ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ほなみ @愛知県犬山市

2022年07月09日 | 愛知県(尾張)

土曜日の昼、用事で出掛けていた愛知県の名鉄犬山駅東側。以前からブックマークしていた中華料理店へ行くと、土曜は夜からの営業のみということで振られてしまった。別の店を探している時間はあまり無かったので、近くにあるお好み焼きとたこ焼きの「ほなみ」へ。こちらにはコロナの第何波だったかの真っ最中に行って臨時休業で振られてしまったことがある。店はホームセンターの駐車場横にある。到着すると今回は無事に営業していた。店先の温蔵庫を覗くとちょっと残りが少ない。たこ焼きは自分の苦手な紙容器入りの下が平らなタイプだったので「お好み焼」にしようとするも、そこには明らかに「大判焼」と札が立っている…。一瞬ここでは”大判焼”と呼ぶのかなと思ったが「お好み焼き下さい」とお願いしたら、やっぱりそれをビニール袋に入れてくれたので、ただ札が間違っていただけのようだ。

車に戻って早速包みを解く。透明パック入りの作り置きだったので温蔵庫保管とはいえもう温くなっているのかなと思ったが、手に取ってみるとまだしっかりと熱い。ラップを外すとてっぺんには紅生姜が。2つ折りにしてあって少しとろみのあるソースがたっぷりとかかっている。盛り上がって分厚いそれを箸で割り、口に放り込む。中には肉も玉子も入っていてヴォリュームたっぷり。ソースはどこのか分からないが、味わいはやや辛め。旨い。飲物を買ってくるのを忘れたが、急に雨が降って来たのでそのまま飲物なしで平らげた。これで充分に昼食代わりになる。(勘定は¥410)

お好み焼 たこ焼 みたらし ほなみ

愛知県犬山市中山町2-20

 

( 犬山 いぬやま おこのみやき お好み焼き たこやき たこ焼き みたらしだんご みたらし団子 テイクアウト 持ち帰り ) 

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いぶカフェ (2) @岐阜県美濃加茂市

2022年07月08日 | 岐阜県(中濃)

久しぶりに晴れた休日。早朝の涼しいうちからバイクを出して遠出。その行きがけに以前にも寄った岐阜県美濃加茂市伊深町(いぶかちょう)の「いぶカフェ」へ。登録有形文化財にも指定されている役場だった建物を改造したカフェ。以前に訪れてモーニング・サービスをやっていることを知ったので、朝のコーヒーと朝食をこちらで済ませようと計画して訪れた。駐車場にバイクを停めると自分と同じようなツーリング客のバイクが2台。中に入って靴を脱ぎ、小学校の校庭が見える窓際の席に腰を下ろした。校庭のフェンスには鯉のぼりが飾ってある(写真下・訪問5月)。

普通にコーヒーとトースト、あるいはホットドッグ程度と予定していたが、メニューに「朝ジビエカレーセット」なるものがあった。ドリンク代に250円プラスするといただける。どうしても惹かれたので「本日のコーヒー」と共にお願いした。ピアノ・ジャズが流れる店内で鯉のぼりを眺めながら出来上がりを待つ。コーヒーは1杯づつ挽いてから淹れるのでしっかりと時間がかかる。しばらくするとコーヒーとカレーのいい香りが漂ってきた。

供された「朝ジビエカレーセット」は、コーヒーに鹿ミンチのカレー、生野菜とスパゲティのサラダ、茹で玉子、ヨーグルトのセット。朝っぱらから豪華だなァ。カレーを口に入れる前にまずはコーヒーを啜る。この日は”ドミニカ・アルフレドディアス農園”の豆だそう。こちらで自家焙煎しているとあって爽やかな香りだが苦味はしっかり。旨い。鹿ミンチのカレーは五穀米で。ちょうどいい辛さがあって旨い。鹿ミンチの風味はカレーのスパイスに埋まってしまっているが、後味でふっと”だろう”風味が顔を出すのがいい感じ。コーヒーの量は多めなのでゆっくりと空腹を満たし、再出発した。(勘定は¥700)

