Automatic : The Best Of / Pointer Sisters (2017)
2枚組で的を射た選曲が楽しめるコンピ盤、Music Club Deluxeシリーズ。この2枚組シリーズは、量的にはちょっとトゥーマッチな所もあるが、その分重要曲は漏らさず収録してくれているのが嬉しい。今回購入したのはポインター・シスターズ(The Pointer Sisters)。自分達の世代だと大ヒットを連発した80年代のイメージが強いが、70年代から活躍する姉妹グループ。当初は4人で活動していたが、ルース(Ruth)、アニタ(Anita)、ボニー(Bonnie)、ジューン(June)の4人姉妹のうち、ボニーがソロ活動で抜け、3人組に。70年代中後半にもヒットを出し、83年のアルバム「Breakout」がMTV時代とも相まって大ヒットする。自分も最初に買ったポインターズのアルバムはこれだった。自分は末っ娘のジューンが一番好きだったが、彼女は深刻なドラッグ中毒で結局辞めさせられたのだとか。現在は長姉ルースが娘や孫娘と一緒にポインター・シスターズを名乗って活動しているのだそう。
初期の代表曲から、ヒットした80年代の曲、その後の代表曲と、漏らさず収録。1枚物のベスト盤などで70年代の曲も聴いてはいたが、まだまだいい曲がいっぱいある。びっくりしたのがストーンズ(The Rolling Stones)の「Happy」をカヴァーしていたこと。自分はストーンズが主食なので、ストーンズをカヴァーした曲も随分聴いてきたつもりだったが、このカヴァーは知らなかった。彼女ららしく明るくて出来もいい。これは嬉しい。その他にプリンス(Prince)の「I Feel For You」も。ゴスペル由来のコーラス・ワークが楽しめる彼女らのゴキゲンな代表曲を網羅して、最後には「Breakout」期のヒット曲「Jump(12” Long Version)」「Automatic(12” Special Remix)」のヴァージョンが収録されているが、後年の曲は省いてもいいから(←ヒドイ)「I'm So Excited」「Neutron Dance」「Baby Come And Get It」の12” Remixも欲しかったナ。
ネットにて購入(¥1,089)
- Label : Music Club Deluxe
- ASIN : B06Y313R1J
- Disc : 2