きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

*掲載している画像の無断複写・転用は固くお断り致します*

新潟 de 鳥見’23.4/28

2023年05月10日 | 県外の鳥見
今年に入って初めての県外遠征鳥見。かなり久しぶりなので、ワクワク・ドキドキ。ここは、新潟県内の鳥見ポイント。朝というか夜中の2時に家を出発。現地には早朝5時過ぎに到着した。かなり早目の朝食をとり、カメラ機材を準備して、いざ、ポイントへ。6時前なのでまだ誰も来ていない。なので、一番いい場所をとり、セッティングした。帰りはお昼をちょっとだけとって昼寝して、出発は13時半の予定。なので、正味6時間半の鳥見となる。期待するのは、コマドリさん。近くで鳴く声は聞こえるが、これがなかなか出てくれない。結局、この日コマドリに出会えたのは、別の場所で、それもほんの一瞬のみ。鳥の出を待っていると、最初に出てくれたのはアオジくん。しかも、すぐ目の前の木の枝で、超近い。久しぶりにアオジのさえずりを堪能。
<アオジ>

その後、しばらくして、オオルリ雄と雌、キビタキ雄が出てくれた。オオルリは木の上の方にいて、なかなか下に下りてくれなかった。その点、キビタキは下に下りてくれて、石の上にもとまってくれた。おかげで様々な場面を撮ることができた。
<オオルリ雄・雌>

<キビタキ雄>

10時過ぎ、草刈り作業をするという事で、強制的に場所移動となり、東やのところに移動した。ここでは、早朝、立ち寄った時にルリビタキ雌と出会っていた。しかし、撮った画像は暗さのためブレブレで全滅だった。撮り直しということで、ルリビの出を待っていると、程なくして登場。イスに座っていると、近づく・近づく・さらに近づく。とうとうフレームからはみ出てしまった。どんだけ人馴れしているのか。コマドリの声がちょっとだけ近い時があり緊張が走ったが、結局出てくれたのはほんの2,3秒だった。雌だった。それ以後は全然声も無し。もちろん、シャッター間に合わず・・・。
<ルリビタキ雌タイプ>

やや大きめの鳥さんが木の上の方にとまった。空抜けでやや逆光気味だったが、イカルだった。イカルを見るのは久しぶりだった。
<イカル>

イカルは木の上の方にとまり、その後飛び去ってしまったが、このシメは、地面に下りてきた。エサを探しているようで、倒木の下に入ったり、土手の際を歩き回ったりしていた。くちばしがシルバー色になっており、そろそろ繁殖の準備が始まるぞといったところかな。
<シメ>

草刈りが終わったのか、音がしなくなったので、他のカメラマンさんたちは戻って行った。今もどっても出ないだろうと予想し、自分はしばらくここで粘ることにした。そんな時に出てくれたのが、このエゾビタキ。「ヒー、ツー、キー。」と鳴けばすぐにエゾビタキとわかるが、この時は、「キー」というような金属音のような地鳴きしか聞こえなかった。ムシクイ類は画像だけではなかなか識別が難しいが、白い頭央線がないので、センダイではない。上面の頭と背中の色合いが異なっている点からエゾムシクイと判定した。
<エゾムシクイ>

そろそろ本日の鳥見終了の時刻が迫ってきた。しかし、3時間半かけてやってきた割には、収穫が・・・。ここはやはり、いつものコマドリ出現ポイントにかけるしかない。移動してみると、予想以上に人であふれている。これでは、いいポジションがとれないなぁ。仕方なく、端の方に陣取り、カメラをセットした。すると、早速鳥さんが出た。何と、喉の赤いノゴマ雄くん。ここでノゴマと会ったのは初めてだ。やはり、この時期、何が出るかわからないのが魅力のこのポイント。場所が悪く、ちょっとしか撮れなかったが、最後の最後にうれしい出会いが待っていてくれた。
<ノゴマ>