以前の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3

↓ カフェは以前、伊深町(伊深村)の役場だった建物((昭和11年・1936・建造)。場所がかなり田舎なので客入りが心配になるが、この日は朝早い時間にも関わらず地元の方と思われる客も。しっかりと地元に根付くといいね。

 

いぶカフェ

岐阜県美濃加茂市伊深町895

 

( 美濃加茂 みのかも 伊深 いぶか 喫茶 カフェ ジビエ ジビエ料理 モーニング レストラン 近代建築 国登録有形文化財 )

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月待ち茶屋 @岐阜県岐阜市

2022年07月07日 | 岐阜県(岐阜)

コロナ禍が少し落ち着いた5月末。久しぶりに東京から叔母が来ることになったので、母と叔母の高齢者2人を引率して岐阜市内観光。叔母は何度も岐阜に来ているが、意外にも鵜飼船には乗ったことがないと知って予約を入れておいた。叔母は大丈夫だが、母の脚が弱いので、なるべく無駄に歩かないコースを計画。昼前に川原町を散策させ、歩いて行ける距離の「月待ち茶屋」で昼食。こちらは昨年オープンした明治後期の建物をリノヴェーションした食事処。建物は国の登録有形文化財にも指定されている。風情ある建物には岐阜提灯がぶら下がっている。店に入ると客間や居間だったろうスペースが客席に改修されている。先客は大人数の家族連れ。赤ん坊もいて賑やかだ。もちろん予約は入れてあったが、先客の対応で忙しいのかなかなか準備が整わない感じ。

お願いしたのは「月待ちランチ」という季節のコース料理。前菜は鮎の甘露煮やじゅんさいなどの盛られた舟形の皿。彩り鮮やかで初夏らしい。続いて造りは鯉の洗い。醤油がジュレになっていたりして現代的。鮪とかにせず川魚っていうのは好感が持てる。本当は酒でも呑みたいが、今日はガイド兼運転手なので我慢(笑)。付け合わせのラディッシュが蝶(ギフチョウ?)の形に飾り切りしてあったりして素敵。次はカニと湯葉のクリームコロッケ。ソースはアメリケーヌ・ソース。そしてご飯は小さい鰻丼。味噌汁が付く。鰻は2切れだが、コースの最後にはちょうどいいサイズ。焼きもたれの味付けも良く、旨かった。母と叔母はご飯まで食べ切ることは出来なかったようだ。最後はデザートとしてスイカと甘夏のゼリー寄せ。ココナッツのソースがかかっている。爽やかな口当たりで締め。

ちょっと皿出しが遅めなのと、給仕の目が届き辛いレイアウトだったのが残念だったが料理は楽しめた。間隔をとった席の位置のせいで同じ部屋の他の客と目が合ってしまう位置になるので衝立とかがあるとなお良かったかな。他の客が居たので建物の内部を愛でることが叶わなかったのが心残り。多分季節によって内容が変わるだろうからまた別の季節に寄ってみよう。(勘定は¥2,800/人)

 

 

 


 

↓ 金華山ドライブウェイを走って水道山展望台へ(写真下1枚目)。その後は川原町を散策(写真下2枚目)。昼食後、いくつかの道の駅に立ち寄り、伊吹山ドライブウェイへ(写真下3枚目)。夜は市内に戻って長良川の鵜飼見物へ(4枚目以降)。

 

 

 

 

→ 昨年は母と2人で素晴らしさを堪能したが、今回の鵜飼い見物ははっきり言って幻滅…。客の数が多くて船が多いのか、何たることか2艘をぴったりと並べてロープで繋げて鵜匠の舟と並走したので、外側になった自分たちの船からはほとんど鵜匠の手元が見えない。昨年の充実した鵜飼いとは雲泥の差。船頭は「こっちへ来ないと見えないよ。」と言うが脚が悪い母を船の上で立たせることなんて出来ない。最後の”総がらみ”でも一番奥の場所だったため、遠くで終わった感じで全然楽しめなかった。叔母には悪い事をした。ここまで満足度に違いがあると次に来客を招待するのは躊躇してしまう…。

 


 

 

月待ち茶屋

岐阜県岐阜市東材木町29-2

 

