ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

シロキヤ @愛知県東海市

2023年02月06日 | 愛知県(三河)

以前から一度訪れてみたいナと思いつつ、遠いのでなかなか機会を作ることが出来なかった愛知県東海市の洋菓子店「シロキヤ」へ。創業は昭和38年(1963)だとか。悪天候の中、遠路はるばる名鉄常滑線の名和駅近くの店までやって来て、道路を挟んだ駐車場に車を停めた。建物が何とも可愛らしくて素敵。今はいつでも撤退出来るノッペラボーの店舗ばかりだが、昔の店舗って個性的で気合が違うよなァ。表からも左手にある調理場が見え、年配の主人が作業しているのが見えた。中に入るとショーケースの中に、いかにもといったクラシックなケーキが並ぶ。どれも値付けが安い。選んだのは「メリーパフ」と「プードル」を2つづつ。こちら”喫茶部”があって本当は入りたかったのだがどこか分からず、つい持ち帰りの注文を先にしてしまった。勘定が終わってから木の扉の奥がそうだと知ったのだが、手に持ったまま中に入るのも何だか間抜けなのでまたの機会にしてそのまま帰ることに。

家に帰って妻と分けっこ。「メリーパフ」は昭和のケーキの定番だった”アンゼリカ”という緑色の砂糖をまぶしたゼリーみたいなの(※)がのっているスポンジ生地を丸めたようなケーキ(※アンゼリカの茎を茹でてシロップで煮詰めグラニュー糖をまぶしたものだそう)。中に生クリームとみかんが入っている。生クリームが少し重い感じの独特なものでフレッシュ感は少なめ。バタークリームではないと思うが、そのクリームの風味が何とも昭和のケーキという感じ。「プードル」は焼き目のついた皮の中に茶色のスポンジ生地と生クリームが詰められたロールケーキ。カットして輪切りの状態。生クリームは先程のと同じ風味。シンプルで甘さも控えめ。これもイイなァ。もっと色々買って帰れば良かった…。次こそは喫茶部でコーヒーとケーキか、フルーツサンドをいただこう。(勘定は¥960)

 

シロキヤ (シロキヤ洋菓子店)

愛知県東海市名和町背戸田44

 

( 東海市 とうかいし 白木屋 洋菓子 ケーキ 生ケーキ 喫茶店 喫茶 喫茶部 ケーキセット アンジェリカ )

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湾 @愛知県常滑市

2022年12月07日 | 愛知県(三河)

自分の車を新しくしたので、その試乗とドライブを兼ねて老母を誘い、常滑へ。長姉も一緒に行くと言ったので途中で拾って名二環を走って知多半島を目指した。前と同じメーカーの車を選んだが、分かってはいたものの最近の車はエレクトロニクスで制御されている所ばかりで直感的に操作出来ない部分が多く、戸惑う。そりゃ操作ミスと思われる中高齢者の事故も増えるはずだ。ただ今まで乗っていた車はトランスミッションが特殊だし、走行距離的にそろそろクラッチも替え時。状態によってはフライホイールまで交換となると今後の出費はとんでもないことになりそうだったので維持は諦めた。慣れるしかないか…。

閑話休題。常滑の「INAXライヴ・ミュージアム」等を見学した後に海岸沿いをドライブ。でもこちら側の沿岸は道路からあまり海も見えないし、食事出来る店も少ない。昼食はたまたま店の前を通ったここ「湾(ベイ)」に入ることにした。”湾”とはいっても店舗は海沿いには無い。遅めの時間だったが駐車場はいっぱい。待ち客がある程の盛況ぶり。入口付近で少し待ってテーブル席に案内された。ランチ・メニューは10種類ぐらいで、刺身、煮魚、天ぷらなどの定食が中心。自分と長姉は「湾(ベイ)ランチ」、母は「さかな定食」というのにしてみた。

