あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

友川カズキ著「友川カズキ独白録」を読んで

2020-03-14 13:12:25 | Weblog


照る日曇る日 第1369回

弧絶の天才的アーティストが毒吐くする過ぎ越し行く方。知らないことばかりであったが、知る人には皆知られていた存在であったことを今頃になって知ったずら。

恩師の加藤先生、たこ八郎、中原思郎、中上健次などの思い出話が興味深い。「世の中、思想的だったり詩的だったりする人間はいっぱいいるんですよ。でもその人自体が思想だったり、詩だったりするような人は数少ない。辻潤なんかは最期は餓死ですよ。人生が荒れ地そのものだよ」

確かに「荒地」の詩人とは違うわな。

  荒れ狂うイノシシの首を捉まえて溺死させたるもののふ天晴れ 蝶人

コメント
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