( 岐阜 ぎふ つきまちじゃや 和食 日本料理 うなぎ 鰻 鰻丼 国登録有形文化財 鵜飼 鵜飼い 長良川うかい うかい ) 

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Gold / James Brown

2022年07月06日 | ソウル・ファンク・R&B

Gold / James Brown (2005)

このブログではいくつも紹介している2枚組でたっぷりアーティストの代表曲を味わえる「Gold」シリーズ。今回購入したのは御大ジェームス・ブラウン(James Brown)の2枚組。もちろん音源的には全部所有しているので不要だが、コンピ好きなこともあってこのシリーズだとつい買ってしまう。初期のソウルの名曲の数々から、彼自身によって創造されたといっても過言ではない”ファンク”の名曲連発の60年代後半から70年代前半の曲群には文句のつけようがない。

ではこのCDのどこを楽しむかというと、70年代中期から80年代にかけての時期の選曲。圧倒的だった時代を過ぎ、彼の勢いが以前ほどではなくなってセールス的にも落ち込んだというこの時期は一般的なヒット曲は少ない。ただ音楽がどうだったかというと、映画(特にブラック・ムーヴィーと呼ばれた作品群)のサントラなどでは相変わらず楽曲が使われ、当時の(アメリカの)社会情勢を反映しているし、バック・バンドのJBズ(The JB's)やヴィッキー・アンダーソン(Vicki Anderson)らの女性ヴォーカリストの活躍はJBのプロデュース無しでは考えられない。この盤でいうと2-9「The Boss」辺りから、復活して大ヒットした2-18「Living In America 」までが聴きどころ。

ネットにて購入(¥680)

  • Label : ‎ POLYDOR
  • ASIN ‏ : ‎ B000ASTEG8
  • Disc ‏ : ‎ 2
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伏見珈琲館 (2) @名古屋市中区・伏見

2022年07月06日 | 名古屋(中区)

地上から地下に降りて朝の一杯に向かったのは伏見地下街(長者町地下街)の創業昭和50年(1975)の喫茶店「伏見珈琲館」。7時半頃だったが、もう明かりが点いて扉が開いていたので中に入ったら、ご夫婦の朝のコーヒータイム中。主人が「ん?」と時計を確認。自分が地下に降りた時にはまだ伏見駅のシャッターが上がっていなかったので客が来るにはちょっと早いなと思ったんだろう。「よろしいですか?」と尋ねたら「どうぞ。」と言われたので腰を下ろした。申し訳ない事しちゃったなァ。「ホット(ホット・コーヒーの意)を」と女将さんに注文すると「モーニングは?」と訊かれたので「トーストサンドをハムで」とお願いした。年季の入った湯沸器が稼働する調理スペースでコーヒーとトーストの準備が進む。洋楽ポップスと動き出した地下鉄のゴーッという音がBGM。

しばらくしてコーヒーとトーストサンドが供された。コーヒーはやや酸味強めの味わい。トーストサンドは1枚分のパンをトーストし、2分割。ハム、レタス、きゅうりを挟んでさらに半分にカットしてある。軽く食べる朝にはちょうどいい分量。自分もほぼ毎朝コーヒーを挽いて淹れているけれど、大ベテランに出してもらうコーヒーは格別に旨い。自分がコーヒーを啜っている間もご夫婦は2人でテーブルに座って新聞記事やらを話題にお喋り。仲がイイんだなァ。きっと毎日こうして仕事前のひと時を過ごしているんだろう。自分が平らげる頃には地下鉄の駅が動き出したと見えて、早速常連客が飛び込んできた。この人達も毎日のルーティーンになっているんだろうな。(勘定は¥410)

以前の記事はこちら

珈琲専門店 伏見珈琲館

愛知県名古屋市中区錦2-13-24  伏見地下街

 

( 名古屋 なごや 伏見 ふしみ 伏見駅 長者町地下街 喫茶 純喫茶 コーヒー サンドイッチ サンドウィッチ トーストサンド モーニングサービス )

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わだ泉 @名古屋市守山区・大森

2022年07月05日 | 名古屋(千種区・守山区)

