ほんの少しの冷気を残した朝の空気。もう少し眠っていたいという体をシャキッとさせるにはちょうどいい。
朝、鎌倉駅に着いたら市議会議員選挙の候補者がわんさかいた。まるで大学の入学式の日の新人部員の勧誘のようで苦笑してしまった。これならかえって江ノ電のどこかの駅前に立った方がインパクトはありそうだ。
プーチンに批判的な野党指導者が拘束され、生命の危機に瀕しているというのと、ミャンマーで日本人ジャーナリストが軍によって拘束された、という2つのニュースをNHKで聞いた。プーチンもミャンマー国軍も都合の悪いことは発信させないという強い意志があるのだろう。
公的機関、すなわち権力者にとって社会秩序を守ることと自分たちの組織を守ることは等価だ。そして、そのためにはなりふり構わずなんでもする。自浄作用がある組織であれば内部からの改革が行われて、それなりに国民は幸せでいられるかもしれないが、独裁的な政権下で自由がないことは結局のところ不幸になる。
インターネットによる情報公開、情報共有が著しく制限されている国は少なくない。インターネットによる情報発信から弾圧を加えるということが今や当たり前だ。日本はいまのところそのような状況には陥っていないが、国がそのようなことをしようと思えばすぐにできる。
日本では言論の自由が守られているが、それは憲法のおかげだ。ただ、その憲法も解釈の仕方はいくらでもある。”常識的に”という行動は”独善的だ”とされてしまうかもしれない。たとえ形骸化していても憲法は守っていかなくてはならない。そのために、政治家になる素質のない私にできるのは投票行動であり、選挙の際には少しでも多くの人が投票所に向かうことだと、ここ数日強く思うようになった。政治への無関心は、自分たちの不自由となって跳ね返ってくる。
半年以内に総選挙