しばらくして盆にのった「ベイランチ」が運ばれた。盆の上には煮魚、刺身、佃煮の小鉢、野菜サラダ、ご飯、赤出汁、漬物がめいっぱい。加えてまだ別皿で天ぷらが届くという豪華版。煮魚はアラだが鯛や鰤など3種類も入っており、これと格闘するだけで時間が取られそうだ。刺身は鮪やきびなごなど5種。天ぷらは海老と野菜で5種類ほど。煮魚のつゆの味付けは濃過ぎないので食べ続けられるが、にしても多いしアラばっかりというのも…。自分はアラの食べられるところをきっちり全て綺麗にしないと気が済まない性質なので黙々と箸を操る(→姉も同じタイプだった・苦笑)。母の「さかな定食」は自分達の食べた定食の天ぷら抜きというだけでこちらもかなりの量。もちろん母が食べ切れる訳もなく、またアラがこちらに回ってきた…。これを酒抜きでやるっていうのはかなりの苦行(笑)。天ぷらの調子は今ひとつだったが、お腹をいっぱいにして席を立った。(勘定は¥7,700/3人)

 


 

↓ 「世界のタイル博物館」などいくつかの施設を擁する「INAXライヴミュージアム」を散策。秋晴れのこの日はちょうど地域の祭りだったようで場内まで山車が回って来た。

 

↓ 国の登録有形文化財や近代化産業遺産に指定されている「窯のある広場・資料館の石炭窯及び煉瓦煙突」(大正10年・1921建造)。本当はもう少しゆっくり見て回りたかったが、脚の弱い母と一緒なので先回りして車を寄せたりと忙しくなかなか難しい。しっかりと観て回るのは次の機会にしよう。

 

 

 


 

 

海鮮創作酒房 湾(ベイ)

愛知県常滑市坂井梅狭間13-1

 

( 常滑 とこなめ べい 海鮮料理 煮魚 焼魚 刺身 ランチ 常滑ミュージアム INAX 常滑焼 登録有形文化財 近代建築 近代化産業遺産 )

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一笑 @愛知県瀬戸市

2022年11月09日 | 愛知県(三河)

少し前に老母と訪れた瀬戸市だが、その時は母の脚の具合もあって食べ歩くことは出来なかったので出直し。以前は定休日を調べずに訪れたのでいただくことが出来なかった焼きそばの「一笑」へ。こちら宮前にあった瀬戸焼きそばの元祖と言われる「福助」の孫がやっている店なのだとか。店はショッピングセンター近くにあり、店横に駐車場が2台分ある。車を停めて中に入ると持ち帰りのみのよう。品書きは「焼きそば」オンリーなので、中に居た年配の方に「焼きそば・並盛」を注文する。すると注文がいっぱいで出来上がるのは1時間後になるとのこと! もう瀬戸市を出ようと思っていたのでどうしようかと考えたが、あまり頻繁に来られないので他で時間を潰すことにしてお願いしておいた。

1時間後にまた店を訪れる。パックに詰めてあった「焼きそば」を受け取り車に持ち帰り、すぐに包みを開けた。別にソースが付いており、紅生姜が添えてある。しっかりした定義があるのかどうか知らないが、”瀬戸焼きそば”は、麺は蒸し麺、味付けに豚の煮汁や醤油が使われることが多いのだとか。以前に宮前の「大福屋」で食べたことがある。煮たと思われる独特の薄切りの豚肉が入っており、キャベツも少量だが入っていた。麺は中細といったところか。醤油ベースの出汁が使ってあるらしいが特に醤油の風味が強いとは感じず、作ってちょっと時間が経っているのか熱々ではないので、温度の加減か味もやや薄めに感じる。油は少なめ。そこで別添えのソースを少し足していただいた。何度も食べていくとクセになる感じかな。出来たてだと印象が違うかも。次は是非出来たてをいただきたいが、上手くタイミングが合うかどうか…。(勘定は¥480)

焼きそば 一笑

愛知県瀬戸市幸町53-1

 

( 瀬戸 せと いっしょう やきそば 焼そば 瀬戸焼きそば 瀬戸焼そば せとやきそば ふくすけ 持ち帰り テイクアウト )

