kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

合同練習4~加速段階~

2017-12-26 | 陸上競技
1日目の午後。14時半から開始にしました。アップがてらDM投げを。普段は2人1組でやるのですが道具の関係で3人1組で。重さを変えながら実施。少し時間がかかりました。そこからは「軸」をやって「補強サーキット」。ここ最近続けてやっています。丁度グループ数がうちの女子部員の数と同じになったのでそれぞれに説明をさせながらやりました。普段やっている練習ですから自分たちが一番分かっているはずです。だからこそ「説明する」という力を求める。うちの選手はおとなしいというか他者とかかわらない部分があるので意図的にこういう形をとる。それも練習だと思います。

プレート補強、縄跳び、台トレーニング、車系、ボードトレーニング。これを全員で実施しました。見ているとうちの選手はそれなりに筋力が付いています。やり慣れているという部分もあると思いますが。もちろん必要な筋力には程遠いのでもっときちんとやらないといけないのですが(笑)。

スパイクを履いてウインドスプリント。続けて「加速ドリル」を実施しました。後日、mtb先生と「スタートの足運び」について少し話をしたのですが私的には「締めて引き出す」というのが必要だと思っています。ひょっとしたら他校の選手の感覚と異なるのかもしれませんが加速ドリルを行うことでその部分を確認したいなと。いくつかの動きを組み合わせて実施しています。それぞれの練習には大きな意味があります。そこを理解させながら。難しい部分はあります。速く走るためにはこの部分は必須だと思っています。中間の動きばかりではなく加速段階は重要。午前中の動きはどちらかというと「膝を斜め上に引き上げる」という中間の動き。その前段階の「加速段階」では動きが異なります。そこの違いを理解してもらいたいなと。

本当はもう一度チューブ走をやるといいと思うのですが時間が(笑)。そのまま「前半マーク」へ。どのような意図があってマークを使うのか。途中色を変えたりもしています。その部分の意味は何か。たくさんのことがあります。私は「最初の5歩」と「それ以後20mまで」で少し感じを変えています。いわゆる「一次加速」と「二次加速」でしょうか。同じ動きではない。そこの部分を身につけるための練習をしていきました。うちの選手にとっては「当たり前」の練習であっても他校の選手にとっては「初めての事」になります。できないこともある。繰り返しやるしかないなと思っています。

加速段階から今度は中間へ。スイッチングをやってからスイッチングラン。意識する部分はどこなのか。スイッチングができません。前で動かしたいのにそれができない。「回る」イメージがあるのかもしれません。足の軌道は「結果的」に円運動になります。最初から円運動をしようと思ってやっていたら確実に血が動きになります。「現象」だという認識をもってやらないといけないなと考えています。そのためのスイッチング。直線的に運んで前で動かす。それを意識したままのスイッチングラン。これは今の私のお気に入りの流れ、スイッチングランをやると「課題」が浮き彫りになります。接地した瞬間のフォローレッグの遅れが分かります。なかなかできません。うちの選手もできませんでしたが1か月くらいやっている中でできるようになってきました。やれば変わる。そのきっかけでしょうか。

本当は中間までつなぎたかったのですが時間の関係で諦めることに(笑)。最後に60mを2本ほど走って終わり。物足りないかもしれませんが「加速段階の基礎」の練習はできたと思っています。こちらはヒントを与えていく。それを少しずつ身につけてもらえたらいいなという感じでした。

取り合えず1日目終了。夜は宿泊している選手たちにミーティング。指導者が3人いたので3人で話をしまいs田。他校の指導者がどう感じているのかを知ることも必要。

sri先生が「本物を見に来た」と言われていました・・・。いやいや、過大評価ですから(笑)。このご時世です。情報はあふれています。どのような練習をすればいいのかは耳に入ってきます。しかし、それをどうするか。「百聞は一見に如かず。百見は一考に如かず。百考は一行に如かす」と言われていました。見聞きするだけではなく考えなければだめ。考えても行動しなければ意味がない。これは「論語」の中にもあります。「学んで思わざれば則ち罔し。思うて学ばざれば則ち殆し」。これはいくら他者から学んだとしても自分自身が考えなければ物事の本当の意味は分からない。自分だけで考えてみても他者から学ばなければ自分は正しいと思って物事を見誤る可能性がある、というもの。共通する部分はあります。

sri先生にとって「本物」が何か。私には分かりません(笑)。が、他者から何かを学ぼうとする姿勢は見習うべき必要があります。「強豪校がやっている練習が正しいとは限らない」とも言われていました。まさに。これは「強い学校=良い練習をている」という色眼鏡で見ているから。本当にそこを見極められるかどうかだと思いますね。

私は「吉田松陰」の話をして「good looser」になるという話をしました。これはblogに何度も書いているので割愛。長くなるので(笑)。

陸上談議に花が咲きました。いや、それぞれ色々なことを考えながら指導をされているなと痛感しました。貴重な時間でした。

1日目でどれだけblog書くんだよという突っ込みが聞こえてきますがスルー。念押ししておきますが「このblogは自己満足以外の何物でもない」のです(笑)。良いんです。書きたいことを書くだけだから。
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合同練習3~基礎的なことをやる~

