天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第43期碁聖戦第2局/許が連勝!

2018-07-10 21:00:00 | プロ棋戦

第43期碁聖戦五番勝負第2局が7月6日(金)に東京都市ヶ谷の「日本棋院東京本院」で行われた。結果は許家元七段が井山裕太碁聖に黒番1目半勝ちをおさめ2勝目をあげた。第3局は8月3日(金)に大阪市の「日本棋院関西総本部」で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「許家元連勝、冷静にリード奪う」 「井山、7冠維持に黄信号!?」
   (週刊碁見出しより抜粋)

     ○ ● ○

2連勝で7冠をカド番に追いつめた許さん、 【終始一貫】 冷静な打ちぶりが光りました。



敗れた井山さん、本因坊戦では7連覇を決めたものの碁聖戦は危ない・・・。

本シリーズ開幕前に「井山 vs 許」戦の組合せを見て、いかに好調の許さんでも7冠相手ではドーモ・・・と思いました。
しかし結果はここまで挑戦者の2連勝。あと1勝でタイトル奪取ですが、ここからが正念場ですね。

崖っぷちに追い込まれた井山さん、7冠キープの予想は5割か・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2017-07-10):第12回朝日アマ名人戦全国大会/大関さん優勝!

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第73期本因坊戦第5局/本因坊文裕7連覇達成

2018-07-08 21:00:00 | プロ棋戦

第73期本因坊戦七番勝負第5局が6月30日、7月1日に福島県会津若松市で行われ、白番の本因坊文裕(井山裕太九段)が山下敬吾九段に中押し勝ち。シリーズスコア4勝1敗で7連覇を達成した。
   (日本棋院HPより抜粋)

「文裕7連覇、カウンター炸裂」  「山下無念!、また敵わず」
   (週刊碁見出しより)

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本シリーズの井山さんは初戦を落としたものの、その後4連勝でタイトル防衛。大方の予想通りでしょうか。
敗れた山下さん、初戦の奮闘でもつれ込むかと思いましたが、 【残念無念】 ・・・・。

これで井山さんの本因坊7連覇は坂田栄男さんと並ぶ3位タイ、9連覇の高川秀格さん、趙治勲さんの10連覇に迫ってきました。
どこまで続くか井山一強時代。ただ碁聖戦では許家元さんに2連敗と予断を許さぬ状況、踏ん張れるか・・・。

    ○ ● ○

今回の対局地は福島県会津若松市の「今昔亭」。先月行われた女流立葵杯戦もこの宿でしたね。
この本因坊戦では第1局が山口県萩市(長州)の明倫館、第2局が大政奉還の京都二条城、そして第5局が会津と「明治維新150周年シリーズ」とのこと。

戊辰戦争で深いキズを負った会津にとって、明治維新は暗いイメージでしょうね。
ただ、敗北の先には光明があると信じて・・・。 山下九段、ガンバレ・・・。

    ○ ● ○

1年前の記事(2017-07-08):勝負ウェア

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感想戦は負けた側のためにある

2018-07-06 21:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

第76期将棋名人戦で立会人を務めた森けいじ・九段がこう語ったと、知人の記者から聞いた。
将棋や囲碁に特有のこの感想戦では、ふつう、勝者は敗者が口を開くのを待ち、敗者のペースでやりとりが続く。負けた側の納得のゆくまで、そこに立ち現れるべきであった正しい理路を二人して追究する。
ものごとの検証というのはかくあるべしと思う。
  (6/14、朝日新聞/折々のことば/鷲田清一)

    ○ ● ○

プロ棋戦で終局後の感想戦は、一つの儀式のようですね。
敗者が気持の整理をする時間かも・・・。
感想戦で翌朝まで粘る棋士もいたようですが、最近はそれほど・・・。

アマの場合、負けた方は不機嫌な人が多いようですね。
負ければ悔しいのは当然ですが、 【行雲流水】 素直に相手を讃えたいものです。
ムズなところですが・・・。

感想戦もいろいろありそうですが、「人生の感想戦」はまだ先かと・・・。

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1年前の記事(2017-07-06):勝負メシ

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世界アマ選抜群馬県大会/2018

2018-07-04 21:00:00 | 囲碁群馬

樫村さん(太田)2度目V
第40回世界アマ囲碁選手権日本代表決定戦県大会が7月1日、前橋市の県生涯学習センターと上毛新聞社で開かれた。太田市の樫村仁さん(28)が2度目の優勝を果たし、日本代表決定戦に進出した

①樫村 仁(28、太田市) ②松永 有(16、前橋高2)
③金田行正(80、前橋市) ③吉野延美(78、高崎市)
      (上毛新聞より抜粋)

     ○ ● ○

全国大会につながる群馬県大会は三つあります。今年度の優勝は「朝日アマ名人」が青柳さん(17)、「毎日本因坊」が渋谷さん(20)、「世界アマ選抜戦」が樫村さん(28)となりました。
いずれも10代、20代が代表に選ばれ、 【世代交代】 の波は否応なしに・・・。

今大会の参加申込は27名でしたが当日2名が欠席、このため1回戦の不戦勝者が7名と大会運営面ではドーモ・・・。
対戦方法は次回の課題です。

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1年前の記事(2017-07-04):世界アマ選抜群馬県大会/2017

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第43期碁聖戦第1局/許が先勝!

2018-07-02 21:00:00 | プロ棋戦

井山裕太碁聖に許家元七段が挑戦する第43期碁聖戦挑戦手合五番勝負が6月23日(土)に石川県金沢市で開幕した。第1局の結果は226手まで許が白番中押し勝ちをおさめシリーズ先勝した。第2局は7月6日(金)に東京都千代田区の「日本棋院東京本院」で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「許家元先勝、充実の内容で井山破る」 「井山初戦黒星、時間に追われたか・・・。」
   (週刊碁見出しより抜粋)

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七大タイトル初挑戦の許七段、苛烈な攻めで 【打倒王者】 、大きな1勝を挙げました。



敗れた井山七冠、タイトル戦の連続でお疲れモード?

金星を挙げた許さん、勝ち星ランキングでも22勝2敗で2位(1位は芝野さん:23勝11敗)と半端ない成績です。
しばらくは芝野さん、許さんの活躍に注目!!。

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今回の対局地は石川県金沢市の「北國新聞会館」。「北國」は「ほっこく」と読むようです。
「きたぐに新聞」ではイマイチということでしょうか。北国街道なども「ほっこく」ですね。

読み方としては「北国:きたぐに」の方が情緒を感じられそう・・・。
千昌夫が唄う「北国の春」という歌謡曲がありましたね。

    「北国の春」
 
  作詞:いではく 作曲:遠藤実
  唄:千昌夫

 ♪白樺 青空 南風~
  こぶし咲くあの丘 北国の
  ああ 北国の春~

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1年前の記事(2017-07-02):第4回会津中央病院女流立葵杯/里菜優勝!女流3冠に

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