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喜多川 @愛知県豊橋市

2020年12月30日 | 愛知県(三河)

豊橋で夜に呑みに訪れたのは少し前に天ぷらをいただいた「天源」のすぐ隣にある焼鳥の「喜多川」(看板表記は”㐂多川)。創業はいつか分からないが、看板や店構えの感じからいくとかなり古い店じゃないのかな。縄のれんをくぐって中に入ると長いカウンター席があった。年季が入って落ち着いたとてもいい雰囲気。割烹着姿の高齢の女将と給仕女性が2名、焼きは主人だろうか年配の男性が1名という布陣。先客は少なめだったが、自分の後に何組も入って来た。まずは瓶ビール(キリンラガー)をお願いする。お通しは牛蒡と牛肉を煮たもの。BGMはAMラジオ。グイッとビールをやって、階段下の壁に下げられた黒札に白文字の品書きを眺める。入口付近に座ったし、暗いので少し見づらい(めっきり視力が…)。中から「鳥刺身」をお願いしてみた。

出てきた「鳥刺身」はささみと砂肝。見た目からして新鮮そのもの。もちろん口に入れても鮮度は抜群で、砂肝なんて「これ砂肝?」って分からないくらい。これは旨い。すり生姜と醤油でいただいた。串を追加。「きも」「せせり」「皮」「しんぞう」。注文は1本づつでもOKだった。小さな焼き台で焼かれた串はどれもレア気味の焼き加減。たれの味付けは濃いめ。どれも旨いなァ。主人(未確認)はビールをひっかけながら焼いていて、緩い空気がまたいい感じ。「やき鳥」「つくね」を追加。「やき鳥」はいわゆるネギマ。これはちょっと焦げ気味(苦笑)。「つくね」には卓上にあった「やげん堀」の薬味を振っていただいた。品札に値段は無かったが、勘定も驚くようなことはなく安心。後から調べたら実は「カレーライス」が評判なのだとか。品書きが遠くてあったかどうか気付かなかったが、それも食べにまた寄ってみたいナ。(勘定は¥2,900程)

 


 

↓ 名鉄電車から以前に立ち寄った東岡崎駅の「岡ビル百貨店」を望む。取り壊しが決まっていると随分前に聞いた覚えがあるがまだ健在。またキッチン「こも」に寄りたいナ。

 


 

 

やき鳥 㐂多川 (喜多川)

愛知県豊橋市広小路1-42

 

( 豊橋 とよはし 豊橋駅前 きたがわ 焼鳥 やきとり 居酒屋 縄のれん 酒場 キッチンこも )

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うな中 @愛知県豊橋市

2020年12月26日 | 愛知県(三河)

以前に豊橋市内をウロウロした時に、次に来たら絶対に寄ってみようと思っていた新本町の「うな中」へ足を運ぶ。前はアーケードがあったが撤去されたようだ。明るくなった通りで一段と風格がにじみ出ている店構え。狭い間口の店の暖簾をくぐって中に入ると奥に長く、正に”鰻の寝床”。優しそうな年配のご夫婦が立ち働く調理場を奥に進むと、風情のある凝った切り出しの木製テーブルが4つ(うち使用可は2つ・笑)と小上がり席が2つある。よく見ると店の普請も古びてはいるがなかなか凝っていて素敵。

ちょっとぐらつくテーブル席に腰掛け「お酒」をつけてもらう。壁に貼られた品書きには無かったが「肝焼きは出来ますか?」と尋ねると無事注文が通った。出てきたお酒は日本盛の1合瓶。ちびちびとやっているといい香りと共に「肝焼き」がやってきた。大きい肝が5つ盛ってあり千切りキャベツが添えてある。甘さは控えめのたれで、しっかりと苦味があって旨い。これは堪らんなァ。時間がかかってはあれなので「うなぎ丼」を追加しておいた。