2017-12-26 | 陸上競技
練習。各パートに分かれて実施する前に全体で軽く動きました。サイキングアップの部分です。普段一緒に練習をすることがないのでなかなか打ち解けることができません。うちの女子は特に・・・。こういう部分を打破するために練習の中に「遊び」を入れています。楽しくやるというのではなく「距離感を近くする」という意味でのサイキングアップです。男女別に実施しました。バランスディスクを利用した「押し相撲」とダブルダッチに分けました。時間的には各10分ずつ。「押し相撲」は参加者全員とやる。負けたら罰ゲーム。ダブルダッチはグループ分けをして跳ぶ。出来ないことをやるというのはある意味盛り上がります。それなりに盛り上がって終了。各指導者のところで専門的な指導を受けることにしました。


私は女子の短距離。まー私でいいのかという話もありますが。今回は事前に練習計画を立てていました。実際に指導する中で大きく変わるだろうなと思う部分はありましたが。せっかくなので段階を追って「動きの基礎」を身につける時間にしたいと思っていました。本当は「強制的に動きを身につける」という練習が多いのですが、うちの選手にとっても「基礎的な部分」が重要です。「基本」があってそこから「応用」になる。気が付けば必要な「基本」が抜けている可能性はあります。時間が取れる時だからこそもう一度徹底したいなと思います。本当はもっともっと走りこんだりする方がいいのかもしれませんが。

普段それぞれの学校でやっていることがあります。少し違うかもしれませんが。走るためにどうするかにこだわってやっていきました。その場での膝締めから始まって感覚を作る。「膝を前に引き出す」という練習ですが自分たちでできていると思っても不十分なこととが多い。だからこそ丁寧にやりたいなと。その場での膝締めを行ってから少しだけ「重心移動」を伴う動きを。身体の前で足を動かしたい。またしっかりと「身体の真下でとらえる感覚」も身につけさせたい。自分の体重が乗っている感覚を持たなければいけないと思います。バランスディスクからのドロップを。接地のイメージを作るためです。ランジの姿勢から膝を斜め上方向に引き出す動きも実施しました。やることが多い。

そこからチューブを使ったのもも上げ。負荷を変えながらです。この段階ですでに膝が前まで出てこない選手もいます。徹底です。意味を伝えながらやっていきました。その場でのもも上げをやった方がよかったかもしれませんが少しずつ進みました。自分で「前まで引き出している」と思っていても実際はできない。そばにいて何度も指摘しました。足が回る選手も多数。これも指摘しながら感覚の確認。この手のことをやっているとなかなか練習が進みません。それでも「磨く」ためには時間をかけるしかないかなと。

スティックドリルもやりまた。この辺りから上手くできなくなります。上述の「重心移動」ができなくなるためです。接地のポジションがずれる。本当はチューブもも上げなどと組み合わせながらやるといいのでしょうが。あまりにも時間がかかったのでハードルドリルは割愛して壁抜きを。これも難しい。時間的には15分くらいかけてひたすらやったと思います。感覚的な物なので難しいとは思いますが。

本当は午前中にかなりやりたかったのですが気が付けば時間が過ぎていました・・・。なんでしょうね(笑)。中間まで動きをやりたいと思っていたのですが到底そこまでは行けず。ひとまずはウインドスプリントを実施して「チューブ走」まで。加速段階の基礎的な部分を作るためにです。やっていたらここで終わってしまいました。13時くらいだったと思います。丁寧なのか??自己満足なのか??良く分かりませんが。

記録として書いておきます。忘れてしまうので・・・。

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合同練習2~磨く~

2017-12-26 | 陸上競技
続き。

1日目、最初に簡単にミーティングをしました。どれだけ話が入るか分かりませんが。「練習」をすることも大切だと思います。が、「心」の部分をどうするかというのも大切。うちの選手は私の話を聞くのに飽きているかもしれません。また話をしているくらいで終わってしまうかも・・・。しかし、他校の選手にとっては「知らないおっさんが話している」というので多少なりと興味を持ってもらえるのではないかと淡い期待をしていました。合同練習の中のテーマとして「話をする」というのも自分の中で掲げていました。自己満足かもしれませんが簡単なミーティングを。

内容は「正しい努力」という部分。「論語」の内容を引用して行いました。「切磋琢磨」の話です。何故練習をするのか???というところを考えるきかっけになればいいなと思いました。ある本の内容を用いて説明。「磨く」という部分に着目しました。練習は「自分を磨く」時間だと思います。時間をかけて自分自身を磨いていく。「ダイヤの原石」の話をしました。ダイヤは「鉱石」です。ダイヤモンドの周りには別の石があってそれを磨いて磨いていくことで「ダイヤの原石」が外に出てきます。まずはそこに至るまで自分を磨いていかなければいけないと思います。その「磨く」という行為が「練習」だと思います。何もせずに「ダイヤの原石」を見つけ出すのは無理だと思っています。

練習をする中で「自分の中にあるモノ」に気づく。その気づきに楽しさを感じてもらいたいと思っています。それができれば毎日の練習の意味が出てくる。やるだけの練習ではなく毎日の練習の中で「新しい発見」がある。変わっていく自分に気づく。それが自分を磨くことになると思っています。

