岐阜市の琴塚にある酒造場「足立酒造」へ。創業は1861年というから160年もの長い歴史がある。日曜日は開いていないので平日に近くを通りかかった時に寄ってみた。以前は道路沿いに売場を兼ねたビルがあったはずだが、いつ頃からか奥に引っ込み小さな売場になっていた。あまりそんな感じはしないが奥が酒造場になっているのだろう。売場に入るとこちらの代表銘柄である「日の出鶴」と「金華山」の色々な瓶が冷蔵庫などに並んでいる。この日は冷蔵酒は買って帰れなかったので火入れしてある純米酒と本醸造酒を購入することに。奥に声をかけると若い人が出てきた(当代かな)。棚にあった銘柄をお願いするとそれらも冷蔵庫で保管しているようで、奥まで取りにいった様子。
買って帰った酒をいただく。まずこちらの古い銘柄である「日の出鶴」から。味見程度で1合瓶をお願いしたらラベルには”お神酒”と書いてあった。炭濾過が控えめなのだろう薄黄色に色付いていて、思ったよりも甘くない。酒肴は酢のものと焼きなす。別の日には現在の代表銘柄である「金華山・純米酒」を(写真下)。
4合瓶で購入。ひだほまれを100%使用しているらしい。冷や(常温)でいただく。こちらも色付いていて、味の傾向は同じ。現在主流のいわゆる”淡麗”と違い、酸味が強めでどっしりとしている。でも甘くはないので料理に合わせ易い。この日の酒肴は鯛の塩焼き、それにきゃらぶきともろこの佃煮。淡泊な味にはそれなりに、味の濃いものにも負けないボディがある。旨い。暑いので途中でロックにしたりして呑んでみた。次は別の名前の付いたものや生原酒を買ってみようかな。(勘定は¥1,600程)
足立酒造場合資会社
岐阜県岐阜市琴塚3-21-10
( 岐阜 ぎふ あだちしゅぞう あだちしゅぞうじょう 酒蔵 酒造 きんかざん ひのでつる 日乃出鶴 日本酒 )