ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

若鯱家 犬山店 (2) @愛知県犬山市 (※閉店)

2015年09月03日 | 愛知県(尾張)

久しぶりに犬山の「若鯱家」へ。中部地方に多くの支店を持つチェーン店の「若鯱家」とは違う本流の暖簾分け店(簡単な説明はこちら)。盛夏に行くのは初めて。夏だって熱いカレーうどんが食べたくなる。ただ、本当に麺もつゆも熱いと大変だ。こちらには黒川の創始店にもあるという「冷カレー」があるとのこと。つゆは熱いままで、麺は水にさらして冷たいもの。「冷」は「ひや」ではなく「つめ」と呼ぶのが流儀のようだ。つまり「つめカレー」。なんだか可笑しい。とろみの強い餡だからこそ出来る別ヴァージョン。ただ、自分もどこかでその情報を見ただけなので、実際のところ、この犬山店にあるかどうかは知らないし、本当にそう呼ぶのかどうかも知らなかった。というのも品書きに何もそれらしき記述は載っていないのだ。暑い真昼の日曜日。絶好のお試し日和。表の駐車場に車を停めて中へ。この店でカレーうどん以外の品を食べている人はあまり見た事が無かったが、さすがに盛夏とあって、他の品を注文している人も多い。カウンターに座り、「カレーうどん、冷たいの」と注文する。さすがにあるかどうかも分からない符丁を使う勇気はない(笑)。給仕の女性は何事もない様子で厨房に「つめカレー、ひとつ」と注文を通していた。本当に「つめカレー」と呼ぶんだなァ。

主人と思しき茹方は、大きな釜に麺を入れ、長く太い1本の棒でかき回しながら、うどんの茹で具合を確かめている。こちらの店はしっかり麺打ち場で手打ちをしていて、麺が旨い(でもいわゆる最近流行りの讃岐系コシのあるうどんとは違う)。しばらくしてカレーうどんが運ばれた。上からたっぷりかけられたカレー餡はやはり熱々。1度締められたうどんもすぐその影響で温まってくるので、冷たいうどんを食べているという感覚はない。でもこれでうどんも温かいものだったら、熱くてなかなか食べ進められないだろうが、若干温度が下がり、ちょうどいい感じですする事が出来る。もちっと太めのうどんは食感も良く、相変わらず旨い。とろみの強いカレーは辛さこそほどほどだが、旨味充分。中に入った具(揚げ、かまぼこ、葱、薄切り肉)がアクセントになって、箸が止まらない。ライスを頼んでこれをかけて…なんて気もよぎったが、我慢、我慢。鼻水を垂らしながら店を出た。(勘定は¥750)

前回の記事はこちら

※残念ながら2018年8月を以って閉店されました。

 

 

 ↓ 久しぶりに子供らと国宝「犬山城」の天守閣に登る。最近は城が人気だとかで、こちらも結構な賑わいだった(天守閣から犬山橋方面を望む)。

 ↓ 犬山城の城下町には古い建物がいくつも残る。左は「甲冑工房」(詳細不明)。近代建築っぽいけどどうだろう。右は有形文化財の「旧・磯部邸」。「柏屋」という屋号の呉服屋で、奥行きは50メートルもあるんだとか。膨らみのある屋根「起り屋根(むくりやね)」が珍しい。

 

 

若鯱家 犬山店

愛知県犬山市字西北野107-8

( 犬山 わかしゃちや カレーうどん カレー饂飩 つめカレー 冷カレー 鯱乃家 本店鯱乃家 )


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