更には「ダイヤの原石」が見つかったらどうするのか。原石自体は輝きません。それを細かくカットしていくことであれほどの輝きを保つのです。原石が見つかればこれまで以上に「細部にこだわってやっていく」ことが必要になります。どの角度でカットすれば光を受けて輝くか。適当にやっていて輝くことはありません。細かいところまで気を配りながらやるから輝きを得る。強くなればなるほど「意識」が重要になると思っています。それによって輝くようになる。

「切磋琢磨」。実際に「磨く」という部分をどうするか。川の中にある石は角が取れて「磨かれている」状態です。きれいになっています。実は「磨く」というのは一人ではできないと思います。光沢を出すために窓を磨く。刃物が切れるように研く。これは「別の何か」と接することで初めて磨けるのです。単独で磨くとというのは不可能だと思います。陸上競技は「個人種目」です。しかし、一人では強くなることはできない。磨けないからです。チームメイト、指導者ときちんと関わることで初めて磨ける。こうやって他校と一緒に練習する中で磨いていく。普段と同じ「磨き方」ではない部分が実は大切なのだと思います。同じ角度から磨き続けるのではなく様々な角度から磨いていくことで自分自身の「輝き」を見つけることができる。磨き方を理解する。

だからこそこれから数日間の練習は大切だ、と。自分自身の「ダイヤの原石」をどう磨いていくか。まずは原石を見つけるまでしっかりと磨かないといけない。そういう部分のきかっけになればいいと思います。

何の話なのか?良く分からないかもしれませんが(笑)。何度も書きますが結局は「自己満足」なのかもしれません。それでも私としては「伝える」のが役割だと思っています。技術指導云々ではなくまずは「取り組みの姿勢」です。しっかりとやっていけたらと思います。
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合同練習1

2017-12-26 | 陸上競技
土曜日。この日から何校かで合同練習を行うことにしていました。昨年までは中四国合宿が実施されることもありその辺りは全くできませんでした。これは仕方ないかなという気はしています。今年はじっくりと時間をかけて練習をしようと。初めて自分自身で計画して数日間にわたっての合同練習を実施することにしました。

今回の趣旨は「それぞれの専門で指導する」という流れ。短距離、跳躍、投擲。私たちも若くはないですが自分たちでこういう部分を計画してい実施することも必須だと思います。誰かを育てるという部分も考えてはいます(いました?)が、自分たちで何かをやっていくという考え方で動きたいと思っていました。最初の段階でかなり早い段階で冬休みの練習を考えていました。本当は大阪に行こうかなと思っていたのですが日程調整が付かないので「県内に残ってやる」という選択を。そこから親しい指導者に相談して「合同練習」を行うことにしました。ogw先生とkjh先生と一緒に何かできないかと思っていたので「それぞれの特色を生かした練習」を計画してみようと。

男子短距離をogw先生、女子短距離をkaneko。投擲をkjh先生。さらにはmtb先生を誘って跳躍系も見てもらうことに。「自分たちでの練習会」というのをそれぞれが責任をもってやっていくこと。なかなかできていませんでした。単純に合宿などはやっていましたが「支援」という形での参加が多かったので今回は「全員がきちんと役割を果たす」という形を選びました。

このタイミングで愛媛のimbh高校のsri先生が「山口県に来る」ということになりました。前から書いていますが「うちに来るよりは別の場所のほうが良いですよ」と説得しているのですがなかなか・・・(笑)。そうであれば前回よりもしっかりとした「対応」が必要になると思います。わざわざ山口に来てもらうというのはありがたいことだと思います。我々の指導云々ではなく「お客様」を迎えるにあたって何をするかだと思います。

最初の段階では「投擲」というくくりで考えていました。が、kjh先生と話して「やりに特化したほうが良いのではないか」ということになりました。円盤投選手もいるのですがここをどうするか?という話になり我がBOSSに頼んでみるのは?という流れに。図々しいのは百も承知。しかし、県外からのお客様に最大限の対応をするためには「来ただけ」で終わらせるわけにはいきません。BOSSに相談したところ「わざわざ来てもらうのであればきちんとした指導をしなければいけない」と言ってもらえて快諾。本当にありがたいことです。私が適当な計画を立てているばかりにご迷惑をおかけすることに。感謝しかありません。

更には同じく愛媛からysd高校のnkg先生も山口県にいらっしゃるということに。いやー、本当に良いんですかね。やり投げと三段跳びの選手がいるということだったので跳躍系を持てあます可能性あり。走って終わるというのでは意味がなくなるのでここでも半ば強引にssk先生に頼むことにしました(笑)。毎回毎回、頼んでいます。それでも快く(?)引き受けてくれました。日程の関係があるの24日の日曜日だけになりました。ysd高校はこの日から参加になっていたのでナイスタイミング。できる限りのことを計画できました。

横への跳躍をssk先生が見てくれることになったので走高跳だけに分けてmtb先生が指導することに。より専門性を活かした時間を作れるかなと。やり投げに関してymg高校の選手が参加することになったので高跳びも同様に誘ってみることにしました。うちのNMと一緒に中学時代やっていた選手なのでこちらも気にはなっていました。fjt先生に相談してみると「土曜日&月曜日の参加」とのこと。スタンスとしては「個別対応」ですから全く問題なし。来てもらうことに。

