沢木耕太郎著「天路の旅人」を読んで
照る日曇る日 第1862回
戦中から戦後の足掛け8年間に「密偵」として中国大陸奥地からチベット、インド亜大陸までを探訪した西川一三の壮大な旅の記録である。
データとしては西川本人の膨大な旅行記「秘境西域八年の潜行」および著者の本人取材に拠っているが、本書の大半を占める大旅行の「リライト」よりも、著者による西川本人の印象記のほうが、遥かに興味深いものがあった。
流れ去る歳月にカレンダー千切れ飛び「ギター侍」どうしているか 蝶人
沢木耕太郎著「天路の旅人」を読んで
照る日曇る日 第1862回
戦中から戦後の足掛け8年間に「密偵」として中国大陸奥地からチベット、インド亜大陸までを探訪した西川一三の壮大な旅の記録である。
データとしては西川本人の膨大な旅行記「秘境西域八年の潜行」および著者の本人取材に拠っているが、本書の大半を占める大旅行の「リライト」よりも、著者による西川本人の印象記のほうが、遥かに興味深いものがあった。
流れ去る歳月にカレンダー千切れ飛び「ギター侍」どうしているか 蝶人