あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

沢木耕太郎著「天路の旅人」を読んで

2023-02-23 14:41:36 | Weblog

沢木耕太郎著「天路の旅人」を読んで

 

照る日曇る日 第1862回

 

戦中から戦後の足掛け8年間に「密偵」として中国大陸奥地からチベット、インド亜大陸までを探訪した西川一三の壮大な旅の記録である。

 

データとしては西川本人の膨大な旅行記「秘境西域八年の潜行」および著者の本人取材に拠っているが、本書の大半を占める大旅行の「リライト」よりも、著者による西川本人の印象記のほうが、遥かに興味深いものがあった。

 

   流れ去る歳月にカレンダー千切れ飛び「ギター侍」どうしているか 蝶人

 

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