ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

かっぱ園菜館 @名古屋市東区・泉

2022年04月24日 | 名古屋(東区・北区 老舗)

東区泉にある創業昭和28年(1953)という中国料理の「かっぱ園菜館」へ。大きな建物がそびえ立っているが、店頭に飾ってある古い写真からいくと天丼とかを出していた大衆食堂が出自のようだ。どうしてこの店名になったのかな。店舗は建物の2階にある。階段を昇って店内に入ると、日曜だったからか家族連れの客で賑わっていた。給仕は女将と思われる高齢の女性もやっていたので家族経営されているのかな。テーブル席に案内される。メニューを眺めるもランチ時は絞ってあるようで本来の本格的な中国料理を選ぶことは出来なさそう。ラーメン類は食べる気が無かったので、飯物メニューの中から目新しい「台湾飯」をお願いした。この東海地方において、台湾には無い名古屋独自の”台湾”(→辛ミンチ、唐辛子、ニラ、ニンニクの組み合わせ)の浸透率は高く、アレンジ・メニューを含めて様々な品に台湾の名前が付いている(台湾出身の人は不思議だろうなァ)。

注文した後に急須に入った温かいウーロン茶が運ばれたので啜っていると「台湾飯」が登場。玉子のスープが付いている。大きな平皿にたっぷりの量が盛られている。あんかけになっているのかなと予想していたがとろみは無く、辛い味付けで炒めた粗挽きの挽肉、ニラ、ニンニク、キャベツ、人参、もやしがご飯の白い所が見えないほど盛られ、上から生玉子の黄身が落とされている。メニュー写真のイメージより実際の量が多い。この組み合わせだもの、旨いに決まっている。辛さもちょうどいい感じ。途中で黄身を潰してマイルドにしたりしてパクパクといただいていった。最後にもう一度ウーロン茶で口中の油をさっぱりさせ、勘定してもらう。夜に来てお酒と一緒にこちらの中国料理の単品も味わってみたいナ。(勘定は¥780)

 

 


 

↓ 「愛知県議員会館(旧・大喜多寅之助邸)」(大正9年・1920・建造)。通りかかって門が開いているといつもつい写真を撮ってしまう。倉(写真下右)のある日本家屋に隣接して洋館が建てられている。ここって公開する時あるのかな?入ってみたいなァ。

 

↓ 「名古屋市市政資料館」の向かいにあるかつて「弁護士長屋」と呼ばれた建物(建築詳細不明)。古い建物を利用した事務所が連なる。市政資料館はかつて「名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所庁舎」だったのでこういう長屋が出来たのだろう。かなり古い建物なのにちゃんと今も事務所が入っている。現在は司法書士事務所がほとんど。

 

 


 

 

中国料理 かっぱ園菜館

愛知県名古屋市東区泉1-9-28

 

( 名古屋 なごや かっぱえんさいかん 中国料理 中華料理 ランチ 近代建築 洋館 )


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