という訳で、帰りは満足感を胸に運転することができた。来年はちょっと時期を考えないといけないかなぁ。草刈りの場面に当たったので・・・。

*コメント欄は閉じています。
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新潟県瓢湖’22.7/25

2022年08月18日 | 県外の鳥見
毎年遠征している新潟県瓢湖。お目当ては、もちろんヨシゴイだ。でも、ここでは、カンムリカイツブリやバンも繁殖しており、また、コハクチョウが越夏していて、様々な野鳥が楽しめる探鳥地だ。
夜明け前の2時過ぎに家を出、瓢湖には、5時半ごろに到着した。今日は、夕方に用事があるため、お昼前には終了しないといけない。まあ、日中は暑くなる予報なので、ちょうどよいかもしれない。機材を用意し、まずは湖を一周することに。橋の上からハスの花の状況を確かめると、以前のハスの花の見事さからすると、ハスがすっかり無くなってしまった感じで、瓢湖と言えば「ハスの花の瓢湖」だったが、今はとても言えない状況となってしまった。まあ、所々にはハスの葉が見られるが・・・。1周して、出会えたヨシゴイは1羽だけだった。ハスが減り、ヨシゴイにも影響が出ているのだろうか。心配だ。
<ハスの風景、ハスにとまるヨシゴイ>

ヨシゴイが飛び去った後、出てくれたのは、カンムリカイツブリだった。親子と思われる個体が、付かず離れずで泳いでいる。幼鳥は2羽いた。事前の情報では、何組か親子がいるようだ。
<カンムリカイツブリ親子>

次に、島の藪から登場したのは、バンの親子だ。こちらの雛はまだ小さく、親からエサをもらっている。親の後を必死に追いながらエサをねだる姿はとっても可愛らしい。
<バンの親子>

8時半ごろ、車に戻って、やや遅めの朝食タイム。さぁ、ここから後半戦。だんだんと気温が上がってきたが、木陰に居るとまだまだ爽やかだ。橋を渡って通称「カワセミポイント」に行くと、カワセミねらいと思われるCMが数人おられた。その中で、自分はヨシゴイの出を待った。前半は、1羽しか出会えなかったが、朝食後はヨシゴイの成鳥2羽に出会うことができた。
<ヨシゴイ成鳥>

そして、向こうの藪の中からちょこんと姿を現したのは、ヨシゴイの幼鳥だった。周辺を確認すると、幼鳥は3羽いるようだった。頭にまだ産毛が見える。親を呼ぶように時々鳴く声も聞こえる。観察していると、自分でエサを捕るようになっていた。しかし、そこはまだまだ幼いヨシゴイちゃん。こんな場面も・・・。
ハスの茎にとまって、じっと水面を見ていたその時、くちばしを水面に刺し込んだ。捕まえたのは・・・、何だろう?お腹の白いところやしっぽの感じから、巨大なオタマジャクシ??
そんな訳ないか。ナマズの小さいやつ?そんなところかな?魚には全く詳しくないのでよくわからなかった。そして、このヨシゴイ幼鳥、咥えては離し、離してはまた咥え、そしてまたまた離し、でもやっぱりまた咥え、・・・。そんな状態で、どうやって食べればよいか分からず、数秒間フリーズ。およそ3分ほどの格闘の末、何とか口元までしっかり咥え、やっとこれで飲み込める・・・と、こちらも安心した瞬間、何と、また出してしまった。諦めきれないこのヨシゴイ幼鳥、試行錯誤の末、何とかまたまたしっかり口元まで咥え、何とか飲み込むことができたのでした。悪戦苦闘する事、約5分。丸呑みした後は、満足そうな様子。「経験こそ、ものの上手なれ。」という一幕でした。
<ヨシゴイ幼鳥>

約5時間ほどの観察撮影だったが、後半は、ヨシゴイ幼鳥がたっぷり楽しませてくれたので、とっても充実した遠征鳥見となった。また、来年!
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新潟de鳥見’22.4/28

