闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3158~67
1)ジェフ・ニコルズ監督の「ラビング」
1950年代の米ヴァージニア州を舞台にした黒人女性と白人男性の感動的な愛と戦いの物語。実話に基づく2016年の作品。
2)アーウイン・ウィンクラー監督の「勇者たちの戦場」
イラクに派遣されて心因性の精神障害を蒙った帰還兵士たちの苦悩を描く2006年の戦争映画。
3)コートニー・ハート監督の「砂上の法廷」
弁護士キアヌ・リーブス主演の殺人事件を巡る法廷裁判劇。思いがけないどんでん返しがある2016年のギャガ映画。
4)ミミ・レダー監督の「ビリーブ未来への大逆転」
最高裁判事ルース・ベーダー・ギンスバーグ女史の苦闘の半生を描く2018年の伝記映画。
5)イム・サンス監督の「ハウスメイド」
超富裕一家に雇われ、妊娠、中絶させられた女中の哀しい最期。2010年の韓国映画なのだから、自滅ではなく、もっとキチンと復讐させてやってほしい。
6)ジョン・マッデン監督の「女神の見えざる手」
辣腕ロビイストが銃規制法案を巡って獅子奮迅の大活躍をする2016年の法廷内幕物だが、ホンマまかいな。ロビイストってこんなに凄いのだろうか?
7)スティーヴン・ナイト監督の「ハミングバード」
孤独なアフガン帰還兵士が監視社会から逃れて権力に刃向かう2013年の英国製アクションスウリラーサクペンス映画。
8)ジェームズ・ポンソルト監督の「ザ・サークル」
ある秘密結社が実力を蓄え、国家国民に大きな影響を与える、とかなんとかの2017年の退屈なお噺ずら。
9)濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」
村上春樹とチェーホフから題材を得て、巧みに組み立てた脚本がよく出来ている2021年の秀作だが、役者は一考の余地あり。
10)李相日監督の「怒り」
著名な俳優を数多く起用した2016年の探偵映画だが、脚本、演出ともによくない。
松田定次、小沢茂弘監督の「新吾十番勝負」全4作
1961年から4年までに製作された大川橋蔵主演の阿呆莫迦チャンバラ映画。こういう下らない映画のお陰で日本映画は腐敗堕落の一途を辿ったのよ。
クレンペラー。ムラビンスキー、クライバー 両翼配置の指揮者が好きだ 蝶人