ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

朋友 @愛知県犬山市 (7)(※閉店)

2025年01月01日 | 愛知県(尾張)

ある雨降りの土曜日。昼の遅い時間にやっと仕事から解放され昼食。チェーン店や喫茶店以外でこんな時間にも開いている店は本当に少なくなってしまった。という訳で車を走らせ、愛知県犬山市にある通し営業の「朋友(ぽんゆう)」へ。店に入ろうとするとガラスに貼紙が。なんと年末で店を閉めるとの告知が…(写真下)。

ご高齢だからいつかはとは思っていたが、いつも元気にカブで出前に出て行く主人を見ていたのでまだ当分先だろうと思っていた。残念。自分は大した常連客でもないので特に老夫婦に声を掛けるような事はせず、いつものようにテーブル席に腰掛け、こちらで食べたことがなかった「麻婆飯」と「スープ餃子」をお願いした。すぐにガッガッと鍋を振る音が響き、煙が充満してくる。

しばらくしてほぼ同時に両方が運ばれた。「麻婆飯」は豆腐と挽肉と玉ねぎのみ。とろみの強い餡だが不思議と赤い色(唐辛子、豆板醤)は全く無く、味噌味でもない独自のもの。ご飯の量はしっかり。口にしてみると胡椒辛さのある中華餡。巷の麻婆豆腐はどれも”陳麻婆豆腐”に寄っていってるし、大抵唐辛子や味噌が使ってあるのでここでしかいただけない味だ。こりゃ旨いなァ。もっと早く食べておけばよかったな。「スープ餃子」はラーメン鉢に7つ程入っている。「ワンタン」と同じスープかな。刻みネギ入りで、こちらも醤油感の無い胡椒の効いた中華スープ。入口が開け放してあるので雨の中、外を通る車の音を聞きながら平らげて勘定してもらった。そういえばこの店で滞在時間中に出前の電話が全く無いのは初めての経験かも。(勘定は¥1,000)

 

 


 

また別の日に伺う。この日も午後1時をとうに過ぎた時間帯。自分が入った時こそ先客は1組だったが、後から2組も入って来た。どの店も閉店告知が出ると急に客が増えだすことがあるが、こちらもネット上に情報が挙がったらしいのでそうなのかも。客層も心なしか若い。この日お願いしたのは「酢豚定食」と「揚げ餃子」。待っている間に「ノンアルコールビール(缶)」も追加した。座り込んだり、主人が水を持ってきたりするところを見ると女将さんの調子が悪いのかな。

ノンアルで喉を潤しているとほぼ同時に両品とも供された。「酢豚定食」は酢豚、ご飯、味噌汁、高菜という構成。豚肉、玉ねぎ、長ねぎ、タケノコ、ピーマン、人参、椎茸と多彩。素揚げしてあるだろう肉は小振りで、醤油餡のオーソドックスな味わい。ご飯はプラスチック丼に多め。豆腐とわかめの赤出汁味噌汁も旨い。「揚げ餃子」はサクッと揚がったのが7個。用意されたタレでいただく。残りのノンアルを飲み干して勘定してもらった。そういえばこの日も出前の電話は無し。ひょっとしてもう断っていらっしゃるのかも。(勘定は¥1,380)

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朋友

愛知県犬山市橋爪西浦12-1

※令和6年12月30日を以って閉店されました

 

( 犬山 いぬやま ぽんゆう 中華料理 中国料理 麻婆 マーボー飯 ぎょうざ ギョーザ スブタ 揚げぎょうざ 揚げギョーザ 閉店 廃業 )


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