を立てていました。実際に指導する中で大きく変わるだろうなと思う部分はありましたが。せっかくなので段階を追って「動きの基礎」を身につける時間にしたいと思っていました。本当は「強制的に動きを身につける」という練習が多いのですが、うちの選手にとっても「基礎的な部分」が重要です。「基本」があってそこから「応用」になる。気が付けば必要な「基本」が抜けている可能性はあります。時間が取れる時だからこそもう一度徹底したいなと思います。本当はもっともっと走りこんだりする方がいいのかもしれませんが。

普段それぞれの学校でやっていることがあります。少し違うかもしれませんが。走るためにどうするかにこだわってやっていきました。その場での膝締めから始まって感覚を作る。「膝を前に引き出す」という練習ですが自分たちでできていると思っても不十分なこととが多い。だからこそ丁寧にやりたいなと。その場での膝締めを行ってから少しだけ「重心移動」を伴う動きを。身体の前で足を動かしたい。またしっかりと「身体の真下でとらえる感覚」も身につけさせたい。自分の体重が乗っている感覚を持たなければいけないと思います。バランスディスクからのドロップを。接地のイメージを作るためです。ランジの姿勢から膝を斜め上方向に引き出す動きも実施しました。やることが多い。

そこからチューブを使ったのもも上げ。負荷を変えながらです。この段階ですでに膝が前まで出てこない選手もいます。徹底です。意味を伝えながらやっていきました。その場でのもも上げをやった方がよかったかもしれませんが少しずつ進みました。自分で「前まで引き出している」と思っていても実際はできない。そばにいて何度も指摘しました。足が回る選手も多数。これも指摘しながら感覚の確認。この手のことをやっているとなかなか練習が進みません。それでも「磨く」ためには時間をかけるしかないかなと。

スティックドリルもやりまた。この辺りから上手くできなくなります。上述の「重心移動」ができなくなるためです。接地のポジションがずれる。本当はチューブもも上げなどと組み合わせながらやるといいのでしょうが。あまりにも時間がかかったのでハードルドリルは割愛して壁抜きを。これも難しい。時間的には15分くらいかけてひたすらやったと思います。感覚的な物なので難しいとは思いますが。

本当は午前中にかなりやりたかったのですが気が付けば時間が過ぎていました・・・。なんでしょうね(笑)。中間まで動きをやりたいと思っていたのですが到底そこまでは行けず。ひとまずはウインドスプリントを実施して「チューブ走」まで。加速段階の基礎的な部分を作るためにです。やっていたらここで終わってしまいました。13時くらいだったと思います。丁寧なのか??自己満足なのか??良く分かりませんが。

記録として書いておきます。忘れてしまうので・・・。

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合同練習2~磨く~

2017-12-26 | 陸上競技
続き。

1日目、最初に簡単にミーティングをしました。どれだけ話が入るか分かりませんが。「練習」をすることも大切だと思います。が、「心」の部分をどうするかというのも大切。うちの選手は私の話を聞くのに飽きているかもしれません。また話をしているくらいで終わってしまうかも・・・。しかし、他校の選手にとっては「知らないおっさんが話している」というので多少なりと興味を持ってもらえるのではないかと淡い期待をしていました。合同練習の中のテーマとして「話をする」というのも自分の中で掲げていました。自己満足かもしれませんが簡単なミーティングを。

内容は「正しい努力」という部分。「論語」の内容を引用して行いました。「切磋琢磨」の話です。何故練習をするのか???というところを考えるきかっけになればいいなと思いました。ある本の内容を用いて説明。「磨く」という部分に着目しました。練習は「自分を磨く」時間だと思います。時間をかけて自分自身を磨いていく。「ダイヤの原石」の話をしました。ダイヤは「鉱石」です。ダイヤモンドの周りには別の石があってそれを磨いて磨いていくことで「ダイヤの原石」が外に出てきます。まずはそこに至るまで自分を磨いていかなければいけないと思います。その「磨く」という行為が「練習」だと思います。何もせずに「ダイヤの原石」を見つけ出すのは無理だと思っています。

練習をする中で「自分の中にあるモノ」に気づく。その気づきに楽しさを感じてもらいたいと思っています。それができれば毎日の練習の意味が出てくる。やるだけの練習ではなく毎日の練習の中で「新しい発見」がある。変わっていく自分に気づく。それが自分を磨くことになると思っています。

更には「ダイヤの原石」が見つかったらどうするのか。原石自体は輝きません。それを細かくカットしていくことであれほどの輝きを保つのです。原石が見つかればこれまで以上に「細部にこだわってやっていく」ことが必要になります。どの角度でカットすれば光を受けて輝くか。適当にやっていて輝くことはありません。細かいところまで気を配りながらやるから輝きを得る。強くなればなるほど「意識」が重要になると思っています。それによって輝くようになる。

「切磋琢磨」。実際に「磨く」という部分をどうするか。川の中にある石は角が取れて「磨かれている」状態です。きれいになっています。実は「磨く」というのは一人ではできないと思います。光沢を出すために窓を磨く。刃物が切れるように研く。これは「別の何か」と接することで初めて磨けるのです。単独で磨くとというのは不可能だと思います。陸上競技は「個人種目」です。しかし、一人では強くなることはできない。磨けないからです。チームメイト、指導者ときちんと関わることで初めて磨ける。こうやって他校と一緒に練習する中で磨いていく。普段と同じ「磨き方」ではない部分が実は大切なのだと思います。同じ角度から磨き続けるのではなく様々な角度から磨いていくことで自分自身の「輝き」を見つけることができる。磨き方を理解する。

