It Seems / Colin Newman (1988)
ワイヤー(Wire)のフロント・マン、コリン・ニューマン(Colin Newman)の5枚目のソロ・アルバム。発売された1988年というとワイヤーも再結成後で「The Ideal Copy」や「A Bell Is a Cup... Until It Is Struck」というオリジナル・アルバムを発表するなど活動は盛んだった頃のはずなので、バンド活動と並行して製作されたアルバムということになる。
全編ドラムレスという訳ではないけれど、キーボード(シンセサイザー)主体のドリーミーな曲調が目立つ。キーボードを担当するのはJohn Bonnarなるよく知らないアーティストだが、デッド・カン・ダンス(Dead Can Dance)などにも参加していたもよう。ライナーを眺めただけではよく分からないが、きっと重要なコラボレーターだったはず。ワイヤーの活動と並行してでも発表したということは、コリン・ニューマンの活動意欲も旺盛だったのだろう。
クセになる(少なくとも自分は)コリン・ニューマンの独特のヴォーカルだが、女性バック・アップ・ヴォーカルとの組み合わせもあって、少なくともワイヤーでは聴けないので新鮮。ただ全体を聴いて、これがワイヤーのアルバムとして発売されていても区別がつくかな…。自信無い(苦笑)。
ネットにて購入(¥300)
- Label : Restless Records
- ASIN : B000008IXD
- Disc : 1