今日は文化の日。文化といえば、学問であり、学問といえば本。その本を断捨離してみて、人生勉強というものが机上だけでは学ぶことができないということを知った。ある意味、多くの本を買って読んで、そのうちいくつかからは何かを学び、本は役目を終えて、次の読者の手にわたることとなった。
昨日は、出身病理学教室の同窓会があった。2,3年ぶりに顔を出したのは今回の異動があったから。前任地は他大学の病理学教室だったので、教室とは一旦は縁が切れたことになったのだけど、今度来た病院は元の大学系列。教室内の人事異動ではなく、私のスペシャリティーに目をつけてくれた、こちらの病院から声をかけていただいた話なので教室とは関係がないのだが、まあ、関連病院といえばそうなので、帰室のような感じということだになった。
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それはさておき、同窓会が終わってから、買いたかった医学書があり新宿の紀伊国書店に行った。今頼まれている原稿の資料で、早く手に入れたかったので、懇親会で少しアルコールが入っていたのだけど足を延ばしたのだった。
お目当の本は無事手に入り、あと、前から欲しかった江國香織の本も手に入れ、あとは陳列棚を冷やかしてみた。
いくつかの本を手に取ってパラパラ。
タイトルを読んでいてなんだか変な気分になった。
あれ?これって、人の不安につけ込んでいない?
知っておくべきナントカ、
ナントカに負けないために、
人よりナントカするための法則、
そういういわゆるノウハウ本というのが平積みになっているということに気がついた。そして私はそれらをこれまで何冊も手に取ってきたのだった。
高額ではないから不安商法とはもちろん違うが、ちりも積もればなんとやらだし。
良書に親しむ