だからこそこれから数日間の練習は大切だ、と。自分自身の「ダイヤの原石」をどう磨いていくか。まずは原石を見つけるまでしっかりと磨かないといけない。そういう部分のきかっけになればいいと思います。

何の話なのか?良く分からないかもしれませんが(笑)。何度も書きますが結局は「自己満足」なのかもしれません。それでも私としては「伝える」のが役割だと思っています。技術指導云々ではなくまずは「取り組みの姿勢」です。しっかりとやっていけたらと思います。
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合同練習1

2017-12-26 | 陸上競技
土曜日。この日から何校かで合同練習を行うことにしていました。昨年までは中四国合宿が実施されることもありその辺りは全くできませんでした。これは仕方ないかなという気はしています。今年はじっくりと時間をかけて練習をしようと。初めて自分自身で計画して数日間にわたっての合同練習を実施することにしました。

今回の趣旨は「それぞれの専門で指導する」という流れ。短距離、跳躍、投擲。私たちも若くはないですが自分たちでこういう部分を計画してい実施することも必須だと思います。誰かを育てるという部分も考えてはいます(いました?)が、自分たちで何かをやっていくという考え方で動きたいと思っていました。最初の段階でかなり早い段階で冬休みの練習を考えていました。本当は大阪に行こうかなと思っていたのですが日程調整が付かないので「県内に残ってやる」という選択を。そこから親しい指導者に相談して「合同練習」を行うことにしました。ogw先生とkjh先生と一緒に何かできないかと思っていたので「それぞれの特色を生かした練習」を計画してみようと。

男子短距離をogw先生、女子短距離をkaneko。投擲をkjh先生。さらにはmtb先生を誘って跳躍系も見てもらうことに。「自分たちでの練習会」というのをそれぞれが責任をもってやっていくこと。なかなかできていませんでした。単純に合宿などはやっていましたが「支援」という形での参加が多かったので今回は「全員がきちんと役割を果たす」という形を選びました。

このタイミングで愛媛のimbh高校のsri先生が「山口県に来る」ということになりました。前から書いていますが「うちに来るよりは別の場所のほうが良いですよ」と説得しているのですがなかなか・・・(笑)。そうであれば前回よりもしっかりとした「対応」が必要になると思います。わざわざ山口に来てもらうというのはありがたいことだと思います。我々の指導云々ではなく「お客様」を迎えるにあたって何をするかだと思います。

最初の段階では「投擲」というくくりで考えていました。が、kjh先生と話して「やりに特化したほうが良いのではないか」ということになりました。円盤投選手もいるのですがここをどうするか?という話になり我がBOSSに頼んでみるのは?という流れに。図々しいのは百も承知。しかし、県外からのお客様に最大限の対応をするためには「来ただけ」で終わらせるわけにはいきません。BOSSに相談したところ「わざわざ来てもらうのであればきちんとした指導をしなければいけない」と言ってもらえて快諾。本当にありがたいことです。私が適当な計画を立てているばかりにご迷惑をおかけすることに。感謝しかありません。

更には同じく愛媛からysd高校のnkg先生も山口県にいらっしゃるということに。いやー、本当に良いんですかね。やり投げと三段跳びの選手がいるということだったので跳躍系を持てあます可能性あり。走って終わるというのでは意味がなくなるのでここでも半ば強引にssk先生に頼むことにしました(笑)。毎回毎回、頼んでいます。それでも快く(?)引き受けてくれました。日程の関係があるの24日の日曜日だけになりました。ysd高校はこの日から参加になっていたのでナイスタイミング。できる限りのことを計画できました。

横への跳躍をssk先生が見てくれることになったので走高跳だけに分けてmtb先生が指導することに。より専門性を活かした時間を作れるかなと。やり投げに関してymg高校の選手が参加することになったので高跳びも同様に誘ってみることにしました。うちのNMと一緒に中学時代やっていた選手なのでこちらも気にはなっていました。fjt先生に相談してみると「土曜日&月曜日の参加」とのこと。スタンスとしては「個別対応」ですから全く問題なし。来てもらうことに。

初めての試みです。上手くいくかどうか分かりません。特に県外からのお客様に対して我々のやっていることがどのように映るか。不安はありました。が、そんなことを言っていても話は進まないので「やるしかない」という感じで。本当はもっともっと多くの人数で一緒にできるといいのでしょうが「通い」という中で計画していましたから難しい部分もあります。土曜日がうちの学校、日曜日がセミナーパーク、月曜日がond高校と練習環境を変えながらの練習計画でした。遠方の学校に声をかけると移動などが大変になるだろうなという部分もあって・・・。

バタバタの中で合同練習をしました。やろうと思った趣旨はこんな感じです。それぞれの指導者が「役割」を果たす練習をしたいと思ったのが主たる理由です。遠くで見ているのではなく「自分たちの専門性を活かす」という中での練習。今回の指導者が全員が中四国合宿で指導していますし、県合宿でも指導をしています。ある一定以上の水準の練習ができると思っていました。「合同練習」にするとどうしても「特定の指導者の指導」の中でやることになります。それはそれでかなり意味があると思いますが今回は「細分化」するとでこれまでとは異なる流れを作りたいと思っていました。

練習などに関してはまた別に書こうと思います。時間が許せば・・・ですが(笑)
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