初めての試みです。上手くいくかどうか分かりません。特に県外からのお客様に対して我々のやっていることがどのように映るか。不安はありました。が、そんなことを言っていても話は進まないので「やるしかない」という感じで。本当はもっともっと多くの人数で一緒にできるといいのでしょうが「通い」という中で計画していましたから難しい部分もあります。土曜日がうちの学校、日曜日がセミナーパーク、月曜日がond高校と練習環境を変えながらの練習計画でした。遠方の学校に声をかけると移動などが大変になるだろうなという部分もあって・・・。

バタバタの中で合同練習をしました。やろうと思った趣旨はこんな感じです。それぞれの指導者が「役割」を果たす練習をしたいと思ったのが主たる理由です。遠くで見ているのではなく「自分たちの専門性を活かす」という中での練習。今回の指導者が全員が中四国合宿で指導していますし、県合宿でも指導をしています。ある一定以上の水準の練習ができると思っていました。「合同練習」にするとどうしても「特定の指導者の指導」の中でやることになります。それはそれでかなり意味があると思いますが今回は「細分化」するとでこれまでとは異なる流れを作りたいと思っていました。

練習などに関してはまた別に書こうと思います。時間が許せば・・・ですが(笑)
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終業式&セミナーパークへ

2017-12-23 | 陸上競技
金曜日。この日で2学期終了。怒涛の2学期でした。私自身精神的にかなりしんどい学期でした。いや、ここ数年ずっとこんな感じですがやはりきつかった。それでもやるしかないなと思っているので諦めずに進んできましたが・・・。

大掃除と避難訓練。そこから終業式です。最後にLHR。毎回の恒例行事になっていますが学期末のLHRだけは真面目に話をするようにしています。この日は「一生懸命にやる」という話を少し。前日までスポーツフェスタがありました。できれば全ての種目で優勝したいと思いますがそうはいかない。全員が大活躍すればもっと盛り上がると思うのですがそれはできない。私はいつも「負けても良いから楽しむように」という話をします。自分たちが「楽しい」と思えばそこに価値が出てくる。

負けそうだからといって「中途半端にやる」のだけは避けてもらいたい。相手が強いから手を抜いてやる。一生懸命にやって負けたら恥ずかしい。ふざけてやるから負けても良いんだとみたいな風潮が今の時代にはあります。一生懸命やって勝てなかったら自分が「劣っている」と感じてしまうのかもしれません。それがかっこいいと思うのか?私は違うと思います。誰も面白くない。勝った方もいい気分にはなりません。

負けても良いから盛り上がってやればいいともっています。できそうにないからチャレンジしないという風潮がある。いや、やっていかなければ何も生み出さないのです。そうであればどうするのか。ここの部分は考えるべきだと思います。やってみて負ける。そこから見つかることは多いと思っています。なのに「一生懸命やらないことがかっこいい」みたいな状況では成長はない。そう思っています。

あとはメリハリをつける。盛り上がるのは必要。が、それはその場面だけであってそれをひたすら引きずっていたらダメだと思います。その場面を過ぎて盛り上がっていて楽しいのは自分たちだけです。実際その場を離れたらその事柄は終わっている。その部分。自分達では気づかないかもしれません。私自身生徒に対して厳しく叱責することもあります。が、それはその場面だけ。そこを過ぎると通常通り関わるようにしています。それがないといつまでたっても空気は変わりません。ピリピリし続けている状況では物事は進まない。当然の話です。

自分たちが楽しければいい。そういう風潮が強くなると世の中は回りません。終わったことに対してひたすら余韻に浸っていたら先には進まないのです。次に何をするのか。ここはしっかりと考えてもらいたないなと思っています。

普段はこんな話はしません。「適当」ですから。「適当」は「丁度いいくらい」という意味で使っています。毎回シビアにやっていたら身が持ちません。だからといって許し過ぎるのも違う。そういう感覚の中で生きていきたいと思っています。

練習に関しては選手に任せました。就職模試などがあるので全員がそろうことはありません。そうなると待ち時間がもったいないので各自でやるほうが良い。そういう判断で。私はあれこれやってからセミナーパークへ。愛媛からsri先生がいらっしゃるのでお迎え。接待です(笑)。gt先生も学校の合宿で宿泊しているのでその様子をみたりしていました。うちの選手は宿泊しませんが私のみ3泊(笑)。

バタバタで冬休みに突入。強くなるためのきっかけをつかんでもらいたいと思いますね。
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スポーツフェスタ2日目&練習

2017-12-22 | 陸上競技
木曜。前日に引き続きスポーツフェスタ。お陰でかなりバタバタでした。盛り上がれたので良かったですが。その中で感じることはありました。書きませんが。うちのクラスの子達は本当に生き生きしてくれていました。良かった。

学校に戻って練習。16時15分くらいの開始だったでしょうか。なかなか時間が取れません。アップはなしでウエイトサーキットから開始。基礎的な部分は継続していかないといけないと思います。ある程度筋力は上がってきている感じはある。まーまだまだレベルは低いですが。

