高校3年の息子。
大学受験を控えて、今年の夏休みはずいぶん頑張って勉強していた。大好きなスポーツのテレビ観戦(ロンドンオリンピック、甲子園)も極力控え、30年前のちゃらんぽらんでどうしようもなかった高3の頃の自分を思い出すと恥ずかしくなるほどだった。
そんな息子、今日から2学期。休み明けにいきなり実力試験があるということで、応援のメールを出した。
件名; 頑張れ!
本文; 夏休み、よくやったね。今日はケアレスミスに注意して頑張れ! コロ健。
頑張ってる人に頑張れといってはいけない、という。
とくに、うつ の人に頑張れと言うのはかえって追い込んでしまうから、よくないという。
今の私だって、これ以上頑張るのはきつい状態だ。だれかに頑張れと言われても、どう頑張ればいいのかわからないほどだ。うつではないが、少なくとも心の中でふてくされてしまうだろう。
息子だって、1ヶ月以上ずっと頑張ってきて、さらに、残暑続きのこのところ夏バテ気味できつそうだった。
でも、頑張ってきたから、それを信じて頑張れ、と応援したかった。
若くて、強い心であると信じて。
普段は、私がメールを出しても返事もしてこないのだが、返事が来た。
件名; Re:頑張れ!
本文; ありがとう
とりあえず頑張ります
頑張れと言った私の方が元気をもらうことになってしまった。