守山区の人気店「わだ泉」へ。創業は昭和32年(1957)だそう。店の前だけでなく裏手にも駐車場がいくつかあり、人気のほどが伺える。今では市内に4店舗あってそれらに行く機会が無いではなかったが、一応、本店主義(笑)なので本店に先にと思っていた。店に着くと昼には少し遅い時間だったにも関わらず満席のようで、外に待ち客も数人。でも中に入って分かったが、テーブル席1、小上がり席3、あとはカウンターと呼ばれる大きい卓だけと意外に店内が小さいので、外にまで待ちが出るのは仕方がないかな。そんな中に若い男女の店員が6人も立ち働いている。さほど待たずに呼ばれてカウンター席へ。こちら入口横に麺打ち場もある手打ちうどんの店だが、何と行っても最近の人気は「醤油カツ丼」。やはりこれを注文している人が多い。自分も特に岐阜県に点在する色々なタイプのかつ丼を勝手に”亜種”と名付けて食べ歩いているので、こちらでもやはり「醤油カツ丼」をお願いした。うどんが付くというので単品でお願いしようと訊いてもらったのだが、それは出来ないとのこと。食べ切れるかな。

しばらくして運ばれた「醤油カツ丼」にはミニうどん(←ころうどんにしてもらった)、出汁の入ったポット、ワサビ、漬物(刻みたくあん)が付く。丼には棒状のカツが2つと丸いカツが1つ。棒状のものは”三河産二元豚をミルフィーユ状に重ね合わせた”ものだそう。早速しっかりめに揚がった棒カツを取り上げていただく。カツは歯切れよく、揚がったカツを醤油たれにくぐらせているようで、ほんの少し甘味はあるが思ったよりしっかりと醤油の味。わさびをちょこんとのせてもいい感じ。丼物としての一体感には乏しいが、旨いなァ。カツ丼は半分ほど食べ進んだら少し飯碗に移し、ポットに入った出汁をかけて、鰻の「ひつまぶし」のお茶漬けのようにしてもいただける。かなり濃いめの出汁に感じたが、カツの醤油味が混じったからかな。セットのミニうどんは量が少なめでひと安心。しっかりとコシのあるタイプのうどんで、こちらも旨い。さすが手打ち。これならうどんだけ目当てにしても旨いのが出てくるんじゃないかな。全て綺麗に平らげて、まだまだ入ってくる後客に席を譲った。(勘定は¥1,050)

 

手打麺處 わだ泉

愛知県名古屋市守山区脇田町 第5サンハイツ大森 1F

 

( 名古屋 なごや わだせん わだ泉本店 わだ泉守山店 麺類食堂 食堂 カツ丼 かつ丼 亜種 しょうゆカツ丼 醤油かつ丼 カツ茶漬 )

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飯具 @愛知県一宮市

2022年07月04日 | 愛知県(尾張)

電車に乗って愛知県一宮市へ。用事を済ませ歩いて向かったのは駅からほど近い「飯具」。”大衆食堂”とは謳っているが、いきなり店頭に”酒→”という看板があって完全に居酒屋風情。昼間から通しで呑める店のようだ。店はまだ新しい感じだし店員もみな若いが、もう1周年なんだとか。全然知らなかった。午後遅いまだ明るい時間だったが、”ハッピーアワー”のようだったので、乗っかって「角ハイボール」をお願いする。酒肴は和、洋、中、エスニック、創作、と色々あるが、メニューも、壁に貼られた紙短冊も数が多くて逆に分かり辛い。これだけ準備するって凄いなァ。そんな中から、せっかくだからちょっと変わったのを食べてみようと選んだのは、おでんの「レタス」「さつまアゲ」、そして「生ハムとセロリとオレンジの浅漬け」。