そこからホッピング基礎と縄跳び。やらないといけないことは沢山あります。積み重ねです。そのままスティックを使っての足運び。膝締めの感覚を作りながら腿上げ。そこからスパイクを履いてウインドスプリント。重心の移動とタイミング。さらにはスティック幅を広げての足運び。重心移動です。この辺りから膝の締めが甘い、重心移動が甘い者は動きが崩れます。取り組みの意識と動きは比例します。ここの辺りからは差が出てきますね。

この日は時間の確保が難しかったですが基本的な動きをやりました。スイッチングランをやってからチューブ走。前半マーク、中間マーク、スプリント。これは走りの流れの中でおこないました。途中動きが崩れ気味の者が出ました。足の痛みがあったようです。甘い。痛みがあるというのは少し話していましたがケアに関しはほぼやっていません。セルフケア不足。休みは与えています。この状況でどう対応するのか。

走ってからすぐにプレート補強と台トレーニング。速い動きをしながらも体幹トレーニング。絶対にやらないといけません。

スキップ走をして最後のスプリント。これは久々に長い距離を設定しました。グランドが空いていたので。この時にここ最近走れるようになっているSとNをあえて2人で走らせました。これまでの実績としては圧倒的にNの方が上。が、Sは秋に走れなくてそこから辛い部分を我慢して走り続けてきました。意欲的にはSは「勝ちに飢えている」という部分があります。あえて一緒に。この日の練習では全てSが勝ちました。ここ最近の様子を見ていたらある意味「当然」だと思います。Sにとっては「きちんと練習したら確実に走れるようになる」という証明になります。この価値は大きい。Nにとってはそれなりにやっていたらチーム内で逆転されるというのを痛感するはずです。どちらにとっても意味があると考えました。

もちろん、走っている本人達にとっては思うことはあったと思います。Sは「Nの当て馬」と感じたかもしれません。もちろんそんな気持ちは全くないのですが。Nは現実を突きつけられた。そこからなにを学ぶか。

私としては預かっている選手全員に勝たせてやりたい。当然の話です。が、結局勝てるのは1人。他の子は良くても2位にしかなれない。だったら1位だけ見ておけば良いのかというとそれは違うと思います。全員に勝てるようにさせたい。今回意図的にこの2人を走らせたのにはこちらも想いがあります。2人にとって必要不可欠な練習してだと思います。「NのためにSと走らせた」という気持ちはありません。どちらにとってもプラスになるかなと。まー走らされている当人たちにとってはきついと思いますが。「なんで?」という気持ちは少なからずあるはずです。この意味をきちんと理解して消化できるようになるとこの子達は大化けすると思いますね。

今は圧倒的にチーム内でSが強い。このまま進んでもらいたいと強く思っています。同時にNもMもこのままではいかないと思います。かなり強くなる。そうなった時にどれだけの競争が生まれるか。その競争の中で腐らずに対応できるようになるか。まだまだ高校生です。どちらかが評価されたらやはり良い気はしないでしょう。が、その中で競り合わなければなにも生み出さない。

かなり厳しく話をしたところもあるので涙を流している者もいました。感情で涙を流していても次に繋がらない。何のために毎日を過ごすのか。ここだと思いますね。現実を受け止める。また、現状に満足しない。ここに尽きます。

走れるようにはなってきています。ある者は今走ってもベストが出るという話はしていました。この感覚は大切だと思います。

まとまりませんが記録しておきます。全てが上手くいくわけではない。でも進まなければいけない。その中でなにをするか。

見守ってもらえたらと思います。必ずやります。
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スポーツフェスタ&練習

2017-12-22 | 陸上競技
水曜日、学校行事のスポーツフェスタが実施。これまで学内で行なっていたクラスマッチを市内のソルトアリーナで実施。私的にはイベント大好きなのでこういうのは良いですね、現在3年生の担任なのでこの子たちにとっては最後の大きなイベントになります。一緒に盛り上がれたらなーと思っていました。電車通の生徒はバスで送迎(笑)なかなかです。

今回はリレーがありました。スプリント系が最も活躍できる場面。まーきちんと練習をしている者は明らかに別格ですね。女子に関しては特に。15人リレーという変則的なリレーでしたが2年生女子3人が同じチームになるので勝負にはなりません。普通に走っても100mで20mくらいの差がつく気がします。途中100m差はついたでしょうか。あまりにも速くて完全に別レースになっていました。仕方ないですね。怪我をせずに良かった。それが一番の感想です。

本当はもっと書きたいことがあるのですが他のことをを忘れてしまうので割愛(笑)

そんなこんなで帰りもバスなどで戻ってくるので練習開始時間は16時半。言っても仕方ないので諦めますが。かなりの負荷をかけたいなと思っていたので物足りず。それでも時間延長をしてやるという話を前日にしていたのでやりたいことはほぼできたかなと。

アップはDM投げ。時間がないので最低限の時間で出来ることを。手早く身体を温めてという感じですね。本当はハードルドリルをやりたかったのですがそれどころではない。かなりの部分を割愛しておこないました。バタバタしてメニューの記憶が薄れてきていますが(笑)

