昨日、病理学会で質問をした。
大きなセッションで質問をするのはその道の大家がするものと相場が決まっているので、私のようなものがしてはいけないのだが、切羽詰まっていたので思い切って手を挙げた。
幸い、演者の先生が討議の時間をだいぶとっておいてくれたので助かった。
数日前から診断に困っていたことがあって、話を聞くことができたらと思っていたのだが、その話題は出てこなかった。どうしても知りたいことだったので、おもわずマイクの前に並んでしまった。
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並んでいる間、心臓がばくばくするのがわかって、深呼吸をしても止まらない。なんたることか。自分が発表するときよりも緊張している。発表の場合は、話すということも何を話すか半年以上前から決まっているからいいけど、いきなり質問するというのはテンションを急激に挙げなくてはいけないので、緊張の度合いが強いのかもしれない。所属と名前を言う時に声が上手に出せず恥ずかしかったが、そのまま質問を続けた。
演者の先生からの回答は的確で、納得がいくもので、診断にも役立つことだった。
一人病理医だと、なかなかほかの病理医と話すことができない。”こんな場合は”などと
いうことに臆することなく、質問をしてよかった。
人目は気にしない