長浜市内の古そうな建物を求めて以前入ったことのないような路地を行ったり来たり。おかげでだんだん土地勘も付いてきた。ずっと自転車で走ったり、降りて歩いたりしていると朝昼食が早かったこともあってお腹が空いてきた。路地巡りの途中で「茂美志屋支店」に入ることにする。本店は黒壁スクエアの真ん中にあり人通りも多い場所だが、こちらの支店はひっそりと静かな通り。店も本店と違って一般的な大衆食堂の風情(そういえば以前は本店の「のっぺいうどん」で”撃沈”したなァ…)。もちろん観光客がここまではなかなか入ってこない場所なので地元客が中心のようだ。
カウンター席とテーブル席があり、先客が何組も。壁に品書きがあるので振り返って何にしようか思案する。「焼めし」と「オムライス」が気になっていたのだが、ふと見ると季節メニューが別に紙で貼りだしてあり、自転車で動き回って暑かったからか反射的に「冷やし中華」をお願いしていた。疲労で酸っぱいものを欲していただろうか。周りを見ると「焼めし」の注文率が高い。「焼めし」も…と思ったが思いなおす(そもそもそんなに入らない)。今年初の「冷やし中華」だ。
しばらくして給仕の女性によって運ばれた「冷やし中華」にはとても細い錦糸玉子がのっていた。他の具材はハム、キュウリ、刻み紅生姜。それに蒲鉾の上には辛子がのせてある。早速麺を手繰ってみると麺はストレート麺。ビッと酢が効いていて旨い。汗をかいた後の酢と冷たいスープはバッチリ。途中で辛子を箸先に漬けたりしてスルスルといただいた。観光客向けでもなく、気取らない感じの食堂。次に長浜に来た時にもまた寄りたいなァ。次はもちろん「焼めし」で(←と言いながらまた迷うに決まっている)。(勘定は¥650)
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↓ 以前も訪れた、廃業済みの三ツ矢町の銭湯「いなり湯」(建築詳細不明)◇。建物はまだ健在だった。中を見てみたいなァ。
↓ 「茂美志屋支店」から遠くない路地にあった元浜町の洋館付きの建物(建築詳細不明)◇。赤い屋根に尖塔があるのが可愛らしい。
↓ パッと見て通り過ぎてしまった元浜町の建物(建築詳細不明◇)だが、よく観察してみると壁の仕上げ、窓枠下部の装飾や、隅切り(半切妻)屋根の意匠など古そうな雰囲気がプンプン。
茂美志屋支店
滋賀県長浜市神前町4-15
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