こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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よりよく生きるにはどうしたらいい?

思いやりと忖度

2018年07月11日 | 日本のこと、世界のこと

広辞苑(第6版)で調べると、「思いやり」とは”おしはかる。推量する"。一方「忖度」とは"(忖も度もはかる意)他人の心中をおしはかること。推察"。と説明されている。どちらも同じような意味で、それぞれ、なるほどそうかと、どちらも毒薬を包むオブラートとしては使いやすい言葉だと納得する。

”思いやり”という言葉はどちらかといえば少しソフトだ。真っ先に思いつくのは、在日米軍への思いやり予算。占領されて、土地を提供している上に、その費用負担まで行なわされるなんて、ひどい話だが、これが思いやり。昨今の北朝鮮、中国、韓国による日本への圧迫を考えると、このような保険はかけておかなくてはいけないということにもなるから、少し優しい言葉を使うのか。

一方、今流行りの”忖度”。これはちょっとお堅いというか、大人の言葉だ。総理大臣の知己というだけで何もかもトントン拍子に進めるように周りがお膳立てした、森友学園、加計学園問題。森友学園はこのまま潰されてしまいそうだけど、加計学園は獣医学部を足場として四国制覇もしそうだ。忖度のおかげだろう。文部科学省の局長が、東京医科大学に息子を裏口入学させた問題。局長自身は直接的な関与を否定しているようだ。でも、これも東京医大側からみたら局長あってこその不正で、これもまた忖度のなせる技。

マスコミも政府に忖度している。日本の国際競争力は今や、世界25位だそうで、経済規模も中国に追い越されてからはあまり報道しない。日本経済はどんどん地盤沈下しているのに、政治家はそのことにはあまり触れないが、マスコミも大本営発表しか報道していないような気がしてならない。

目の不自由な人が横断歩道を渡るのを手伝うのは、思いやりの心からだ。嫌いな大人同士が鉢合わせしないようにスケジュール調整するのは忖度かもしれない。思いやりも忖度も、あくまでも個人的な関係の中でならばともかく、それが公の場にまで拡大してはびこってしまったら、それこそ公私混同で収拾がつかなくなる。まあ、こんなことは日本だけの話ではない。米国もコネ社会だいう。人種のるつぼで身元確認がコネでしかできないということもあるらしいが、不公平は存在する。韓国は大統領が代わるたびに縁故者の汚職がらみのことで逮捕されている。世界を見回せば一族で国を支配しているというところはいくらでもある。こんな国は忖度だらけだろう。人間社会、実は思いやりと忖度だけで回っているのかもしれない。

理想と現実

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東京医大、局長への便宜依頼は理事長 学長も入試不正に関与(産経ニュース2018.7.5 12:57

文部科学省の大学支援事業をめぐり、東京医科大学(東京都新宿区)に便宜を図る見返りに、受験した息子を合格させてもらったとして受託収賄容疑で前科学技術・学術政策局長、佐野太(ふとし)容疑者(58)が逮捕された事件で、佐野容疑者に便宜を依頼したのは同大の臼井正彦理事長(77)だったことが5日、関係者への取材で分かった。鈴木衛学長(69)も関与したといい、2人はいずれも東京地検特捜部の調べに容疑を認めているという。特捜部は捜査に協力していることや高齢などを考慮し在宅で調べている。関係者によると、臼井理事長は昨年5月、東京医科大を私立大学支援事業の対象とするよう当時、官房長だった佐野容疑者に依頼したという。謝礼として、今年2月に入試を受験した佐野容疑者の息子の点数を加算し、不正に合格させた疑いがあるという。点数加算などの不正行為には、鈴木学長ら複数の幹部が関与していたという。特捜部は今後、同大での入試の経緯や文科省の支援事業の選定過程について実態解明を進める。今年2月の同大医学科の一般入試では3535人が受験し214人が合格。倍率は16・5倍だった。問題の支援事業は「私立大学研究ブランディング事業」。大学の看板となる研究の推進に必要な費用を国が助成し、施設の新築や機器の購入などに充てられるもので、東京医科大は、がんや生活習慣病の早期発見を推進するとの計画書を提出した。同事業には全体で188校が申請。同じ申請区分の65校のなかから、昨年11月に27校が選ばれた。事業期間は5年間で最大約1億5千万円が助成され、東京医科大は1年分の助成金として3500万円の交付を受けている。事件では、佐野容疑者の他に、受託収賄幇助(ほうじょ)容疑で会社役員、谷口浩司容疑者(47)が逮捕された。谷口容疑者は佐野容疑者を男性幹部に紹介するなどして受託収賄を手助けした疑いがある。文部科学省は、佐野容疑者(58)を大臣官房付に異動。戸谷一夫事務次官(61)を同局長事務取扱として兼務させた。

 同大などによると、今年度の入試はマークシート方式の1次と、小論文などの2次の2段階だった。事務方が合計得点順に受験生の名前を並べた書類を作成し、鈴木前学長や副学長ら10人弱で構成する入試委員会が合否を判断する仕組みだった。

 関係者によると、前局長の息子の得点は合格ラインに達していなかったという。このため、臼井前理事長が鈴木前学長に指示し、前学長らが何らかの方法で息子の得点を加算し、不正合格させたとみられる。不正を認識していたのは入試委員会メンバーでもごく一部だったとみられる。

 入試委員会での合否決定後、例年は教授会で合格者名と点数が公表されるが、点数部分が公表されなかったという。毎日新聞の取材に応じた大学関係者の一人は「なぜ非公表になったか不思議だった。今回の事件発覚で、ようやく不正を隠そうとしたのかと理解した」と話した。同大は、教授会で合格者の点数が伏せられた理由について「捜査中なのでコメントできない」としている。【巽賢司、遠山和宏、金寿英】

今年度の入試 臼井前理事長ら、不正の発覚恐れる?

