Rolled Gold + : The Very Best of the Rolling Stones / The Rolling Stones (2007)
2007年に発売されたローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のデッカ時代のベスト盤CD2枚組。タイトルは本国イギリスで1975年に発売されたアナログ2枚組のベスト盤(ジャケ写真下)から採られていて、収録曲は28曲から40曲に増やされている。故に”プラス”。ジャケットは金をロールした…という、相変わらずの低レベルなアートワーク(苦笑)。ストーンズは近年になっても本当に酷いジャケばっかりだな。
リマスターはされているが、もちろん全曲所有しているので本来なら全く必要の無い盤。そもそも最初は一風変わったデジパックで発売され、それもちょっと嫌だったので見送ったと記憶する。今回購入したのは通常のプラケース入り。値も安かったので今頃になってついポチっとしてしまった(←結局はコンピ好きなもので)。ちなみに今回(といっても15年も前だが)のプラスになって追加収録された曲は以下の通り。
・Tell Me
・Heart of Stone
・Play with Fire
・I'm Free
・Mother's Little Helper
・Dandelion
・2000 Light Years from Home
・No Expectations
・Let It Bleed
・You Can't Always Get What You Want
・Brown Sugar
・Wild Horses
なるほど契約の関係でデッカに人質に取られた最後の2曲は別としても、アナログ2枚組だと長さの制約もあって重要な曲が漏れてしまうものだな。
デッカ(アメリカではロンドン)時代のベスト盤としては文句のつけようがない選曲。最初から最後までストーンズの重要曲が目白押し。その濃密なことよ。70年代だって凄かった彼らだけれど、やはり60年代に世間に与えたインパクトは凄い。ブルーズ、R&Bのカヴァー・バンドからオリジナル曲へ移行し、ビートバンド期、サイケデリック期を生き残って、真にオリジナルな楽曲が完成されていくその過程は、やっぱり聴き応えがある。チャーリー亡き後も、コロナ禍を経て、とうとうツアーを再開したストーンズ。その最新セット・リストでも19曲中11曲がこのコンピに収録されている曲だ。
ネット・オークションにて購入(¥600)
- Label : Universal Int'l
- ASIN : B000VT2OLS
- Disc : 2