盆にのって運ばれた「うなぎ丼」は一番小さいのと思って値付けの安いものを頼んだのだが、蓋付きの浅い丼に加え、吸物、大根のなますの小鉢、守口漬も入った3種の漬物、マカロニサラダの入ったサラダ、それにメロンも付いてきた。あ然。呑み直そうかという邪心を払い、蓋を開ける。鰻は2切れ。もちろん値段が値段なので鰻の数は承知だが、ふっくらと焼けていて旨い。副菜も水菓子も平らげるとお腹もいっぱい。風情ある店で肝と酒をやって、小丼他を食べてこの値段って…。こんな店を後にして歩く時は、腹はくちくなって重いが足取りは軽い。(勘定は¥2,150)

 

 


 

↓ 店を出て歩いていた時に不意に見つけた洋館(建築詳細不明)。「蓮泉寺」という寺の敷地内にある。2階の窓が塞がれているが1つしか見当たらないので倉庫等として使われているのかもしれない。

 

 

 

 


 

 

うな中

愛知県豊橋市新本町137-1

 

( 豊橋 とよはし うなちゅう うなぎ 鰻 鰻丼 うな丼 うなぎ丼 きも焼き 近代建築 )

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スパゲッ亭 チャオ @愛知県豊橋市

2020年12月20日 | 愛知県(三河)

豊橋では絶大な人気を誇り、市民のソウルフードとも言われる存在だと聞いたことがある「スパゲッ亭・チャオ」。地元で40年以上の歴史があるのだとか。紛らわしいが名古屋市内に多店舗展開するあんかけスパのチェーン店「スパゲティハウス・チャオ」とは全く違う店だそう。本店は駅前のビルの2階にある。階段を上がって中に入ると広い店内にはステンドグラスの天井や花柄のソファーが並ぶ昭和クラシックな雰囲気。コロナ禍とあってか席は間引いてあるようだが、それでも午後2時半という遅い時間であってもほぼ席が埋まる盛況ぶり。給仕は若い女性ばかり4人もが動き回っている。メニューを眺め、店名を冠した「チャオ」(ポークピカタと粉チーズ)という品に決定。遠征先で食べ過ぎ気味なので”Sサイズ”(50円引)で注文した。ちなみに鉄板で提供してもらうと50円アップなのだとか。

しばらくして平皿に盛られた「チャオ」が到着。さすがにSサイズ(180g)は小さい。薄切り肉に玉子を漬けて焼いてあるポークピカタは四角いのが4枚が麺の上ののっていて、ソースは麺の上ではなく手前に流しかけてある。とろみは片栗粉で付けてあるそうだ。ピカタの上には粉チーズとパセリ。下に隠れる太麺は軟らかい茹で加減。これはあんかけスパの店では当たり前の仕様。たっぷりの野菜をペースト状になるまで煮込んだというソースは辛いが、よくあるような胡椒辛さは強くなく、だんだんとピリピリしてくる程度。どうしてこの「チャオ」には粉チーズが最初からかかっているのか(しかもピカタの上に)分からないが、太麺にソースを絡ませつついただいた。自分はこれでも結構色んな店のあんかけスパを食べているつもりだが、それぞれ違うソースの味も全然覚えられないし、いまだに大好物とまでは言えない自分の中で不思議な位置にある料理。それでもこちらのソースはちょっと気に入ったかも。(勘定は¥865)

 

 


 

↓ 朝も早くから路面電車(豊鉄市内線)に乗って終点の赤岩口まで。やっぱり路面電車で知らない街を走るって楽しいナ。さすがに休日のこの時間にこちら方面に乗る客は居ない。

↓ 登録有形文化財に指定されている「豊橋市上水道施設・小鷹野浄水場旧ポンプ室」(昭和4年・1929・建造)。屋根縁部分の装飾が素敵。同じく登録有形文化財に指定されている丘の上の「小鷹野浄水場緩速ろ過池」等までは進入出来ず。

 

 

 


 

スパゲッ亭 チャオ 本店

愛知県豊橋市広小路1-45(OGIYA 2F)

 

