ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

My Life In The Bush Of Ghosts / Brian Eno-David Byrne

2015年09月04日 | パンク・ニューウェーヴ

My Life In The Bush Of Ghosts / Brian Eno-David Byrne (1981)

大阪に行った際に難波を歩いていたら、ブックオフが屋外ワゴンセールをやっていた。暇つぶしに覗いてみたら、(自分にとっての)お宝がザックザク。ボックスだろうと、何枚組のCDだろうと全部250円均一だったので途端に真剣になり、帰りのバッグが一杯で重くなるくらい買い漁った。その中に入っていたのがこの1枚。ブライアン・イーノ(Brian Eno)とトーキング・ヘッズ(Talking Heads)のデイヴィッド・バーン(David Byrne)の共作。ヘッズの同時期の名作「Remain In Light」は輸入盤カセットテープ(!)で所有していたが、こちらまでは手を伸ばさなかった。もちろんその後、断片的には聴いたが、アルバムとして聴くのはこれが初めて。実はレコード、CDなど、媒体によって若干収録曲が違うのだとか。

ヘッズのメンバーも一部参加しているから、バンド活動と並行して制作されたのだとばかり思っていたが、録音はこちらの方が先のよう(イーノは先述のアルバムまで彼らのプロデューサーでもあった)。異形のリズム1や呪術的な2など、前半は無国籍なリズムの洪水。印象としては非西欧のアフリカや中東といった地域の旋律が頭に浮かぶ(もちろん本質はそれらとは違うのだろうが)。昔のラジオから流れるようなざらついた音質のアジテーションが印象的。バーンのヴォーカリストとしての部分は全く表に出ない。進行するにしたがって音楽は、躍動するリズムが影を潜め、イーノらしさ一杯のアンビエントな世界に落ちていく。きっとCDではなく、A面B面に分かれたアナログで聴くともう少しアルバムの性格がはっきりとするんだろう。

ブックオフにて購入(¥250)

  • CD (1990/10/25)
  • Disc: 1
  • Format: Import
  • Label: Sire

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 若鯱家 犬山店 (2) @愛... | トップ | 割烹 森富 @兵庫県姫路市 »

コメントを投稿

パンク・ニューウェーヴ」カテゴリの最新記事