新栄(しんさかえ)にある蔦が絡まる鰻屋「多門亭」へ。HPに創業して120年で現在3代目という記述があるが、後で調べてみると10年程前の何かの記事にもうすぐ”90年”とあったので実際の創業年は不明。どちらにしろ長い歴史がある。何年も前に伺ったことがあるが、その時は満席で断られてしまった。この日は口開けの時間に店に到着。相変わらず店は緑に覆われ入口は見えない程。らしき場所の奥に入ると玄関口に赤い暖簾が掛かっていた。中は入口で靴を脱いで上がるいかにも昔の料亭風情な建物。以前は別の入口(写真下3枚目)から入ることが出来た土間のある客席に案内された。席は小上がり席が4つのみ。年配のご夫婦でやっていらっしゃる。以前は天ぷらなどの品も扱っていたが、今は鰻だけのよう。丁寧な物腰の女将さんに「特製うな重」と「ビール小瓶」をお願いした。
まずはビールの小瓶(アサヒ・ドライ)が出されたのでグイッと。ここまで歩いて来るだけで汗をかいていたので堪らない(訪問9月末)。そしてしばらくして「特製うな重」が登場。盆の上の蓋付きの重箱で、肝吸いと漬物4種が付いている。少なめの品を選んだので鰻は3切れ程。濃いめのたれを纏った鰻はもちろん地焼き。旨い。お重なのでご飯が浅いこともあってたれは少々多めに感じるが、印象は選ぶサイズによって変わってくるかも。普段鰻を食べる時にお重は選ばないのでちょっと新鮮(重の良さはまだよく分からないが)。目の細かい山椒粉も使って綺麗に平らげた。(勘定は¥2,750)
愛知県名古屋市東区東桜2-15-22
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