「第61回NHK杯テレビ囲碁トーナメント」決勝は3月23日放送され、結城聡十段が河野臨九段に白番中押し勝ちし、3連覇を達成した。第56、57回の連覇を加え、6年で5度目の優勝になる。3連覇は故坂田栄男名誉NHK杯、依田紀基九段に続き3人目。
(朝日囲碁Webより抜粋)
「結城3連覇、ヨセの絶妙手が勝因に」 「河野 序盤先行も・・・」
(週刊碁見出しより)
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結城十段はこのNHK杯で3連覇、6年で5回優勝と滅法相性がいいようです。
本局では序盤押され気味でしたが中盤で盛り返し、一進一退の熱戦を制しました。
早碁の場合、瞬時の決断が勝負を左右しますが、結城さんの勝負勘はバツグンですね。
敗れた河野九段、序盤は力強い攻めで好調でしたが、中盤以降に持ち前の冷静さが乱れたかも知れません。
これで8月に予定されている「テレビアジア選手権」には今回決勝に進出した両者と、昨年優勝した井山6冠の3人が出場します。
厳しい戦いが予想されますが、健闘を期待しましょう。
今期のNHK杯では首藤七段が快進撃で準決勝に進出、大いに気を吐きました。
十代の余七段も小林覚九段、張栩九段といった強豪を倒して大物ぶりを発揮しましたね。
このNKK杯、過去の通算優勝回数をみると1位は故坂田・名誉NHK杯の11回、2位が大竹九段、依田九段、結城十段の5回となります。
今さらながら坂田師の凄さを実感しますね。
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本シリーズ準決勝のテレビ解説は山城九段(河野・高尾戦)と石田芳夫九段(首藤・結城戦)、決勝は小林覚九段(河野・結城戦)でした。
山城九段はちょっと頼りない感じですが、ホンワカした雰囲気が救われますね。
石田九段は首藤七段の敗勢に辛辣でしたね。大御所ですから・・・
小林九段はは勝者、敗者に紳士的なコメントが好感触・・・
解説者の話術で対局の印象も随分変わりますね。
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