Rock And Roll Over / KISS (1976)
キッス(Kiss)1976年発売の5枚目のオリジナル・アルバム。ハード・ロック好きだった姉の影響で当時の小学生の中では早熟で、70年代ハード・ロックに触れる機会が多かった自分だが、なぜかキッスとのファースト・コンタクトが「Hard Luck Woman」で、曲誕生の経緯など全く知らずに、本当にロッド・スチュアート(Rod Stewart)が歌っているとばかり思っていたので、全然好きになれず(←いや、ロッド自身は好きなんですよ。特にマーキュリー時代は)、しっかり聴くようになったのはまだ最近のひよっこです。最初からリフを中心としたシンプルなロックン・ロールとして捉える事が出来ていたら、ひょっとしてもっとハマったかもしれない。当時の小学生には「Hard Luck Woman」と派手なメイクは両立して考える事が出来なかった…。
このアルバムはまさに自分が初めてキッスを聴いた件の曲が収録されている(でも自分がお覚えているヴァージョンはこれではないので、「アライヴⅡ」に収録されたものだっただろうか)。アルバムは今聴くと40分にも満たない尺。昔はアルバムと言えばこの位だったのだ。ちょうど46分のカセットテープにA面、B面録音出来るくらい。コンパクトではあるのだが、バラエティに富んだ曲群と曲展開で、それこそあっと言う間に感じるほどにキッスの魅力がしっかり捉えられたアルバムだ。行ったことないけれど、ライヴ楽しいんだろうなー。
ブックオフにて購入(¥250)