地下鉄の六番町駅を降りて幹線道路を渡り、さして何も無さそうな住宅街の路地を入って行くと麺類食堂「角〇支店(角丸支店)」がある。創業は昭和42年(1967)だそう。支店というからには本店があったのだろうが、どこが本店かは分からない。かすれた看板の下にストライプのテント、”名代きしめん”の文字が清々しい白い暖簾が掛かっていた。間口は狭く、ガラス木戸を開けると中は古い木製テーブルが4つのみ。年季の入った素晴らしい佇まい。先客は高齢の客ばかり3組と盛況。壁に下がった品札の値付けはどれも安い。その中から「天むす麺」というきしめんと天むすのセットをお願いした。暑い中歩いてきたので(訪問8月末)きしめんは”ころ”で。給仕は年配の男性(主人?)、奥が厨房になっていて女将さんともう1人の男性が調理をしている。麺を茹でる大釜や、麺を上げる大笊が見えた。
テレビを眺めながら待っていると盆にのせられた「天むす麺」が運ばれた。じゃがいもと人参の煮物の小鉢、たくあんときゅうりの漬物が付いている。きしめんの上にはほうれん草、甘くない揚げ、花鰹がのせられている。刻みネギとすり生姜は別皿に。つゆの色は濃くなく、やや塩気の強い味付け。汗をかいて歩いてきたのでちょうどいい。温度は”ぬる”程度だった。きしめんの麺には透明感のあるタイプと白っぽいタイプがあるがこちらは白っぽいもの。天むすが凄い。大きい物が3つも。普通の天むすは海苔が袈裟掛けにしてあるものが多いが、こちらは大きいからか周囲をぐるっと囲むように巻かれている。海老の天ぷらは揚げたて、おむすびのご飯も熱く握りたて。形は無骨だが塩気が効いていて旨い。3つもいただくとお腹はいっぱい。満足。次は「カツ丼」を食べよう。(勘定は¥600)
↓ 熱田区西野町にある「村木鑿泉探鑛株式會社」(建築詳細不明)◇。”鑿泉(さくせん)”とは井戸を掘ることを指すのだという(難しくて絶対書けない)。壁面も社名もタイルで出来ていて、洋風な瓦、玄関脇に植えられたシュロも含めてなかなか雰囲気のある建物。いつ頃の建物なんだろう。
角〇支店 (角丸支店)
愛知県名古屋市熱田区四番2-7-24
※閉店されました(令和5年12月現在)
( 名古屋 なごや 六番町 かくまる支店 かくまる かどまる支店 かどまる 麺類食堂 大衆食堂 中華そば ラーメン 定食 丼物 てんむす 探鉱 )
( ̄∇ ̄)天カス麺があれば300円くらいで提供できそーな。
ビジュアルは負けますがチャーシュー麺380円の店…
500円食べ放題のバイキング…
そんな店を見つけては喜んで入ってます。
KISSライブの件、前スレに間違って入れてしまいました。
>安いですよね?
申し訳ないくらいです。天むすっていってもおにぎりサイズですからね。
こんな値段でやり続けていらっしゃるなんて頭が下がります。