和歌山静子作「どんどこどん」を読んで
照る日曇る日 第1849回
横じゃなくて縦に開くユニークな絵本です。
というのも、「つちのなかでどんどこどんこ」地面の中で大きくなっていく、ニンジン、ジャガイモ、サツマイモ、サトイモ、ゴボウ、そして最後にダイコンを、ダイナミックに直列で描いているからなんです。
その狙い、文、作画が鮮やかに三味一体となった、とっても素晴らしい、絵本の中の絵本といえませう。
なお、1940年生まれの天才作者の和歌山さんは、お隣の逗子にお住まいです。
ウクライナ、イラン、香港、ミャンマーでどんどん人が殺さていく 蝶人