あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

蝶人弥生映画劇場その1

2020-03-06 15:11:33 | Weblog


闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2025~29

1)ケビン・コスナー主演・監督の「ダンス・ウィズ・ウルブズ」
白人や騎兵隊からの視点で描かれていた西部劇のありようを転倒させたケビン・コスナー一世一代の傑作ずら。

2)フランク・キャプラ監督の「オペラハット」
ゲーリークーパーとジン・アーサーが繰り広げる能天気な恋物語。1939年の「スミス都へ行く」ともども、1936年当時のアメリカの眩しいほどの若さと躍動を、まざまざと示す歴史的な記録でもある。

3)ジュディー・フォスター監督の「マネーモンスター」
株投機による人世の破綻の悲喜劇を「題材にした「いかにもアメリカ当世風の社会サスペンスもの。才人フォスターの演出でジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツがそれらしく演じる2016年の作品ずら。

4)フォルカー・シュレンドルフ監督の「レジェンド・オブ・リタ」
若き日には資本主義を打倒するために銀行強盗を楽しんでいた彼らであったのだがあ。
テロリストの悲劇を扱った2000製作のドイツ映画。東独時代には正義であったことが統一ドイツでは犯罪として追及される悲喜劇ずら。

5)オリバー・ストーン監督の「スノーデン」
アメリカ国家安全保障局の全国民プライバシー侵害の恐るべき真実を暴露し、現在ロシアに滞在中のコンピュター専門家の半生が、本人出演のドキュメンタリータッチで描かれる。

  映画では石飛徳樹美術では大西若人がでしゃばりすぎる朝日新聞文化欄 蝶人

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