( 豊橋 とよはし チャオ本店 チャオスパ あんかけスパ あんかけスパゲッティー あんかけパスタ オーギヤグループ 近代建築 路面電車 おだかの浄水場 近代化遺産 )

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ボンとらや本店 @愛知県豊橋市

2020年12月04日 | 愛知県(三河)

まずはこのブログでは毎度お馴染みこの出だしから。

愛知県を中心に何故かこの地方だけで昔から愛される生ケーキがある。「パリジャン」「ファンシー」「ピレーネ」「アントルメ」「マロン」「ポワロン」等、様々な名称で呼ばれているが、元を辿ると同じ菓子職人に行き着くのだとか(※)。

※かつて一宮にあった「ボンボヌール」の工場長が開発したケーキで、独立して蟹江町「パリジャン」を開店し、現在東海地方他に散らばる弟子筋等の店で様々な商品名で受け継がれているとの事です。

今回はせっかく豊橋まで来たので、「ピレーネ」の総本山「ボンとらや本店」へ。どちらかというと人通りの少ない駅の西側を歩いて行くと本社ビルがあり、1階が店舗になっている。中は意外と広くなく、ガラスショーケースの中に「ピレーネ」を中心として沢山のケーキが並んでいた。コロナ対策でビニールの仕切りが貼り巡らしてある。女性店員が何人も居て、次々に入ってくる客に対応していた。和菓子も色々あるのだが、やはり圧倒的に買っていく人が多いのが「ピレーネ」。基本のバニラの他にも色々な味のピレーネがある。ポップが貼り付けてあった中に、”モンブランを超えた感動の作品!””全栗が泣いた”と大袈裟に書かれていた(笑)期間限定の「モンブランピレーネ」というのがあったので1個だけ購入した。

行儀が悪いが駅方面へ歩いて行く途中で封を開ける。袋には”モンブランよりモンブラン!?”と書かれている。よく考えてみると形こそ違うものの、栗のクリーム(+生クリーム)、スポンジ、と材料はどちらも一緒か。柔かいスポンジケーキを手に取り頬張ると、なるほどモンブランのあの味が口いっぱいに広がる。これも旨いなァ。口当たりも軽いし、いくつでもいけそう。この系譜を色々食べてきたけれどシンプルで飽きない。残念ながら自宅周辺にはこの系譜のケーキを売っている店は無いが、近くで売っていたら、そりゃしょっちゅう買っちゃう。(勘定は¥270/個)

「ボンとらや豊川本店」の記事はこちら

 


 

↓ 店から東の方向に歩いていたら唐突に現れた路地角に建つ隅切りの建物(建築詳細不明)。元は喫茶店か何かか。今は荒れているけれど、何となく気になった。

↓ 駅の北東の大通り沿いにあった蔦の絡まるイタリア料理店「我楽多」(建築詳細不明)。逆光で上手く撮れなかったが赤煉瓦の外壁がかっこいい。

 

 

 


 

ボンとらや 本店

愛知県豊橋市羽田町66

 

( 豊橋 とよはし ぼんとらや ボンとらや ボンとらや本店 洋菓子 生ケーキ 和菓子 どらやき パリジャン 近代建築 ) 

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天源 @愛知県豊橋市

2020年11月28日 | 愛知県(三河)

愛知県豊橋市での夕食は駅前の路地にある天ぷらの店「天源」へ。こちらも日曜休みの店なので今まで入ることが出来ず、念願の初訪問。遠方で振られると困るので事前に予約電話を入れておいた。時間ちょうどに店に着き、階段を降りて地下の店へ。中に入るとカウンター席と小上がり席があり、年配の夫婦でやっていらっしゃる。先客は3組。カウンターに席が用意してあった。酒(銘柄知らず)をぬる燗でお願いする。コース2種のみだが事前に「天ぷらコース」と伝えてある(他方は天ぷらに造りが付くコース)。

