ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

たこ文 (2) @岐阜県海津市

2022年05月24日 | 岐阜県(西濃)

一度訪れてとても気に入った海津市平田町の食堂「たこ文」。家から遠いのでなかなか機会を作るのは難しいなと思っていたが、こちら方面に用事が出来て意外と早く再訪することが出来た。一応、店の隣の空き地が駐車場になっているが、路地の幅がかなり狭いので車は別の駐車場に停めてきた。小雨の降る中、傘を差して店へ。暖簾が出ていたので中に入ると、まだ店内は暗かった。今年は殊のほか寒い春だったのでまだ石油ストーブが焚かれている(訪問4月下旬)。声をかけると奥から主人が出てきて照明を点けてくれた。この日は女将さんの姿は見えず。手前のテーブル席に腰掛ける。土間の鉄板台の上のやかんから注いだお茶を持って来てくれた主人に「焼飯」をお願いする。おもむろに鉄板の上に4つも置かれたやかんをどけ、「焼飯」の準備が始まった。ほとんど全ての調理をこの鉄板台でこなすので、様子をずっと眺めることが出来る特等席になった。赤縁の蒲鉾を刻むのが見える。野菜と肉を炒め、ご飯を投入。そこにポットからソースらしきものがジャーッと注がれた。予想していた調理と全然違う。最後にまた別の容器のソースらしきものが投入され、完成。

「お待ちどうさま。」と置かれた「焼飯」は米粒が黒っぽく染まっている。”ソース飯”と呼んでいいくらい。焼飯を頼んでこんなのが出てきたのは初めてだ。具材は千切りのキャベツ、豚バラ肉。上から海苔が振られ、脇には紅生姜が添えられている。さっそく紙ナプキンの巻かれたスプーンを解いて「焼飯」にスプーンを入れていく。ソース色に染まったご飯はかなり濃い味だろうと予想したが、そうでもなくいい塩梅。旨い。これはいいや。勢いよく注いだわりに酸味もほどほどなので、単なるソースではなく出汁とかも混ざっているのかな。自分は慌ててかっ喰らうクセがあるので、時々紅生姜を口に入れつつもあっという間に平らげてしまった。前回みたいに何か追加しようかと思ったが、すでにやかんが鉄板に戻されていたので今日はこれで止めておく。次は丼物で。でも思い出してみても、これがそもそもソースだったのかも怪しくなってきた。もう一度「焼飯」を頼んでもっとじっくり味わって食べるか。(勘定は¥500)

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御仕度 たこ文 (麺類食堂たこ文)

岐阜県海津市平田町今尾3135-3

 

( 平田町 ひらたちょう たこぶん たこ文食堂 大衆食堂 麺類食堂 やきめし 焼き飯 炒飯 チャーハン お好み焼き おこのみやき 洋食 丼物 うどん 今尾商店街 )


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