照る日曇る日 第1168回

記念すべきシリーズ第1作ですが、衆知を集めて制作したその舞台裏が透けて見えるようで、全体的な完成度はいまいち。山奥に棲んでいたどんくまさんが、うさぎの街に出て大騒ぎになり、尻尾を巻いてまた山に戻るというシンプルな構成ですが、物語の展開がバタバタしており、文章がいいとはお世辞にもいえない。
結局それらすべての欠陥をことごとく払拭してしまった「どんくまさん」というキャラクターの創造と作画の魅力が光輝いて、この企画を単発に終わらせなかったのでしょうね。
なるほどねあの父親が貴景勝を優勝させた 「父子鷹」だね 蝶人