こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

人生100年時代の健康・・・上

2019年11月07日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
こうして毎日ブログを書けるのも健康であるおかげ。では、健康とは一体どのような状態を指していうことなのだろう。
病院に着くと受診に来ている方がたくさんいる。当然のことながら高齢の方が多い。加齢とともに、健康は失われ、病気は増えていく。私にしても、血圧は少しずつ上がっているし、肥満も進んでいる。腰痛もなかなか治らないとなると、やっぱり歳のせいなのだろうと思う。でも、仕事には行けるし、ブログも書いていられるのでまずまずこれが健康なのだろうと考えている。
私が病理医になった頃、ほんの30年ほど前の平均余命は男性76歳、女性81歳だった。癌にしても心疾患にしても病理医が病理診断で関わる方の多くは50歳から70歳だった。そして不幸にして亡くなられた方を病理解剖させていただき、臨床にフィードバックすることを重ね、医学は長足の進歩を遂げた。
そして今、平均余命(平成28年)は男性81歳、女性87歳だ。5歳寿命が延びたといのはものすごいことで、平均がこれだから、少し長生きする人ならば100年となる。人生100年時代が到来した。
(明日に続く)

高齢者の健康とは

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