大半はいつも通りの流れで。腿上げ、スイッチング、スイッチングラン。ここに関しては毎日徹底してやっています。細かい部分がどうかは別にしてしっかりとやる。そこからチューブ走をやって前半マーク。やはり構えが甘くなります。そこは以前から指摘していましたがなかなかできません。やり慣れてくるとどうしても適当になります。意識していてもやはり甘くなる。ここは絶対にやらないといけない。しつこくいい続けました。

この日はハードル走とタイヤ引きを組み合わせようと考えていました。この練習はきちんとできれば効果抜群です。接地ポイントを作るための練習。グランドが比較的広く使えたので安心して練習できました。やって行く中で明らかに動きが変わる。ここは本人たちも実感できます。大きなことですね。スプリントのための練習です。

終わってからすぐにシャフト補強。さらにはスキップ。最後にショートスプリントのための往復走。60秒に1本の形でやりました。この形だと最大スピードを出せます。ひたすら追い込むというのではなくこういう部分は大切だと思います。出来る限りのスピードを出す。

中身は少ないですがとりあえず書いておかなければ忘れてしまう(笑)記録として残しておきます。バタバタで時間が取れなくて。
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出張で萩へ

2017-12-21 | 陸上競技
火曜日。この日は久し振りに出張。萩方面でした。なかなか行く場所ではないのでご当地ラーメンを食べたいなと強く思っていました(笑)

朝、学校に行って朝練に参加。股関節周辺の柔軟性に課題を置いているのでそのための練習をしっかりと。少しずつですが効果は出ているのかなと感じています。まだまだやりたい動きが完全に出来ているとは思いませんが少しずつ形にはなって来ているかな、と。この日の午後は私が練習に参加できません。そのためメニューを渡しておくことに。もう一度原点に帰りたいなという気持ちもあり足運びに関して時間を割くメニューにしました。基本に戻りながらも少しずつ改善して行く。この流れは継続したいなと。

その後あれこれやりながら出発して萩へ。道中、雪が残っているところもありました。平地ではなく山間部になるのでかなり寒いのだと思います。例年よりも寒い感じはしていますが雪が積もっている状態を見るとやはり冬なんだなと実感します。

行く途中にあるホームセンターで練習道具を作成するための部品を購入。週末に練習するので道具を増やしておきたいなと。思ったより早く着いたので食事をどうするか考えました。スマホで詮索してみると萩にはラーメン屋さんが少ない。更に何軒かあるお店は定休日(笑)なんなんだ。少し幅を広げて調べてみると長門にラーメン屋が。何度か行った事のある鶏ベースのお店です。新しいお店を開拓したいなと思っていたのですが仕方ない。定休日だったら困るので調べて。「定休日:水曜日」と書いてあったので20キロくらいの距離を移動。かなり道路が整備されています。ほぼ高速道路。移動もあっという間です。

着いてみるとお店が「仕度中」になっている。営業開始時間変わったのかな?と少し待ちましたが開かない。もう一度調べてみる。他のサイトを見ると「定休日:火曜日水曜日、不定休」になっている。え?なんだよ(笑)火曜日も休み??辛すぎる。結局諦めて萩市内に戻る。お店を知らないのでどうにもなりません。一番メジャーな道の駅のようなところに行ってみるが店が複数あって決められない。その施設の入り口のところにあったお店に入ってみることに。

牡蠣小屋のような感じで店内で炭火焼で自分で焼いて食べる感じでした。見てみると「牡蠣」があったので注文。するとかなりの量の牡蠣か出て来ました(笑)多分、複数で来てみんなで食べるのだと思います。これだけの量を一人で食べるのか?!と恐れながらも食べました(笑)。多分10個以上あったと思います。かなりのボリューム。更に海鮮丼まで食べました。どれだけ食べるのか。せっかくなので(笑)美味しかった。

そこからメイン。参加人数はかなり少なかったですね。そのうち大半が前任校で一緒に働いていた同僚。懐かしい。午後からの会議でしたが貴重な時間を過ごせました。気分転換にもなりましたし。

練習に関しては完全に任せていました。やりたかった練習はほぼできたようですが時間の関係で少し減らしたようです。この辺りは本人達の判断に任せました。キツいから減らすという感じにはならない。当然の話なのですが。以前のようにめちゃくちゃ追い込むという感じではないですから。基本的なやりたいこと、やらないといけないなと考えていることがきちんとできればいい。少し楽観視するようにしています。スイッチングの流れの中でスプリントをさせたのですがそこの部分が上手くできなかったようです。距離設定が合わない。これは見ながら調整しないと上手くいかないのだろうなと思います。道具自体も足りない部分もありましたし。

気分転換にはなりました。普段からこの手の気分転換ができると良いとは思うのですが。なかなかそこまでいかないですね。練習についてほとんど書いていないのでなんのblogかよく分からないですが。一応記録として残しておきます(笑)
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走りが変わる