2022年05月07日 | 県外の鳥見
計画では昨日飛島に行く予定だったが、風が強く海上荒天という事で、定期船が欠航となってしまった。宿に連絡して予約を変更しようとしたが、5月中旬までずうっと部屋が満室状態という事で、涙を呑んで今回はキャンセルした。泣く子と天気には勝てぬ・・・だ。
連休中の予定が変わってしまったので、計画の立て直しをした。そして、この日、新潟に行くことにした。ねらいは、ズバリ、コマドリとコルリ。
夜中の2時に家を出、新潟の現地到着が5時過ぎぐらいだった。鳥見始めてからの朝食は面倒なので、かなり早いが5時過ぎの朝食タイムにした。5時半頃コマドリのポイントに行くと、誰もいない。いつもは地元の方々がスタンバイしているのだが・・・。まだコマドリは到着していないのだろうか・・・と、やや不安に。カメラをセットしてしばらくすると、やや離れた所からコマドリのさえずりが聞こえてきたので、ちょっと一安心。単に自分の来るのが早かっただけのことでした。6時を過ぎると、一人、二人とカメラマンが集合。結局、最後には10人ほどが集まった。
最初に出てくれたのはオオルリだった。しかし、ちょっとだけ。
<オオルリ>

そしてお目当てのコマドリは、オオルリが去って約5分後。割合すぐに出てくれた。しかも、かなり近い!5,6mといったところか。あまりに近いので、ドキドキしながら夢中で撮った。この時は、まだ人が集まっておらず、自分ともう一人だけ。ほとんど独り占め状態だ。撮っている時は雄だと思っていたが、あとで画像をチェックすると、胸の所に黒い帯がなく、雌だった。それでも、雄に負けないほどきれいだった。その後はまったく姿を見せてくれず。次第に人が集まってきたので、警戒しているのかもしれない。
<コマドリ雌>

その間、ちょくちょく姿を見せてくれたのは、アオジ雌とセンダイムシクイだった。
<アオジ雄雌、センダイムシクイ>

しかし、待っているのはやはりコマドリ。2時間以上経って、かなり待ちくたびれた頃に本命2回目の登場。この時は、先ほどよりはやや距離があり、しかも、あまり長居せずに退場となった。画像をチェックすると、今度は雄だった。個体によって警戒心に差がある。やはり、人が多くなると警戒してか、柵の所まではちょくちょく顔を見せるが、そこから中にはなかなか入って来ないという状況だった。
<コマドリ雄>

11時半頃車の中で昼食を食べ、再びポイントへ。しかし、コマドリはチラッとだけ顔を見せるものの、姿を現すことはなかった。仕方なく、近くに出ているキビタキに遊んでもらった。
<キビタキ>

そうこうするうちに、そろそろ帰る時刻になってきた。最後に、東やのところで鳥の出を待っていると、何やら藪の中で動く気配が・・・。急いで双眼鏡を向けると、背中の青が見えた。間違いなくコルリだ。最後の最後にチラッとだけでもコルリを確認することができ、これで一応コマドリとコルリの目標は達成することができた。そして、1時半頃帰路についた。
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新潟県瓢湖②’21.7/21

2021年08月10日 | 県外の鳥見
瓢湖での鳥見報告第2弾。
バン親子
「ハスカワ」をねらうポイントがあり、毎年、数人のカメラマンが待機しているのだが、この日は全くいなかった。カワセミ自体、この日は姿も声も確認できなかった。そのポイントのある散策道を、自分は個人的にこう呼んでいる。「バンの小径」。
この日も、「バンの小径」でバンの親子に出会うことができた。散策道に出てきて、草をついばんでいたが、親バンがセミを食べようとしていた。・・・て言うか、バンて、セミを食べるの?しばらく観察してみたが、結局、セミを咥えたまま水の中に、ハスの中に隠れてしまい、結論は出ず・・・だった。

