あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

鈴木サツ語り・堀越千秋絵「ふるやのもり」を読んで

2023-02-21 12:24:01 | Weblog

 

 

照る日曇る日 第1860回

 

「むかす、あったずもな。あるとこに、なんにもかにも 貧乏な家、あったったずもな。」 

 

と語りだされる昔話だが、堀越千秋選手の繊細にして大胆な絵が素晴しい。

 

ことに「馬」と「盗人」のドローイングは抜群。

 

「雨漏り」と「ふるやのもりのおばけ」をとりちがえて盗人が逃げ出す最後のオチも、鮮やかに決まった。

 

  毎日のように群がり起こる事件だが死と向きあう君には関係が無い 蝶人

 

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