一力さんが世界戦優勝(応氏杯世界選手権)を果たして一カ月以上が経過しました。
新聞・雑誌などでは世界戦への期待する記事が、ボチボチ見られます。
「月刊・碁ワールド/11月号」でも快挙をトップに取り上げています。
その中で注目したのは、「サポート体制の充足」という記事です。
一力さんは昨年秋のアジア競技大会で中国・韓国・中華台北と日本の大きな差を実感したとのこと。
「組織としての、選手へのサポート体制です。中国・韓国・中華台北は対局以外の面で懸命にカバーしようという姿勢が見えました。特に韓国は、選手と監督・コーチが常に一緒に行動していて、研究などもしている-これが団体戦での圧倒的な強さに繋がったと思います。ここが日本との決定的な違いだと思いました。
応氏杯世界選手権では、中国遠征すべての帯同を許家元九段が引き受け、準決勝、決勝五番勝負も含めてずっと、一力さん、許さん、孔令文七段、そして身体のコンディショニング担当の整体師さんの四人で行動していたのです」
ナルホド、囲碁界も世界戦ではサポート体制の重要性が問われるようです。
陰の立役者、許家元さんの奮闘に拍手!!
囲碁界は苦境の時代ですが、世界戦でのサポート体制の充足を継続してほしいですね。
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