病院の必須の力量として求められるのが、臨床検査室の検査レベルだ。国際規格「ISO 15189(臨床検査室-品質と能力に関する特定要求事項)」というのがあり、病理検査室の品質もこれに含まれている。具体的には病理診断をおこおなうための高品質の標本を作ることが求められる。なぜ、こんなことが求められるようになったかというと、病院ごとのローカルルールがまかり通っていたためだろうと思う。
誰もが同じ手順で同じことを行うことが求められ、その基本がSOP(Standard Operating Procedure)すなわち標準作業手順書だ。すなわち、SOPに従わずに作業をしてはいけないということになる。すなわち融通が利かなくなるということといえる。
そこで、気がついたのは役人の木で鼻をくくったような対応。
この書類の記載では受け付けるわけにはいきません
それならこの書類を出してください
それはここが担当ではありません
これというのは実社会ではすでにSOPが当たり前で、病院のやり方がバラバラだったのかと思った。役所とか事務方の融通が効かないというのもこういうわけかと理解した。
たらいまわし