ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Dirty Mind / Prince

2022年10月20日 | ソウル・ファンク・R&B

Dirty Mind / Prince (1980)

プリンス(Prince)の1980年発売の3枚目のスタジオ・アルバム。自分がプリンスを聴き始めたのは1983年の「1999」からだったので、その前に発売された3枚は持っていない。このアルバムに収録されている曲も後に色々なコンピなどで聴いてはいるが、アルバムとして通して聴くのは初めて(のはず)。当時はまだプリンスの情報は自分には届いておらず、PVもほとんど観た記憶が無いし(「1999」からの曲でさえ)、どんなアーティストであるかは知らなかった。ストーンズ(The Rolling Stones)の81年の全米ツアーで前座に抜擢されたが、(どう考えても客層が合わない)客から大ブーイングを喰らってしまった、なんていうニュースもきっと後から知ったはず。ミック(Mick Jagger)は当時から彼の凄さを認めていたらしいが…。

アルバムは後にシンディ・ローパー(Cyndi Lauper)にカヴァーされる02を初め、ファンキーな曲が彼特有のファルセットで歌われていて、演奏ももちろんほとんど全てプリンス自身(のはず)。今からだとこの意外とシンプルなサウンドは”プリンス節”とでも言えるだろうが、当時は時期的に”ディスコ”で括られたろうことは想像に難くない。にしても同時代の他のファンクと比べてもロック寄りの独特の雰囲気がある。英語の比喩とかは直感的には分かり辛いが、ジャケットのイメージからも分かるようにかなりセックスについて踏み込んだ描写が見られる。よくこの内容で大手レコード会社がOKを出したものだ。30分という短い尺で音もスカスカだけれど、このアルバムすごくイイ。

中古店にて購入(¥650)

  • Label ‏ : ‎ WEA
  • ASIN ‏ : ‎ B000002KLP
  • Disc ‏ : ‎ 1
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川村屋 (2) @名古屋市中区・新栄

2022年10月20日 | 名古屋(中区 老舗)

久しぶりに新栄の和菓子の名店「川村屋」に足を運ぶ。暑い中歩いて向かったので汗が止まらない(訪問:夏)。この後に他所に行こうとしていたので上生菓子は持って帰れないだろうと干菓子目当て。質素な佇まいの店の戸を引く。中に入るとガラス棚の中の菓子はシンプルにいくつか並ぶのみ。奥に声をかけて出ていらした女将さんに「落雁を…」と尋ねると、今は作っていないとのこと。なんでもコロナ禍によって茶会が軒並み中止になってしまい、売れないので一時製造を中止しているのだとか…。でも手ぶらで店を出てくるわけにはいかないので、この後の予定を変更して上生菓子を選ぶことに。サンプルは6つ程出ていたが、その中でも4種類しか残っておらず、それらを全て1つづつ購入することにし、箱に入れ包んでもらった。

家に帰って妻と分けっこ。購入したのは「こぼれ萩」「白蓮」「金魚鉢」「青苔」の4つ(※名前の覚えに自信ありません)。先の2つを自分が、そして後の2つを妻に。「こぼれ萩」は綺麗な緑色の餅皮にうぐいす餡。ふわっとした口当たり。「白蓮」は笹の葉に包まれていてしっとりと瑞々しく、葛を使ってあるのかプルプルとしてこぼれてしまいそう。真ん中に入っているのは名前からいくと蓮の実かな(未確認)。抹茶粉を買って帰るのを忘れたので煎茶でいただいた。茶道の盛んな名古屋だけに、茶会が無いというとこうして携わっている色々な仕事に影響が出るんだな。やっと国を挙げてコロナ感染者が出ていたとしても”日常を取り戻す”モードに入ったようなので、以前と同じとは言わないまでもだんだん回復していくことを祈る。(勘定は¥1,300程)

以前の記事はこちら

 

 

御菓子司 川村屋

愛知県名古屋市中区新栄2-18-1

 

( 名古屋 なごや 新栄 しんさかえ かわむらや 和菓子 上生菓子 落雁 干菓子 栗きんとん 藤団子 茶道 茶会 茶菓子 )

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