いい仲間に恵まれたと思う。
ここのところ、しんどいことが多かったので、気心の知れた仲間と飲みに行った。
あんまりしんどい状況だったので、これまでコロ健がため込んできていた多くの悩みの一部を打ち明けた。
すると、驚いたことに、彼らは異口同音に
「何言ってるんすか、センセー、そんなのどうってことないじゃないですか。そんなことよくあることですよ」と言ってくれた。
肩の荷が降り、ホッとして、なんだか涙が出そうになった。
私の状況をどこからか聞きつけた後輩からメールが来た。
そこには、数名の仲間とともに、私に指導を受けて嬉しかったこと、私の病理医としての姿勢に感銘を受けたと書いてあった。
自分がやって来たことに感謝してくれる人がいるのだと思うと、やっぱり嬉しかった。
逆のことを遠回しに言ってくる人も、もちろんいる。
世の中そんなに甘くない。
だが、八方美人なんてどだい無理な話。すべての人に良く思われるなんてこと、あり得ない。これまでの人生、まわりを気にしすぎていたのかもしれない。
そう考えると、もう少し強く生きてみようという気にもなる。