2017-12-19 | 陸上競技
月曜日、合宿組は休みにしました。やっても良かった気はしますが。しっかりと負荷がかかっているかどうか確認できていないので。残って練習をしていた者は前日休みにしていたので当然ながらこの日は練習。思いがけない怪我をした者や体調不良者も出たので本当に少ない人数での練習となりました。それでもやる。目標とする所を目指すのであればやる以外に方法はないですから。

私は会議などの関係で最初の1時間以上は参加できませんでした。任せてやるしかない部分。練習に行った時にはスイッチングをしていました。メニューを渡していたのでそれに従って。「先生、今日はウエイトサーキットじゃなくて良かったんですか?」と言っていました。毎日交互にやっています。土曜日にシャフト補強をやっているので当然ながらこの日はウエイトサーキットの日。疑問に思ったようです。なるほど。

先週は3日間かなり負荷をかけて金曜日は休みにしていました。そのため金曜日、土曜日、日曜日とウエイトサーキットができていません。本当であればウエイトサーキットですが火曜日に合宿組にウエイトサーキットをやらせるためには月曜日にはシャフトの方がいいかなと。考え方次第なのですが。一応考えて組み替えていたのですが。ひょっとしたらシャフト補強の方が嫌なのでアピールだったのかもしれませんが(笑)

指導をしながら時々距離を置いて見るようにしていました。あえて遠くから見る。最近心がけています。近くで見続ける部分と客観的に遠くから見る部分。もともと視野が狭いと言われるので時々遠くから見る方が良いなと意識的に行動しています。私のスタンスが「個」を大切にしたいのでいつのまにか「全体の輪郭」を見失いがちになる。「木を見て森を見ず」のパターン。人によっては「森を見て木を見ず」もあります。私的にはそれは無理なので意識して全体の流れを見るようにしたいなと。

ある程度基礎的な事をやってからスプリント。グランドが空いていたので120mを。120m?のタイヤ引きと60m。120mと60mを走ってから90mと60m。うちの学校のグランドはそれほど広くないので最大限の距離を走るようにしています。最近はどさくさ紛れに距離を伸ばしているので130mとか140mあるかもしれません(笑)。どちらにしてもそれほど長い距離ではないので問題はないと思います。1年生女子、秋まではほぼ走れていませんでした。まず練習が積めなかった。今も一人は股関節痛で半分くらいしかできていません。もう一人は初めて練習が積めています。これまでは脚が流れてそれにより大腿四頭筋を痛めることばかりでした。それが練習を継続できるようになってかなり動きが変わりました。

この日のスプリントもまずまず。かなり力が付いてきたなと思います。故障気味の選手も力はついているなと感じました。120mは練習が積めていない者をあえて前からスタートさせました。追いつかれるかもしれないという危機感を持たせたいですから。最後まで持続できるようになってきているなと。休息をほぼ取らずに走らせてもなんとか持つようになってきた。まーまだまだ速い動きが出来なかったり加速段階がきちんと作れなかったりという部分はありますがいきなり全てを求めるのは無理なので。少しずつ少しずつ来年の春に向けて進みたいなという感じです。

走り終わってからシャフト補強。ここでかなりの時間を要しました。練習メニューを少し端折ってスキップ走とタイヤ引きにしました。補強で終わらないという最近のテーマに対してやはり譲れません。キツイ部分はあるでしょうがやはりトレーニングした後に走りたい。スキップも進むようになっていました。股関節の開きが甘いなという部分がありますが。スイッチングの意識はある程度出来ているのでその動きの中でもう少し股関節が開くようにしたい。それだけで随分変わってくるかなと。

最後のタイヤ引きは良かったですね。しっかりと膝が引き出されていました。どう?と聞いてみると「腰が・・・」と。私が見ていてかなり進むようになったなと思うのに客観的視点と主観が違うのか?「腰が進まないの?」聞くと「いや、よく分からないけど腰が進みます」との返答。唖然(笑)。めちゃめちゃマイナスな感じの言い方だったので上手くいっていないのかと思いました。まーよく分からないけど進むというのも問題なのですが(笑)本物になっていない部分が大きいのだと思います。

今のメンバーで本気でインターハイを狙っています。簡単な事ではないというのは分かりきっています。今の2年生がスーパーエースになってもらわないといけません。更には短縮できるもう一人をどうするか。焦りはありません。今いるメンバーでインターハイを掴み取るために時間をかけながらやりたい。手応えはかなりある。もちろん今のままでは無理です。行ったとしても予選落ち。それを越えるためにどうするか。必死にやっていく中で見えてくることもある。そう思います。

やはり練習は偉大。きちんと継続すれば確実に変わります。単に練習すればいいのではなくきちんと意味のある練習をしていきたいと思います。少しずつ少しずつ。前に進むために何をするか。ここに尽きると思います。人数は少ないですがうちのスタンスは変えずにやりたいと考えています。進みたい。
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県合宿3

2017-12-19 | 陸上競技
県合宿。今回は基本的なことをやるようにしました。ハードルインターバルの距離などが違うので一律の練習はできません。高さもちがう。合宿全体のことを考えるとちょうどいいのかもしれませんが。毎回、ヨンパなんかは場所を取るので他のパートとの調整が難しくなります。更にショートハードルがあればもう2レーンは使用することになる。運営の立場から考えたらこちらの方が効率良くでにるかも。個に応じた指導という部分までできるのが理想。難しいですが。

