闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3203~3207
1)アニエス・ヴァルダ監督の「ダゲール街の人々」
巴里14区に生きる庶民の暮らしを描いた1976年の愛情と懐古の情と一抹の哀感に包まれた最良のドキュメンタリー映画。「クレオ」とか本作こそが、鳴り物入りの「ヌーヴェルバーグ」ならぬ本当のヌーヴェルバーグだったと思う。
2)リアム・ワシントン監督の「ジェノサイド・ホテル」
2008年ムンバイの166名が亡くなった同時多発テロ事件を現場から描いた2017年製作のドキュメンタリー風のサスペンス映画。怖や、こわや。
3)カロ・マタバネ監督の「ザ・ナンバー」
2017年製作の監獄暗闘物語。ギャングたちが親分以下若頭、番長と上意下達の鉄の規律社会を構成しているなかで正気で生きのびることの過酷さを描く。
4)チャン・ジーウン監督の「乱世備忘 僕らの雨傘運動」
香港の学生が民主化を求めて凶権に抗った2014年の雨傘運動を参加者の側から描く2018年のドキュメンタリー。彼らは今頃どうしているのだろう?
5)ウッイ・メーサ-ロシュ・カーロイ監督の「りザとキツネと恋する死者たち」
2014年製作のホラー・ポップ・シュール・コメデイ映画の秀作。ヒロインを演じるモーニカ・ヴァルシャイ、トニー谷ならぬトミー谷を演じるデヴィッド・サクライガ「チャーミングずら。
またですかと消してしまう「巨樹特集」木さんほんとにごめんなさいね 蝶人