こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

”平素よりお世話になっています。”の効用

2019年11月10日 | 日々思うこと、考えること
先日、ノウハウ本のいくつかは人の不安に付け込んで売るという、不安商法的な側面があるのではないかと書いた(あなたはこれを知らないと損をする! という本の売り方 -11月3日 )。その良し悪し、実際そういうことをしていたのかそうでないかは別として、ノウハウ本は世に広がりさらにはあふれるようになってきている。そして、ノウハウ本的な生活様式が世の中に広まっているような気がする。

そう思ったのが”平素よりお世話になっています。”
自分でもしょっちゅう使っているのでどうこう言う資格はないのだが、この言葉、手紙を書くときの”拝啓”のようなもので、
『○○様
平素よりお世話になっております。
さて、・・・・の件についてですが、・・・』となる。

なんとなく変な感じがするのは、あまりお世話になっていない人に対してであっても、さらにはそれが初めてのメールのやり取りであってもその様に書き始める人がいるからだ。
そして”敬具”に相当する言い回しがないので、私は”どうぞよろしくお願いいたします”、などと結んでいる。
誰もかれもがこういう使い方をするのが果たしていいのか悪いのか。
”拝啓”よりは”お世話になっています”は格段に意味がわかりやすいので、みんなが使えば使うほど、”お世話になっている人”に面と向かって意地悪をする人はそうそういないと思われるので、実生活でもお世話になっておりますということになり、世の中よけいに円滑にいくようになるのかもしれない。

今後ともよろしくお願いいたします

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