ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

白神 @岐阜県関市

2019年07月18日 | 岐阜県(中濃)

過去に自分が一番通った店は多分ここだろう、岐阜県関市のラーメン屋「白神」。調べてみたら開店したのが平成16年(2004)とあるからもう15年も経つのか。昔はラーメンの食べ歩きをしていて色んな店に行ったが、ここは限定メニューが出る度に車を飛ばしていたのでゆうに100回を超える訪問回数(記録あり)。支店(「二代目白神」、「爆王」)を含めたら何回になることやら。今では人気店となって、修業して独立した弟子の店も盛況だが、開店当初はのんびりとしたもので主人の他に手伝いは年配の女性が1人だけだったと記憶する。日曜の昼だと客は自分1人なんてことも。当時はまだこの地方で”つけ麺”が一般的でなく、主人が戸惑う客に食べ方を説明していたっけ。元々ローストした白海老をスープに使っているので好き嫌いが分かれる味だと思うが、今や岐阜を代表するラーメン屋に。様々な試行錯誤を厭わず、常に麺を改良し、限定メニューは数え切れないし、地域貢献として地元のイベントには必ずといっていいほど出店するのが素晴らしい(大変だろうに)。

昔と比べると頻度はかなり減ったがそれでもたまには覗いている(そもそもラーメンを食べに行く回数が激減した)。この日はブログで告知されていた限定麺「冷やし芋汁そば」を食べに店へ。今年の梅雨は気温が低く、まだ冷やしを食べるような感じではなかったが、とりあえず店内の券売機で券を買い、カウンターに案内される。主人以外で自分の知っている男性店員はみな独立してしまったので知っている顔はもう誰も居ない。この限定麺は信州出身の店員の作品だそう。知らないうちに英語の案内も出ている。こんな田舎まで外国人が来るのだろうか。それはそうと自分の隣の男性はスマホを卓上に置いてイヤホンをして動画を見ながら食べているし(メシ喰う時にやるか?)、もう片方の隣の男性は食べるときにクチャクチャと音を立てるという2重苦(苦笑)。

堪えながらしばらく待っていると「冷やし芋汁そば」が渡された。大きな鉢一面を芋汁(とろろ芋を出汁などで溶いたもの)が真っ白に覆っていて、真ん中に生卵の黄身が。別皿で焼き海苔と溶きわさびと野沢菜が付いている。麺を引きずり出すと細平打ちの麺がたっぷりと潜んでいる。麺の出来はさすが。張りがあって喉越しが良い。もうすこし軟(やわ)な茹で方でもいいかも。つゆは醤油の強い和出汁でラーメン的な要素はほとんど無く、そばつゆのよう。ズルズルと芋汁と一緒に麺を手繰っていく。予想通りの味だがもちろん旨い。下から身が赤い色をした低温調理チャーシュー(牛なのでローストビーフか)が数枚出てきた。これは微妙(→自分は流行りの低温調理レアチャーシューの良さが分からないので…)。何しろ芋汁が大量だし、つい大盛(無料)にしてしまったのでちょっと単調になる。黄身を潰すとマイルドさが増すが、これ前提なら元のつゆはもう少し強くてもいいのかな。海苔やわさび、刻んだ野沢菜を加えながらやっつけた。お腹いっぱい。サッと出てきてしまったが、どうもこの後にご飯も付いてくるらしい(どうせ食べられない)。(勘定は¥890)

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麺屋 白神

岐阜県関市巾2-144-6

 

( 岐阜 ぎふ 関 せき はくしん 麺屋白神 ラーメン 中華そば つけ麺 つけめん 白エビ 白えび 自家製麺 限定 レアチャーシュー )


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