最初に銀杏の飯蒸しのからすみ添えが出てきた。壁に”自家製からすみ”とあったのでそれが添えてあるのだろう。温かく優しい口当たりのそれをお腹に入れてほっと一息。少しの塩気がアクセント。そして天ぷらが始まる。寡黙な主人の前にはピッカピカの銅製の鍋が2つ。温度で使い分けているのかな。大きなさつま芋は最初から片方の鍋でじっくりと揚げ続けるようだ。最初に提供されたのは海老。さほど大きくないが口に入れるとほくっと湯気が立ち昇る。旨い。蓮根、きす、銀杏、ゆり根、海老の頭と続く。どれも衣の加減良く、素材の味がしっかりと分かる。塩で食べたり、つゆに漬けたり。抑え気味にしていても酒が進んで、もちろんお代わり。すると主人、この段階で早くも鍋の揚げ油を捨て、銅鍋を綺麗に洗い(!)、また新たな油を注ぎ始めた。まだ見た目には綺麗な油だったけれど、多人数分揚げているとはいえ交換が早い。見ているとコーン油に胡麻油を少し足しているかな。

主人は黙々と調理に没頭しているようにみえて、カウンターの別の客より自分の方が食べるスピードが速いのを見ると、途中で順番を変えてこちらを先にしたりとスムースにリズム良く食べられるよう気を遣ってくれている。まっさらの油で、更に鱧、山芋を練ったものにしそを巻いたもの、舞茸が供される。油を変えたのは海老の香りが油に移っていたからかな。どの種(タネ)も丁寧な仕事で旨い。そして最後にじっくりと火を入れたさつま芋と帆立貝柱のかき揚げが出てきた。芋の甘味が凝縮されて旨い。本当は追加をしたかったのだが、まだ他に呑みに歩くつもりでいるのでここで止め、いちぢくのシャーベットをいただいて勘定してもらう。さすが評判通り旨い天ぷらだった。満足。フリで入るのは難しいかもしれないが、機会があったらまた寄ってみたいナ。(勘定は¥6,600)

 

 

天ぷら専門店 天源

愛知県豊橋市広小路1-42

 

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赤のれん @愛知県豊橋市

2019年12月27日 | 愛知県(三河)

豊橋餃子ハシゴ。「(ちゅん)」の次は駅西すぐの「赤のれん」。ネオンも光っていて目立つ建物の文字通り”赤のれん”をくぐる。店に入ると天井が低く、横に長いカウンター席のみが目に入る。店員らは若く、こちらはすでに7割がた客が座っていたので、開いていた端っこの席に案内された。2階にも席があるようだ。腰を下ろして壁に掛かった品書きを見ると、こちらもライスさえ無く「ぎょうざ」と飲物のみと潔い。すぐに「ビール(大)」と「ぎょうざ(並・7個)」を注文した。するとビールが置かれた後、「ぎょうざ」がものの5秒で出てきてビックリ。繁忙時間は焼き続けているのかな。

皿には茹でもやしと千切りキャベツが添えられている。「ぎょうざ」は見た目からしても厚めの皮でふかっとした半分揚げタイプ、つまり形は違えどやはりホワイト餃子的な餃子だと分かる。こちらの方がさっきの「中」より”よく揚げ”だろうか(一説によると「中」はこちらから分かれた店らしい)。さっそくそのまま熱いところを口に入れ、ビールで追っかける。2軒目でもウメー。あちらと比べると餡が少なめだが、味の方向性は同じ。それに知らぬ間に店の中に持ち帰りの大行列が出来ているのも同じ。豊橋では餃子は家で食べるものらしい。確かにおかずにしようとしてもライスが無いもんなァ。にしても味といい、添え物(茹でもやし)といい、餃子のみの販売形態といい、興味深いところがいっぱいある豊橋の餃子なのだった。次はまだ他にもこういう店があるのか調べて来よう。(勘定は¥1,000程)

 


 

↓ 前回訪れた時には今ひとつの天候だった「豊橋市公会堂」(昭和6年・1931・建造 ※登録有形文化財)。この日はピーカンで(それはそれでスマホでは写真が難しいが)、威厳ある建物の雰囲気の違う姿を見ることが出来た。

 

 

 

 


 

 

