この日本という国に不満があるわけではないが、物足りなさは感じる。ただそれはより優れた政治を求めてしまうからなのか、節制できない国民性にあきれているのかはよくわからない。そうは言っても、中国、北朝鮮を除けばコロナ禍を今の日本以上にコントロールしている国など世界中どこにもない。節制などという言葉、自分の若かった頃の生き方を思い出したら口が裂けても言えない。世界でもトップクラスのマスク着用率がここ数ヶ月の新規感染者数に現れているわけで、国民性だってまずまずだ。だから、物足りなさを感じるものの、これといった不満を上げるのは難しく、まあ、今のままでいいのかと思ってしまう。
これは、1ヶ月ほど前に行われた総選挙で、自民党が圧勝した安心感とか、終わってみたら一体何が言いたかったのかわからなかった立民の議席減とか、維新の躍進とか、政治体制が落ち着くところに落ち着いたから感じるのかもしれない。落選した人や、落選した人を応援していた人を除けば、国民の多くはこの選挙結果を受け入れているだろう。投票率が55%だったからといって、半分近くの人は投票に行ったし、残りの人は”投票に行く人に白紙委任”したと考えたらいいような気がする。
人との付き合いで、
他人には期待してはいけない
とはよく言われることだが、個人的なレベルでは他人に期待してはいけないが、政治家の仕事とは、”期待されること”であって、選挙とはその期待度の尺度だ。
今、政治に期待することはたくさんあるが、新型コロナ対策を軸とした政策、新型コロナありきの政治というものを行って欲しい。そういう点でも総裁選での岸田総理の弁は記憶に残っていて、政争にかまけることなく、国民の期待に応えるべく、より良い政治を行うことに邁進してもらいたい。
自分でもできることを考える
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