2年ぶりの県合宿です。一度も専門的な指導を受けたことのない選手もいます。一般的なハードルドリル、教科書に載っているようなドリルには私的には違和感を感じています。抜き足の動かし方なんかは明らかにおかしい。それにより変な動かし方が癖付いています。それが以前からすごく嫌。抜き足を寝かしてしまう。股関節が使えずに実際の走りとは異なる方向に動かすことになります。その部分の癖を直すのはかなり大変。実際の動きを見ていたら絶対にわかると思うのですが。

女子の抜き足を見たら明らかだと思っています。寝かして股関節が使えない。それにより前まで持ってきて走りにつなげることができない。リード足も開くのが早い。距離が届かないので最初の段階から開いて運ぶ。鋭いハードリングをするためにはかなりのマイナスだと思います。リード足の振り出しは「結果論」であり「現象」です。意図的に降り出すというのとは違うと考えています。それでも「見た目」は膝から下の振り出しが大きい。リード足を伸ばすことが良いことだと思われる。力学的に考えたら分かるとは思うのですが。まーそんなことまで考えてやるのは少ないからからもしれないですが。ベースになる部分をもっと
やっておかないといけない気はしています。

たった2日間で何をするのか。距離を踏むとかではなく技術的な部分を増やす。身体にかかる負担としてはそれほど大きくないかもしれません。楽だから良いというのではなく「何をやるか」だと思います。最初の段階で股関節の使い方やリードアームの使い方などから説明。様々な動きをやりながらです。全ての動きをハードルに結びつけていく。その感覚の中でやっていかなければいけません。基本的には「リード足を締めてアプローチする」「抜き足を前まで持ってきて走りにつなげる」部分をやりました。本当に基礎です(笑)。

そこから速い動きの中で抜き足を早く持ってくる動きをする。空中にいる滞空時間を長くしても構わないので抜き足を持ってくる時間を作る。そこから一気に落とす。リズムアップの感覚です。流れとしてはいつもそこから一歩ハードルに持っていきます。「タタ」のリズム、「タッタッ」ではない。文字で表現するのは難しいのですが。様々な形で二つの動きをやっていきました。壁を使った動きも。抜き足だけではなくリード足も。積極的にアプローチするためには壁に向かってキックする。これも久しぶりにやりましたがかなり良かったかなと。一つの動きを身につけるために一つの方法しかないというのではなかなか習得は難しい。だからこそ引き出しを増やしておかなければいけない。

元々強い選手で少し教えたらすぐにできる選手もいます。そういう選手は指導を受けなくても中国に行く。もっといえば入賞するくらいまでいくでしょう。それを良しとするか。本当はもっと専門的に必要なことを身につけなければいけない。ある程度の所までいったらそれで満足するのかもしれませんが、本当の力を引き出す所まではたどり着いていない。逆に少し不器用でもきちんと指導を聞いて正しい方向へ進んでいければ確実に強くなると思っています。だからこそこちらは引き出しを増やしておかなければいけない。もちろん見る目を養っておくことは最低条件だと思いますが。

今回はスイッチングランを頻繁に入れました。ヨンパのための練習にもなるからです。両足踏切ができるようになるためにきちんと交互にやっていく必要があります。実際の高いハードルだと上手くいかないの ことも出てくる。恐怖心もありますし。そこに対応するためにはやはりそういう部分の前段階が必要になる。これは今のうちの練習の中に取り入れています。今回はスイッチングランに加えてスイッチングスプリントもやりました。お試しという部分もあるのですがやっていると見えてくることがあります。これを継続していくと中間以降の動きに繋がっていきます。練習バリエーションを少し増やしたいと思います。

実際のハードル練習に関しては一歩ハードル、3歩ハードル、5歩ハードル、7歩ハードルを1日目の午後に。走力などを考慮しながら距離は微調整。「届かない」という選手も出てきます。インターバルがバウンディングになる選手も。そこに対してどう関わるか。ヒントを与えながらやっていく。それにより次の1本がきちんと走れる。選手も変化を理解する。そういう部分を大切にしてやりました。

2日目の午前は中抜き。最後の1台はインターバルを狭めに設定して中で速く動く。ピッチアップです。通常であれば間延びするところで意図的に速く動く。2日目の午後はランダムハードル。調整力。ショートハードルの選手にとってはちょっと厳しい練習かもしれませんがこれも経験。

動きの変化があったり上手くいくようになったら表情が良くなります。こういう部分は大切にしたいですね。かなり元気よく楽しく練習をしてれました。こういう雰囲気の中では私自身も楽しく指導できます。私もスタンスが変わってきています。以前は練習中は「競技の事だけ考える」という感じでしたがメリハリをつけながらやるようになりました。走練習と走練習の間に色々な事を挟むようにもなりました。常に変化を目指す。変わらない部分は保ちつつかわっていく。

思うことはかなりありました。毎日を大切にしたいですね。多少なりと参加した選手にプラスになれば良いなと思います。良い練習だったかは本人達にしかわからない部分ですから。次も私がこういう場面で指導するかどうかは未知数。気持ちが続けばやります(笑)
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