赤のれん

愛知県豊橋市花田一番町189

 

( 豊橋 とよはし あかのれん 豊橋餃子 ぎょうざ ギョーザ ギョウザ 持ち帰り テイクアウト ソウルフード 近代建築 )

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中 @愛知県豊橋市

2019年12月25日 | 愛知県(三河)

早朝から一日中、豊橋市内をウロウロした後、さすがに疲れて銭湯「石巻湯」で休息。ゆっくり浸かって喉カラッカラの状態に。この日はもう夕飯を済ましてから帰る旨を嫁に伝えていたので、喉の渇きを癒やす為に餃子店をハシゴすることに。最近まで豊橋と聞いて餃子をイメージすることは無かったが、実は市内に専門店が何軒もあって市民のソウルフードみたくなっているという事を聞き及んですごく興味が沸いていた。向かったのは「中(ちゅん)」。駅の西口から少し離れたところに店がある。まだ夕方の早い時間帯だったが既に暖簾が掛かっていた。だが中に入ってビックリ、店内にズラッと行列が出来ている。なのにカウンター席に座って食べているのは1人だけ。並んでいるのはみな持ち帰り客なのだった。不思議な気持ちでカウンター席に腰掛けて、壁に掛かった品書きから「ぎょうざ・並」と「ビール」をお願いする。と言ってもこちらそもそも「ぎょうざ」と「ビール」とソフトドリンクしか無い。ライスさえ無いのだ。並んでいる人は10人以上いるので、果たして店内で食べる自分の番がどこに組み込まれているのかは分からない。それにしてもこの比率の違いときたら。

まずはキンキンに冷えたビール(スーパードライ大瓶)でこっそりと乾杯。ウメーッ。その後ろでは次々と後客が入ってきて列が繋がっていく…。しばらくして「ぎょうざ」が到着。並でも8個あり、もやしが添えてある(そういえばお隣の浜松餃子も…)。背後に並ばれているので何だか落ち着かないが、早速熱々をつまんでいった。皮がフカフカで餡の味付けはしっかりめ。あぁ旨い。餡はしっかりめに練られているようだ。この揚げ蒸したような焼き方と、厚めの皮の食感で思いだすのは、形は違えどやはり「ホワイト餃子」。しっかりとヴォリュームがある「ぎょうざ」をそのままで、あるいは酢醤油などで味を変えながらいただいた。現在店内で食べているのは自分1人だけ(笑)。後客がすぐに来るので並びの数は全然減っていかない。最初からハシゴ予定だったのでお代わりは我慢。銭湯の後なのでかなり”効く”が、次行ってみよう。(勘定は¥950)

 


 

↓ 八町通にある「石巻湯」。なぜか男湯のドアだけ鍵がかかっていて、自分ともう1人の客が締め出し…。女湯に来たお客さんに番台を呼んでもらい開けてもらった。なのに男湯にはすでに客が居る不思議(誰かが閉めた?・苦笑)。こじんまりとして年季が入っている。「ラジゥム」〔ママ〕なんて記述も。サウナは壊れていたが、やや熱めのいい湯加減で気持ち良かった。疲れた腰をさすっていたら”もんもん”の入ったおじさんに「これいいよ!」と”超音波”と書かれたジェットを勧められる(笑)。雑談した任侠のおじさん曰く「俺なんて1週間にビール1本だけだよ。」とのこと。ボクは無理です(笑)(←即答)。

 

↓ 「愛知大学」の敷地から少し離れた場所に建つ「愛知大学公館(旧・旧陸軍第15師団長官舎)」(明治45年・1912・建造)。現在は日常的に使われている風ではないが整備はされている様子。洋館の方も窓から覗いてみればよかった…。

 

 

 

 


 

ぎょうざ 中

愛知県豊橋市花田三番町123

 

( 豊橋 とよはし ちゅん 餃子 ギョウザ ギョーザ ぎょうざ 豊橋餃子 持ち帰り テイクアウト 近代建築 陸軍第15師団 帝国陸軍 銭湯 )

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