第49期棋聖戦七番勝負第3局が宮城県知事公館で2月5日(水) ・6日(木)に打たれ、井山裕太王座が一力遼棋聖に白番中押し勝ちをおさめシリーズ2勝1敗とした。
(日本棋院HPより抜粋)
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2-1と一歩リードの井山王座、自分のペースをつかんで難戦を制しました。
敗れた一力棋聖、苦しい流れを断ち切れず・・・。
囲碁界のトップを走る一力さんですが、経験豊富な井山さんの柔軟な対応に焦りがみえるようです。
本局も白番勝ちで次局は一力さんの白番、結果に注目ですね。
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第49期棋聖戦七番勝負第3局が宮城県知事公館で2月5日(水) ・6日(木)に打たれ、井山裕太王座が一力遼棋聖に白番中押し勝ちをおさめシリーズ2勝1敗とした。
(日本棋院HPより抜粋)
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2-1と一歩リードの井山王座、自分のペースをつかんで難戦を制しました。
敗れた一力棋聖、苦しい流れを断ち切れず・・・。
囲碁界のトップを走る一力さんですが、経験豊富な井山さんの柔軟な対応に焦りがみえるようです。
本局も白番勝ちで次局は一力さんの白番、結果に注目ですね。
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囲碁格言に「ノゾキにツガぬ馬鹿はなし」というのがあります。
ただ、プロの対局を見ていると、ツガないケースも多くありますね。
囲碁格言にはナルホドと納得するのも多いのですが、「ノゾキにツガぬ馬鹿はなし」の信頼度はイマイチです。
「ノゾキにツグ馬鹿、ツガぬ馬鹿」という格言もあり、ノゾキを巡る判断はややこしい・・・。
ザル碁党も反発してツガず、痛い目にあったことが何度も・・・。
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◎NHK杯/準々決勝の組み合わせ
◆芝野虎丸八段(25)VS余正麒八(29)
◆一力遼NHK杯(27)VS井山裕太王座(35)
◆富士田明彦七段(33)VS佐田篤史七段(29)
◆平田智也八段(30)VS許家元九(27)
ベスト8の年代は30代(3)、20代(5)、最年長は井山さんの35歳、40代は残念ながら敗退となりました。
ここ数年、囲碁界の若年化は予想以上ですね。
本命は前期優勝の一力さん、対抗は井山さんですが、準々決勝で当ることに・・・。
芝野さんにも頑張ってほしいのですが、NHK杯ではイマイチ・・・。
余正麒さん、許家元さんもチャンスがありそうです。
NHKテキスト囲碁講座12月号に「十代の三新鋭、堂々の初陣!」という記事がありました。
表悠斗・三段(17)、熊木熙弥・二段(19)、上野梨紗・女流棋聖(18)で、表さんは3回戦進出、上野さんは2回戦進出、熊木さんは初戦敗退でした。
福岡航太朗・竜星(19)は1回戦勝利、2回戦で山下九段に半目負けとなりました。
今後も10代棋士が囲碁界に新風を吹き込みそうですね。
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日本棋院・関西総本部の院生である関山穂香さん(17歳)が、令和7年度の女流特別採用推薦を経て、プロの囲碁棋士となることが決まりました。関山穂香さんは、高祖父・関山盛利四段から続く囲碁一家の出身で、日本棋院・関西棋院を通じて5代目の囲碁棋士誕生は初めてとなります。
<参考:関山家について>
初代 関山盛利四段(日本棋院関西支部所属棋士、生没年不詳)
二代 関山利一九段(日本棋院から関西棋院に移籍。第 1 期本因坊利仙。1909年12月23日~1970年1月15日)
三代 関山利夫九段(関西棋院棋士、1937年7月20日~1992年9月2日)
四代 関山利道九段(関西棋院棋士、1973年6月29日)
五代 関山穂香さん(日本棋院棋士、2007年6月26日)
(日本棋院囲碁Webより抜粋)
◎四代続く木谷家
初代 木谷実九段(故人)
二代 小林禮子七段(同)
三代 小林と父小林光一名誉棋聖(72)の間に生まれた娘の小林泉美七段(47)
四代 小林と張栩九段(44)の間に生まれた張心澄二段(18)と張心治初段(15)の姉妹
(日刊スポーツより抜粋)
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初の5代目囲碁棋士の誕生ニュース、新聞ではあまり大きく取り上げていませんね。
二代の関山利一九段は第1期本因坊で有名ですが、それ以降はあまり知られていないからでしょうか。
4代続く木谷家は女系が継いで、夫の小林光一、張栩はタイトル・ホルダーとして活躍し有名です。
囲碁界では親子、兄弟姉妹など多いのですが、将棋界はあまり聞きません。なぜか・・・?
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