あまでうす日記

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谷川俊太郎・田原・山田兼士鼎談集「詩活の死活」を読んで

2023-01-12 11:50:28 | Weblog

照る日曇る日 第1843回

 

大阪芸術大学、大阪文学学校、詩誌「びーぐる」を拠点にする山田氏が中心になって2005年から実施された谷川選手とその詩を巡る、前後8回の対論集である。

 

本邦を代表する偉大な詩人の「怪人20面相」的な多種多様な活動のあれやこれやが詳細に解説される中で、「現代詩」が置かれている難儀な状況が明らかにされていく貴重なドキュメントなり。

 

2016年以降の3名の鼎談に期待していたのに、その中心人物の山田氏が急逝されて不可能になってしまったのは、惜しみても余りある悲劇であった。

 

 朝日は漱石毎日は鴎外読売は紅葉日本新聞は子規が書いていた頃 蝶人

 

 

 

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