カンムリカイツブリ親子
この日は、カンムリカイツブリの親子2組と出会うことができた。幼鳥はだいぶ大きくなっていたが、まだ自分ではエサが捕れないようで、親にエサをねだっていた。親がのびをした時、足の水かきを見ることができた。これだったら、いくらでもスイスイ泳げるなぁぁぁ。ヨシゴイの足といい、カンムリカイツブリの足といい、エサを捕るために、体のつくりを特化させていったのがよくわかる。

コハクチョウ
瓢湖では、毎年、越夏するコハクチョウが見られる。夏にハクチョウを見るのは、なんか変な感じだ。
幼鳥の姿は見られなかったので、繁殖はしていないようだが・・・。

カモの親子
カモは、カルガモ×マガモ?の交雑種と思われるが、自信はない。
親ガモの後ろにぴったりと寄り添うヒナの姿が、とってもめんこい。無事に成長してほしい。ガンバレ~、ヒナたち~

トンボ類
瓢湖では、トンボもいろいろな種が観察できる。この日は、コフキトンボとチョウトンボを撮ることができた。ギンヤンマも確認できたが、全然とまってくれず、撮ることができなかった。


今年の瓢湖遠征は、ヨシゴイを超近い距離で観察撮影することができた。午後からの天気の急変の予想もあり、時間的には制約された形だったが、充実した鳥見ができ楽しかった。
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新潟県瓢湖①’21.7/21

2021年08月02日 | 県外の鳥見
自宅周辺のハスの花が咲き始めた。ハスの花と言えば、「ハスにヨシゴイ」でしょう。・・・という訳で、恒例の新潟県瓢湖に遠出の鳥見。瓢湖は平成20年に「ラムサール条約登録湿地」となっている。
山形県内でもヨシゴイを観察することはできる。なのに、どうしてわざわざ新潟まで遠出するのか。それはですね、ずばり、瓢湖のヨシゴイはとっても近いんです。同じ新潟県でも、福島潟のヨシゴイは警戒心が強く、なかなかじっくり見ることができません。瓢湖のヨシゴイは人馴れしているようで、人がいても、すぐ近くまで来てくれるんです。そして、水中の魚などを狙うところから、食べるところまで、狩りの様子をじっくり観察することができます。なので、毎年、片道3時間半かけて出かけているのでした。

天気予報では、午後から大気の状態が不安定となり、所によっては大雨が・・・との事。これは、要注意だ。お昼前には撤収して、小国町の峠を越えないとまずいぞ。瓢湖に6時前に到着して、遅くとも11時前には撤収することにしよう。
そして、当日。夜明け前の2時過ぎ自宅を出発。瓢湖には5時半頃到着した。瓢湖のハスの花はどうなっているかかなり不安だったが、昨年よりは減っていない感じでホッとした。

今回の遠出鳥見、結果は大満足の鳥見となった。ヨシゴイはもちろん、たくさんの鳥に出会い、様々な場面を観察・撮影することができた。なので、2回に分けてアップすることに。
今回は、やっぱり、メインのヨシゴイでしょう。という事で、、、

【ヨシゴイ】編。
まずは1周して、様子を見ることに。ヨシゴイが飛ぶところを見つけたので、下りた辺りをチェックしておく。白鳥のモニュメントを過ぎたあたりで、ハスの茎にとまるヨシゴイを見つけた。が、かなり距離があるので、スルー。桜並木の散策路に入ると、カメラマンがいた。「ヨシゴイねらいかな?」と、双眼鏡で確認していくと、ヨシゴイ発見。結構近い。カメラをセットして撮影していると、飛んで、こちらにさらに近づいた。かなり近い。しばらくすると、また飛んでこちらに。凄く近い。そんな訳で、画面いっぱいのヨシゴイを撮ることができた。ハスの茎に止まって、水中の魚を狙う時、首はもちろん、体全体をぐぐっと前に伸ばして、一気に水面にくちばしを突き刺す。観察していて、「よくあんなに首が伸びるなぁ。よく水に落ちないもんだ。」と感心してしまう。

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