Outrider / Jimmy Page (1988)
1988年に発売されたジミー・ペイジ(Jimmy Page)のソロ・アルバム。自分がツェッペリン(Led Zeppelin)をしっかりと聴き出したのはこの頃だったはずなので、まだソロ作品までは到達しておらず、このアルバムは持っていなかった。ツェッペリン解散後、映画のサントラでは作品を残していたが、しっかりと自分名義の作品としては初めてのこの作品。ヴォーカルにはジョン・マイルス(John Miles)、クリス・ファーロウ(Chris Farlowe)、そしてロバート・プラント(Robert Plant)が参加している。ドラムスはジョン・ボーナム(John Bonham)の息子で、再結成ライヴでは大活躍したジェイソン・ボーナム(Jason Bonham)が大部分で叩いているとのこと。
ツェッペリン後期を彷彿とさせる特有のハードな音色のギターや、ブルーズ・タイプのギターなど、彼らしいタッチは健在。発売当時はそれまでくすぶっていたゼップ・ファンも溜飲を下げたんじゃないかな。ヴォーカルの3人は誰もハイトーン・シャウト型なのは致し方ないところ。つい04のロバートのヴォーカルでホッとしてしまう(笑)。06の「Hammingbird」はクリス・ファーロウが歌うレオン・ラッセル(Leon Russell)のあの曲。原曲とはちょっと雰囲気が違うカヴァー。最後のブルーズ2曲も含めてちょっとクリス・ファーロウのアクは強すぎかな。歌い回しで陳腐なモダン・ブルーズに成り下がってしまっているのが残念。ペイジのもう一つの側面、エスニックや、アコースティックな味付けの楽曲は少々であまり表には出ていない。
中古店にて購入(¥458)
- Label : Universal I.S.
- ASIN : B000000OYQ
- Disc : 1