あまでうす日記

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聖書協会共同訳2018年版で旧約聖書「ネヘミヤ記」を読んで

2020-03-19 14:21:57 | Weblog


照る日曇る日 第1373回

ネヘミヤは、ペルシアのアルタクセルクセス王の治世第20年委に献酌官、つまり王の毒見役をしていた人で、恐らく捕囚としてバビロンに拉致されてきたユダヤかイスラエルの人なのだろう。彼は捕囚とならずにエルサレムで困窮し、屈辱的な暮らしを強いられている同胞に思いを致し、王に自分をエルサレムに派遣して城壁の再建を請願して許される。

イスラエルに着いたネヘミヤは、当地の長官となって大いに指導力を発揮し、大勢の現地人を持ち場持ち場に手分けし、敵対勢力への武装を怠らず、艱難辛苦を乗り越えて大事業を完成させる。そして四分五裂していた4万2千3百60人の民衆をば、城壁の内側に町を作って住まわせた!というから大したものだ。

また彼は前回のエズラと同様、民族純血主義を採用し、外国人妻を断固として認めず、神への大罪として追放したが、これをずーーとやっていたらユダもイスラエルも自滅していただろうな。

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