ハイボールで喉を潤し、珍しいおでんのレタスをつまむ。特に変わった所はなく(笑)、おでんつゆに浸ったレタスそのまま。でも、学生の頃にシドニーの中華街で初めて海鮮しゃぶしゃぶの具材としてレタスを食べた時に「こういう食べ方もあるんだ」とえらく感心したことを思い出した。さつま揚げは小判形。しっかりとつゆを吸って旨い。予想以上に良かったのが浅漬け。オレンジとの珍しい組み合わせだが、自分がセロリ好きなこともあって家で真似したくなった。追加は日本酒にしようと思ったが、人気銘柄を揃えて過ぎてかえらく値付けが高めだったので「電気ブランハイボール」にしてみた。酒肴の追加はもの珍しさもあって「大根の唐揚げ」を。電気ブランを店で呑んだのは浅草の「神谷バー」以来かも。でもハイボールにするとあの独特の香りが薄まってしまうのがちょっと惜しい。品名だけで選んだ「大根の唐揚げ」は大根を棒状にカットして下味を付け、片栗粉をまぶして揚げてある。唐揚げと言うよりは竜田揚げか。ちょっと味付けが濃いがつまみにはなかなかイイ。これも家で真似してみたいナ。BGMが裕次郎だったりと無理して"昭和"推しなのはちょっとあざといが、酒肴は色々工夫していてなかなか面白かった。また昼に呑みたくなったら寄ってみよう。(勘定は¥2,000程)

 

大衆食堂 飯具

愛知県一宮市栄3-2-19

 

( 一宮 いちのみや はんぐ 居酒屋 酒場 ハイボール デンキブラン 神谷バー おでん 漬物 漬け物 )

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Voyeurs / Two

2022年07月03日 | オルタナティヴ・ロック

Voyeurs / Two (1998)

ジューダス・プリースト(Judas Priest)のロブ・ハルフォード(Rob Halford)と、マリリン・マンソン(Marilyn Manson)やロブ・ゾンビ(Rob Zombie)と組んでいたギタリスト、ジョン5(John 5)のユニット、トゥー(Two, 2wo)。このユニットについては当時はもちろん、最近まで何も知らなかったが、たまたまトレント・レズナー(Trent Reznor)の過去のディスコグラフィーを調べていて彼が参加していると知り、探してみるも廃盤なのかなかなか見つからず、やっとネット・オークションにて手に入れた次第。どうしてこの組み合わせになったのかは調べてみてもあまり情報が出てこない。1998年のトレント・レズナーというと名盤「The Fragile」の発売を翌年に控え、乗りに乗っていた頃。そんな頃にこんなコラボがあったなんて、かなり追っかけていたはずなのに全然知らなかった(クレジットは”Executive-Producer”)。

さて音はというと、さすがオルタナティヴ全盛期。あの頃に一世を風靡した不穏な音が満載。上記のアーティストらをよく聴いた自分には懐かしさも感じるサウンド。当時ナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails)との関係も深かったDave Ogilvieなんかもクレジットされていて、なるほどと。肝心のロブ・ハルフォードのヴォーカルはヘヴィー・メタルの唱法とは全然違い、やや一本調子でオルタナ特有のハードな音の洪水の中にあり、彼のファンから評判が悪かったのも納得出来る。彼のヴォーカルを生かしているとは言い難い楽曲。当時はジューダス・プリーストは脱退していた時期のはずなので、こういう路線を試していたのかな。自分は面白いと思ったが、これといった記憶に残るポップな楽曲が無いのでアルバム1枚というとやっぱりちょっと辛い…。

ネット・オークションにて購入(¥680)

  • Label ‏ : ‎ Atlantic UK
  • ASIN ‏ : ‎ B000024Y63
  • Disc ‏ : ‎ 1
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ブラジル @岐阜県岐阜市

2022年07月03日 | 岐阜県(岐阜)

以前から一度寄ってみたいと思っていた岐阜市入舟町の喫茶店「珈琲屋ブラジル」。日曜休みの店なのでなかなか機会が無かったが、ある土曜日に近くで昼食を摂ったので、その後に寄ってみた。店の横に1台ないしは2台停められる駐車場がある。力強い店名のフォントと、つたの絡まる店先の雰囲気が素敵。中に入ると意外と奥に広い。赤のベロアのソファーが並び、ペンダントライトがぶら下がっている。手前の席に座るなり女将さんが「タバコ?」と灰皿を置いてくれようとする。”店内禁煙”と書いてあるんだけれど(苦笑)。「日替ランチ」など食事も出来るようだが、済ませた後だったので「ホット(ホット・コーヒーの意)下さい」とお願いした。女将さんが1人でやっていらっしゃるように見えたが、店に入った時に自分の前の席で缶ビールを呑んでいる男性が「いらっしゃい。」と言った気がするので主人かも。