 文部科学省の私立大学支援事業を巡り、東京医科大(東京都新宿区)で不正合格が行われたとされる今年度の入試で、例年は教授会で公表される合格者の点数が非公表とされていたことが関係者への取材で明らかになった。贈賄側とされる同大の臼井正彦前理事長(77)らが、不正が発覚しないよう秘密裏に事を進めた可能性があり、東京地検特捜部も経緯を詳しく調べている模様だ。

 この事件では、同省前科学技術・学術政策局長、佐野太容疑者(58)=4日付で大臣官房付=が、同大側から同省の私立大学支援事業の対象校に選ばれるよう依頼を受けた見返りに、息子を不正合格させてもらった疑いがあるとして、今月4日に特捜部に受託収賄容疑で逮捕された。同大側は、臼井前理事長と鈴木衛前学長(69)が関与したとみられる。

 同大などによると、今年度の入試はマークシート方式の1次と、小論文などの2次の2段階だった。事務方が合計得点順に受験生の名前を並べた書類を作成し、鈴木前学長や副学長ら10人弱で構成する入試委員会が合否を判断する仕組みだった。

 関係者によると、前局長の息子の得点は合格ラインに達していなかったという。このため、臼井前理事長が鈴木前学長に指示し、前学長らが何らかの方法で息子の得点を加算し、不正合格させたとみられる。不正を認識していたのは入試委員会メンバーでもごく一部だったとみられる。

 入試委員会での合否決定後、例年は教授会で合格者名と点数が公表されるが、点数部分が公表されなかったという。毎日新聞の取材に応じた大学関係者の一人は「なぜ非公表になったか不思議だった。今回の事件発覚で、ようやく不正を隠そうとしたのかと理解した」と話した。同大は、教授会で合格者の点数が伏せられた理由について「捜査中なのでコメントできない」としている。【巽賢司、遠山和宏、金寿英】

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 この事件では、同省前科学技術・学術政策局長、佐野太容疑者(58)=4日付で大臣官房付=が、同大側から同省の私立大学支援事業の対象校に選ばれるよう依頼を受けた見返りに、息子を不正合格させてもらった疑いがあるとして、今月4日に特捜部に受託収賄容疑で逮捕された。同大側は、臼井前理事長と鈴木衛前学長(69)が関与したとみられる。

 同大などによると、今年度の入試はマークシート方式の1次と、小論文などの2次の2段階だった。事務方が合計得点順に受験生の名前を並べた書類を作成し、鈴木前学長や副学長ら10人弱で構成する入試委員会が合否を判断する仕組みだった。

 関係者によると、前局長の息子の得点は合格ラインに達していなかったという。このため、臼井前理事長が鈴木前学長に指示し、前学長らが何らかの方法で息子の得点を加算し、不正合格させたとみられる。不正を認識していたのは入試委員会メンバーでもごく一部だったとみられる。

 入試委員会での合否決定後、例年は教授会で合格者名と点数が公表されるが、点数部分が公表されなかったという。毎日新聞の取材に応じた大学関係者の一人は「なぜ非公表になったか不思議だった。今回の事件発覚で、ようやく不正を隠そうとしたのかと理解した」と話した。同大は、教授会で合格者の点数が伏せられた理由について「捜査中なのでコメントできない」としている。【巽賢司、遠山和宏、金寿英】

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 この事件では、同省前科学技術・学術政策局長、佐野太容疑者(58)=4日付で大臣官房付=が、同大側から同省の私立大学支援事業の対象校に選ばれるよう依頼を受けた見返りに、息子を不正合格させてもらった疑いがあるとして、今月4日に特捜部に受託収賄容疑で逮捕された。同大側は、臼井前理事長と鈴木衛前学長(69)が関与したとみられる。

 同大などによると、今年度の入試はマークシート方式の1次と、小論文などの2次の2段階だった。事務方が合計得点順に受験生の名前を並べた書類を作成し、鈴木前学長や副学長ら10人弱で構成する入試委員会が合否を判断する仕組みだった。

 関係者によると、前局長の息子の得点は合格ラインに達していなかったという。このため、臼井前理事長が鈴木前学長に指示し、前学長らが何らかの方法で息子の得点を加算し、不正合格させたとみられる。不正を認識していたのは入試委員会メンバーでもごく一部だったとみられる。

 入試委員会での合否決定後、例年は教授会で合格者名と点数が公表されるが、点数部分が公表されなかったという。毎日新聞の取材に応じた大学関係者の一人は「なぜ非公表になったか不思議だった。今回の事件発覚で、ようやく不正を隠そうとしたのかと理解した」と話した。同大は、教授会で合格者の点数が伏せられた理由について「捜査中なのでコメントできない」としている。【巽賢司、遠山和宏、金寿英】