通勤電車内でマナーの悪い人のことを書こうと思っていたが、やめた。
不平不満というものはいくらあげてもキリがない。仮に、最初の不満が解消されたとしても、次にそこに到達したところから不満が出てくる。自分のことを棚に上げて文句を言ったところで何にもならない。
それに・・・、私自身が他人の不平不満のタネになっている。
私がただそこにいるというだけで鬱陶しい人はいるだろう。満員電車の中での私はそういう存在だ。私だっていくらでも(気がつかないうちに)マナー違反を犯しているはずだ。
人間は一人で生きていくことはできないくせに、一人でいたがる。なんとまあ、わがままな存在だろう。そして、しばしば自分のわがままに気がつかない。
逆にいえば、しょせんわがままな存在なのだったら、(限度はあるが)何をしても許されるということになる(それが法律)。結局は誰かに不平不満を抱かせることになるのだから、少々のことは仕方ないと思って生きることも必要だ。
人間はあれこれ考えてしまうが故に、自己矛盾に満ちた存在となってしまう。それでも、そのことを解消するには、結局のところあれこれ考えて生きていくしかない。
無限に