すぐに出てきた「コーヒー」は白いカップとソーサーで供された。お煎餅付き。啜ると香りこそ乏しいが、なかなか旨いコーヒー。バランスが良くいい感じ。煎餅を割り食べながらムード歌謡が流れる店内でゆっくりとコーヒーを啜る。もちろんこのコーヒーと煎餅は合わない(笑)。店内には名鉄の路面電車が店の目の前を通っていた頃の写真が飾られていた。勘定してもらったら何と300円!。安過ぎないか。しかもこのご時世にこの値段のままモーニング・サービスもやっているというから凄い。この地方の喫茶店はどこも本当に頑張り過ぎ。自分はわざわざ”モーニング”目当てで来ることは無いだろうが、「日替ランチ」を食べにまた寄ってみようっと。(勘定は¥300)

 

珈琲屋 ブラジル

岐阜県岐阜市入舟町4-32

 

( 岐阜 ぎふ 珈琲屋ブラジル 喫茶ブラジル 喫茶 喫茶店 純喫茶 ランチ 日替りランチ コーヒー モーニング )

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大黒屋商店 @岐阜県恵那市

2022年07月02日 | 岐阜県(東濃・老舗)

岐阜県恵那市の岩村城下町を散策。メインの通りを駅方面までずっと歩き、途中で公開されている岩村藩の商家や古い建物を見学し戻って来た。おやつに五平餅をいただこうと寄ったのは、これまた古い佇まいの「大黒屋商店」。店舗では味噌やら菓子やらの食材を売っており、だんごや五平餅を打っているスペースは横にある。こちらの五平餅は「団子五平餅」と呼ぶそうで、それをお願いした。すでにたれをつけて置いてあるものをもう一度焼いてくれる。

五平餅には大きく分けて”わらじ型”と”団子型”があるが、手渡されたこちらの「団子五平餅」は、小さめの玉が3つ竹串に刺さっている。手に取った串の香ばしい匂いがもう旨い。店先には”胡桃、胡麻、ピーナッツを使っています”と書いてある。東濃地方の五平餅のたれはそれらの加減でかなり甘い味付けのことが多いが、こちらは想像していたほど甘くなく、旨い。小さいのであっという間に食べ終わってしまった。「みたらし団子」を追加して焼いてもらおうかと思ったが、後客が先に注文を入れ時間がかかりそうだったので次の機会に。次に来た時は店頭に並んでいた「からすみ」(←和菓子の名前です)「おひねり」「おこわ」なんかも買って帰りたいナ。(勘定は¥100)

 

 


 

↓ 屋根に上がった屋号の入った軒行灯が素敵な「立花屋」(建築詳細不明)。築約120年で、30年前までは洋品店だったそうだ。現在はリノヴェーションされてカフェ「Hyakkei(百経)」が営業中。

 

↓ 店先にいくつか古い看板が並ぶ「矢野書店」(建築詳細不明)。「國定教科書取次販賣所」の木製看板が掛かっている。

 

↓ 内部が公開されている「土佐屋(現・工芸の館)」(建築詳細不明・復元改築)。260年前に染物行を営んでいた商家。一番奥の建物には染料が入っていただろう甕(染壺)が並ぶ土蔵もある。

 

 

 

↓ こちらも内部が公開されている「勝川家」(江戸後期建造)。江戸末期の商家で屋号は「松屋」だったそう。奥には立派な土蔵があったり、書院や茶室が残っている。急勾配な箪笥階段の上は使用人部屋だそう。

 

 

 

 


 

大黒屋商店

岐阜県恵那市岩村町本町310-2

 

( 恵那 えな 岩村 いわむら 岩村城 岩村城址 岩村城下町 だいこくや 大黒屋 だいこくやしょうてん 半分青い 紺屋土佐屋 )

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